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“ノートをとる”という行為

  • 2009/04/13(月) 07:33:49

“ノートをとる”という言葉も死語になりつつありますし、その行為もなくなるかも知れない。

最近になって聴いた事だが、新入生にとっての必需品に録音機があるとの事だ。
近しい方から見せていただいた入学に際しての準備品の中に、講義の録音をする機械を買うように指示があった。
カセット、MD、或いはメディアの類で録音が連続90分以上出来るものという条件が書いてあった。
今時、“カセット”でもなかろうし、“MD”の録音機能付きは案外高い。そうなると“ICレコーダー”と言う事になりますな。

私の知り合いは、親子共々デジタル音痴で使い方についてのご質問をうけた。
関連ソフトのインストール、PCへの入力方法、データ保存の仕方などをお教えしたのだが、これで大丈夫なのかと言うほどに不安だけが残った。
マイク端子、イヤホーン端子ということは分かるようだが、ちょっと言葉を換えて入力端子、出力端子というと理解を超える。

父親が真剣に聞き、実際に使うであろう娘は上の空。きっとこんな調子ではこの娘は講義で使う事をあきらめて、親父が使う道具となるような気がする。
自分で選ばず、親がお節介に買い与えて、説明書も読まず、人の説明もろくに聞かないとなれば、自ずとこの人物のレベルが知れる。講義を“ノートをとらない”で録音で残し、授業中には眠っている。
何かに記録をとる事はその行為そのものが大切であり、脳を刺激し記憶力を増長する。
耳で聞くだけでは覚える事は出来にくいし、脳を活性化するには書く事が大事である。

デジタルの世代に生まれながら、簡便な携帯電話、デジタルオーディオは使えて、PC・ICレコーダーは使えないなんて可笑しい。
お遊びの分野は得意で、お勉強の分野は苦手だなんて、現代人の特徴なのかねえ?

それといい加減娘へのお節介は止めて欲しいねえ。
自立させようよ!
こういうものも必要と感じたら、娘本人に買わせればいいし、自分で説明書を読んで、自分で操作を覚えさせようよ。
いちいち親が出張って、他人に学んで、またそれを手取り足取り子供に教えるなんてナンセンス。
こんな行為はせめて中学生初等科くらいで止めようよ!

そんな親子で日本の将来は不安だよ。
こういう親子に限って、親は子供から携帯電話の使い方を習ってるんだ。

学生よ、学生諸君!
今こそ講義はノートをとれ!
録音機を使えという教職者の講義はボイコットしろ!
こういう輩の教えに身になるものはないと思え!


我ながら良い事を言うな。

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井桁の“井”って、わからない?

  • 2008/07/29(火) 08:45:38

若い人とお話をする機会があった。特にこれは女性だとうれしい。
で、話に詰まった。『井桁』と言う言葉で詰まった。
“井桁”がわからない。
「井戸の“井”で、昔井戸の最上部に組んであった木の枠だよ。上から見たら“井”の字に見えるじゃない。“井”には泉の意味があり、井戸の周りには人が集まり、それを井戸端会議とか言うんだけれど・・・。転用して“市井”とか言う言葉もあるくらいで・・・」
どんどんと話をわからなくしてしまった。

住んでいる時代がわずかだが違うんで、こういう言葉はわからない事が多い。
私が子供の時分には、『屋号』というのがあって、ほとんどの大きな商家には今で言うロゴのようなものがあった。とにかく看板に書かれたマークを見れば、おおよそ字が読めない人でも何の商売か分かるようになっていた。
それらのマークには、約束事のように古い道具や、形が象形してあった。
先ほどの“井桁”であったり、“亀甲”であったり、“山型”、“富士山”、“分銅(ふんどう)”“籠目(かごめ)”であったりしました。あるいは卑近なところで『家紋』などにも“井桁紋”“亀甲紋”が見られたので、こんな言葉は平常に形を表す表現に使ったものです。

金融機関の『住友』、醤油の『キッコーマン』、ケチャップの『KAGOME』など今や大企業も、私の頭の中では相も変わらず、『住友』は“井桁”、『キッコーマン(亀甲萬)』は亀甲模様の中心に“萬”、『KAGOME』なども今ではアルファベットで洒落てはいますが以前は、カゴメつまり“籠目”であります。

