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ちょっと違うんじゃないという実に些細なこと

  • 2007/09/30(日) 07:03:34

<今回新しいカラーリングになった“CB750”>
20070930064125.jpg

比較的よく読んでいるメールマガジンに「マイコミジャーナル」があります。
9月28日の配信、“ライフ・車とバイク”の項目に、下記のタイトルがあります。
『ホンダ、大型バイク「CB750」を一部変更し、特別仕様車も限定発売』
この記事に一部間違いがあると思う。
“CB750は、1992年2月に国内販売を開始以来、”という記載は、発売時期が遅すぎる。
この“CB750”というバイクは、七十年代に一世を風靡したもので、“ナナハン”という愛称と白バイの採用で、認知度は高かった。名車であります。

本田技研のHPにも、下記のように書かれていて、69年末の市販開始が確認出来ます。

二輪製品ニュース
1969年7月18日
「ホンダ ドリーム CB750 FOUR 」 国内販売のご案内
当社は、このたび“世界最高級のオートバイ”「ホンダドリーム CB750 FOUR」と “ワイルド・スクランブラー”「ホンダ ベンリイ SL90」の2車種の国内販売を開始いたします。


この様な名車だと些細なことではありますが、間違って欲しくないですね。

当時は、68馬力の高馬力で、五段ギア、4本マフラー、キルスイッチまでなんてついていたりして、実にかっこよかった。
それからも現在はもっと進歩して75馬力くらいにはなっているし、とにかく乗りやすく、取り回しが楽に出来ている。

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参考になるHPのご紹介

  • 2007/09/29(土) 07:51:53

「参考になるHPのご紹介」と書いてしまったけれど、誰に参考になるかといえば、無論私自身でございます。

『幕末英傑録』
勝手に引用させて戴きますが、

江戸四大剣法
刀剣の書 其の壱
刀剣の書 其の弐
刀剣の書 其の参
幕末 銃の書
幕末 軍艦の書1
幕末 軍艦の書2


自分が無知識ですから、何かとインターネットを参照させて戴くことが多いのですが、この『幕末英傑録』のように熱を入れてまとめられたページは少ないです。
かなりこだわりのある方なのでしょうが、こんなこだわりが私のような未熟者には大変にありがたい。

参考までに江戸四大剣法だけを開けてみると、

天然理心流
北辰一刀流
神道無念流
鏡心明智流


等に分かれて詳細が語られます。
これらの時代や、その背景に興味ある人には重宝いたします。

昔は時代劇には“隠密”がよく出てきた

  • 2007/09/28(金) 07:58:30

<とぼけた味わいが良い村上豊さんの絵地図が表紙絵になっている>
20070928072631.jpg

小松重男著『桜田御用屋敷』を読みました。
私が若い頃の映画といえば、洋画は西部劇で、邦画は時代劇でした。この時代劇の中でよく出てくるのが“隠密”“忍者”でしたね。

この本に出てくる『桜田御用屋敷』は、江戸城桜田門外にあった一郭に設けられた“お庭番”筋の旗本に宛がわれた官舎です。
ここに住まう人々は、八代将軍吉宗が創設した“お庭番”と呼ばれて隠密行動して、探索活動をする二十二家であります。ひとたび内密に将軍「御内々遠国御用」と称する将軍直々に内偵を命じられると、家族などにすら行く先も知らせず、ひたすら命をかけ使命を果たすのです。

とにかくそう言った人々の暮らしを含め、生活が生々しく描かれています。時代は第十一代将軍家斉のころで、この絶倫子だくさんの色狂いとも思える方が案外立派に思える内容だ。
家斉は四十人の妻妾を持ち、男子二十六人・女子二十七人の子をもうけ、それ以外にも御落胤は数が不明と言われた絶倫男としてしか記憶にない。幕府の経済破綻が子供の養育費に掛かりすぎたことや、これらの子供の養子縁組の為、あらゆる方面に血縁関係を結ばざるを得ず評判の悪い将軍であります。

でもこの本での違う面から語られるこの家斉は、政治にも関心が高く、譜代大名の動静、諸々の庶民事情にも明るく名君に書かれている。その手足となった隠密が“お庭番”であり、その有効活用が上手に語られている。
時代背景、当時の金銭事情、旗本の生活等学ぶものが多かった。

彼岸過ぎの頃に温泉行き

  • 2007/09/27(木) 20:56:20

久々に遠くにドライブに出かけて、温泉に浸かって帰った。
食事の時間に早かったので、ちょっと山道を散歩していたら「彼岸花」を道ばたに見つけた。

<珍しい白い花の綺麗なこと>
20070927204558.jpg

「彼岸花」は、「曼珠沙華」とも言いますが、このくらいに白く清純だと、この名前は重苦しい感じがします。
<こちらは花弁が真っ赤に燃えるようです>
20070927204943.jpg

緑の絨毯の上では色の対比が綺麗でした。
<大樹の根方に固まって咲く白い花>
20070927205138.jpg

繊細で可憐な花びらが、綺麗でした。

この後のんびりと温泉に浸かって帰りました。
帰り着いたら早速、当たった「Wii」を戴いて帰りセットアップ。
セットアップ完了後に、これだけの単体では動作しないことが解る。
ちょっとがっかり!!!

そう言えば今朝一番にも、宅配便が品物を届けてくれた。
これも何かのプレゼント商品だった。
ちょっとついている一日であった。

何かに当たることはほとんど経験ないが・・・

  • 2007/09/26(水) 22:16:08

夜の九時過ぎになって電話が鳴った。
明るく元気な声で「○○さんのお宅ですか?」と尋ねてくる。
夜分にこの様な電話は妖しいと思って、受話器を置こうかとしている間に、何かが当たったと言っているようだ。
それも先日レシートの裏に書いていただいたのを、覚えているかと聞いてくる。話はリアルだ。

よく聞いてみると近在の薬局のチェーン店で、何かくじ引きをやっていた。その折はお米か何かで、数枚のくじが引けたが全部外れだった。
その時に、外れでもダブルの抽選で何か当たるかも知れないから、レシートの裏の住所氏名を書くように言われ、書き残して帰った。

この外れのレシートの抽選で「Wii」が当たったというのです。
とにかくゲームをしないので、その愉しみ方も解らないが、先方の電話してきた方が異常に喜んでいる。
明日その「Wii」を取りに行く事になった。

何にしても喜ばしいことだ。こういうモノって、本当に抽選しているのですね。

嫌いな人は余りいないのでは・・・・

  • 2007/09/25(火) 23:43:08

<穏やかな話っぷりが余裕を感じる>
20070926064522.jpg

懐かしいDVDを観ていたら遅くなった。TVに戻るとようやく「福田内閣」が組閣され、発表されていた。

あくまでも推察だが、福田さんには人と余り争いを好まないような、穏やかな人当たりの良さを感じる。与野党を問わず、“嫌いな人は余りいないのではないだろうか”?
国民側も同様に、別に自民公明派以外でも好まれる方のような気がする。
前の馬鹿安倍からすると安心?は出来るのではなかろうか?
でも、この写真を見てもどこかオランウータンに似ていると思う。

もう一人“嫌いな人は余りいないのではないだろうか”と思っている女優さんにジュリア・ロバーツがいる。
先ほどまで彼女の古い映画『愛がこわれるとき』を観ていた。1990年の映画ですし、有名になり過ぎた『プリティ・ウーマン』の大ヒットの陰で余り印象に残っていなかった。去るラジオ番組の中での紹介で思い出し、再度観てみることにした。