出身が九州地方の田舎ですから、それら大企業はともかくも、こちらの会社の特に醸造業などはよく覚えています。生活に密着していたものだからでしょうかねえ。
富士山の山の下に“甚”と書いて『フジジン(富士甚)』、この会社は元を『富士屋甚兵衛』とも言ったのかもしれません。
“分銅(ふんどう)”模様の中に“大”をいれた『フンドーダイ』、同じく“金”をいれた『フンドーキン醤油』、“山型”のしたに江戸の“江”を配した『ヤマエ食品株式会社』。また三菱という大会社は、菱形が三方に組み合わされたマークで有名ですが、地方には菱形を斜め左上から右下にに分割して菱形を二つで『ニビシ醤油』というのがありましたね。

家紋だとか単純にデザインされた昔のロゴは、印刷技術等の問題があるのかモノクロでわかりやすく、簡潔で見事です。
ところで、大分、別府には温泉がたくさんあります。
『亀の井ホテル』『杉の井ホテル』などのこの“井”も、井戸の意の“井”であり、温泉井戸を掘ることからの謂われでありましょう。
でも“分銅(ふんどう)”とか書くとまた分からない人がいますよね。
いずれにしても、二・三十年の隔たりが大きく感じる今日この頃ではありますな。

洋と和の数字の単位?・・・その③

  • 2008/06/25(水) 07:28:08

連日ちょっと古めかしい、数字の単位について書いている。
これが私にとっては、大いなる仏教的宇宙観が見えてくるようで楽しい。
壮大な大きさに対する見識と同時に、反対に負の数の小さくなっていく顕微の世界観が見事である。
言葉の表現力が理解を超えるほどに豊かすぎた先人達は恐ろしく偉い。

負の数の表

漢数字表記        10n      接頭辞

分(ぶ)        10(-1乗)    デシ (deci)
厘(りん)   10(-2乗)   センチ (centi)
毛(もう)   10(-3乗)   ミリ (milli)
糸(し)
忽(こつ)
微(び)    10(-6乗)   マイクロ (micro)
繊(せん)
沙(しゃ)
塵(じん)   10(-9乗)   ナノ (nano)
埃(あい)
渺(びょう)
漠(ばく)   10(-12乗)  ピコ (pico)
模糊(もこ)
逡巡(しゅんじゅん)
須臾(しゅゆ)        10(-15乗)  フェムト (femto)
瞬息(しゅんそく)
弾指(だんし)
刹那(せつな)       10(-18乗)  アト (atto)
六徳(りっとく)
虚空(こくう)
清浄(しょうじょう)     10(-21乗)  ゼプト (zepto)
阿頼耶(あらや)
阿摩羅(あまら)
涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)     10(-24乗)         ヨクト (yocto)


使いもしない無駄なもの、あるいは古い過去のものの中には勇壮無限の境地がある。
茫漠と広がる言葉の中の宇宙は、言葉として小さくとも偉大なる宇宙を秘めている。
以前に見た映画「メンインブラック」であったか、ネコの首にぶら下がる球に、宇宙が閉じこめられていた。
あの禅的思想が愉快であります。

洋と和の数字の単位?・・・その②

  • 2008/06/23(月) 23:18:38

はまるという言葉があって、何かにつけ興味があると一生懸命になるのは誰しも同じだろう。
数字に単位に興味を持ったのは、中学生あたりだったと記憶している。
当時は調べる資料もあまりなく、無論インターネットもない時代だったのでそこそこのところで終わった。
私が記憶している最大の数字の単位は「穣(じょう)」までで、そのあとは最大数の「無量大数」でした。
でも近年になってネットで調べてみるとこれは興味深く、時代や、資料によっては10の100乗あたりまでも数えるものなどもあって不思議だ。

大体一般的と思えるものを、「京(けい)」の単位あたりから列記すると、

京(けい)
十京
百京      10(18乗)   エクサ (exa)
千京
垓(がい)
十垓      10(21乗)   ゼタ (zetta)
百垓
千垓
𥝱(じょ)秭(し)    10(24乗)   ヨタ (yotta)
十杼
百杼
千杼      10(27乗)
穣(じょう)
十穣
百穣      10(30乗)
千穣
溝(こう)
十溝      10(33乗)
百溝
千溝
澗(かん)   10(36乗)
十澗
百澗
千澗      10(39乗)
正(せい)
十正
百正      10(42乗)
千正
載(さい)
十載      10(45乗)
百載
千載
極(ごく)   10(48乗)
十極
百極
千極      10(51乗)
恒河沙(ごうがしゃ)
十恒河沙
百恒河沙   10(54乗)
千恒河沙
阿僧祇(あそうぎ)
十阿僧祇   10(57乗)
百阿僧祇
千阿僧祇
那由他(なゆた 那由多)        10(60乗)
十那由他
百那由他
千那由他                10(63乗)
不可思議(ふかしぎ)
十不可思議
百不可思議        10(66乗)
千不可思議
無量大数(むりょうたいすう)
十無量大数        10(69乗)
百無量大数
千無量大数        10(71乗)


これですら最大数値「千無量大数 」を十進法で書くと、0の数は71個もついてくる。
宇宙的壮大な見地で物事を見ていた東洋人の知恵の驚愕する。

洋と和の数字の単位?

  • 2008/06/22(日) 22:19:16

かなりの大きな桁の数字まで、国際基準として定められた表現する単位(SI接頭辞)がある。大体、10の24乗くらいまで正の数も負の数もあり、最大の「ヨタ (yotta)」が決められたのが1991年と言うから新しい。
小さい頃から慣れ親しんだ「デシ (deci)」「センチ (centi)」「ミリ (milli)」「キロ (kilo)」などは、ほんの小さな単位であり、だんだんと大きくなって「マイクロ (micro)」「メガ (mega)」だと言った新たな単位を知ることになる。
例えば、最近のプリンターはインクの“最小インク滴”が2pl(ピコリットル)だとか書かれたカタログを見たりする。

漢数字で表記できる最大単位「無量大数」まで行かなくても、東洋の方の単位にはもっと大きなものが表現できる。そもそも「無量大数」というのは“無限大”かと思っていたがどうやら違うようで、10の68乗(一無量大数)から10の135乗(千万無量数)くらいまで、時代や残された資料でまちまちだ。仏教思想によるところも大いにあり、人間自体の思考の深さが伺える。
グラフ状に表現すると

漢数字表記 10n 接頭辞

   10(-24乗)        ヨクト (yocto)
   10(-21乗)        ゼプト (zepto)
   10(-18乗)        アト (atto)
   10(-15乗)        フェムト (femto)
   10(-12乗)        ピコ (pico)
埃    
塵  10(-9乗)        ナノ (nano)
沙    
繊    
微  10(-6乗)        マイクロ (micro)
忽    
糸    
毛  10(-3乗)        ミリ (milli)
厘  10(-2乗)        センチ (centi)
分  10(-1乗)        デシ (deci)
一    
十  10(1乗)        デカ (deca, deka)
百  10(2乗)        ヘクト (hecto)
千  10(3乗)        キロ (kilo)
万    
十万    
百万  10(6乗)        メガ (mega)
千万    
億    
十億  10(9乗)      ギガ (giga)
百億    
千億    
兆  10(12乗)   テラ (tera)
十兆    
百兆    
千兆  10(15乗)        ペタ (peta)
京    
十京    
百京  10(18乗)        エクサ (exa)
千京    
垓    
十垓  10(21乗)        ゼタ (zetta)
百垓    
千垓    
杼  10(24乗)        ヨタ (yotta)
十杼    
百杼    
千杼  10(27乗)  
穣    
十穣    
百穣  10(30乗)  
千穣    


正の数においては、東洋では昔から10(30乗)以上を表現できる。
ただ私は負の数は、「埃(あい)」10(-9乗)という1の100億分の1の単位までしか知らない。“塵埃”の「埃(ほこり)」であり、細かいものを表現する言葉でもあります。
確か“曖昧模糊”の「模糊」も、「須臾」「虚空」「清浄」だとかも単位としてあったような気もするのですが、もう少し正確に勉強しておきたいと感じます。
また、これらは十進法での単位なので、二進法では表記がまた違う。

くだらない、役にもたたない事をよく知ることが、自己満足で嬉しい。


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