潔癖症で暴力的な夫から逃れるため、溺死を装って姿を消した若妻はアイオワでの新生活を始めるが……。過去を抹消して人生のやり直しを図るヒロインと、彼女の前に立ち塞がる偏執狂の夫の闘いを描いたサイコ・スリラー。


と書いてあるが、スリラーであることすら忘れていた。東海岸の海辺に建つ瀟洒でモダンな別荘を観て、これだけが印象に残っていた。
冒頭のシーンで、海辺で蛤を掘り出しているジュリア・ロバーツは、この蛤をどう調理するかなと考えているうちに、ストーリーが思わぬ方向へ展開していった。

とにかくジュリア・ロバーツが若くて綺麗だ。脇の俳優はどの人も知らない。この美しい浜辺には、現在は多くの別荘が建っているだろうし、暴風雨の中での遭難シーンは、今ではもっとリアルに作れるだろう。

映画は時間がたつと細部の方は忘れてしまう事が多い。でも改めて観て、見直しても面白い作品でした。

ちょっとミーハー過ぎますが・・・

  • 2007/09/24(月) 20:49:11

この季節はもうウキウキしますね。
夏も終わり、過ごしやすい秋が深まり、とても良い季節です。
それとともに『東京モーターショー』の開催がだんだん近づいてくる。
あと33日ですって・・・。

そう言えば、ふと思い出したが、2004年のSUPER GTのGT300クラスに“プロジェクトμB-1 マッハ号GT320R”というチームがありましたね。
このチームのイメージガールとレースクィーンは、それぞれに徳川上杉真子織田優里武田あすか毛利早苗というお名前でした。これらのお名前は戦国武将や、大名ではありませんか?
当時も面白く、この名前だけは気に入っていたのですが、長い時間がたつと忘れてしまいますね。どうなさっておられるのでしょう?

と、思っていろいろサイトを見ていましたら、
“KOKOYOIのレースクィーンとタレント一覧”には、他にも真田安葉、前田玲子、伊達柊といった戦国武将にあやかった名前があるではありませんか?
ということは、この方々は全部作られたお名前でありまして、長年私だけが勝手に面白がっていただけではありませんか。

時代小説好きが目をつけた愉快なネーミングなのでしょう。
ちょっとがっかり。

子供向けとまでは行かないまでも・・・

  • 2007/09/23(日) 06:55:36

<文字だけの、しかも理屈っぽい表紙>
20070923063005.jpg

郡順史著『日本の誇る侍たち』。
副題と言えるのか「いまよみがえる日本の精神(こころ)名もなき人々の気概と人情」
本当に小さい頃に読んだ偉人伝のミニチュア版。三十人もの人間のミニ伝記でした。
ここに記された人物すべてが実在した人でありますが、数人の名の知れた人がいるほかは、ほとんど知らない人ばかりです。

彼等ほとんどの者は、「江戸逸話事典」(新人物往来社)から人材を撰び、更に原書に当り直し、亦種々の古書逸話伝記書をも参考にし、且つ多少の創作を加えて書きました。


作者はこの様に言っておられます。
三十人の登場人物のすべてが武士ではありません。むしろ名もない方の方が多い。作者が“日本の誇る侍たち”といっている“サムライ”とは、武士という意味ではないようです。
侍(サムライ)という言葉の辞書で、“並みの人ではちょっとできないようなことをやってのける人”という意味合いがありますからこんな事でしょう。

五十年間にわたり多くの時代小説を書かれた作家先生のわりには、可愛らしい本を書かれたものです。

何年ぶりか手にした本

  • 2007/09/22(土) 19:40:11

<蓬田やすひろさんの表紙絵がちょっと愉快>
20070921194208.jpg

鳥居のそばで何人かの人間が争っているのだろうけれど、白くぼんやりした姿は緊迫感がなく愉快だ。
2005年の12月に“小笠原京著「見返り仏の女」は・・・”という内容で、この作家について書いています。
その際に、下記のように書いている。

小笠原京さんの本は、随分前に「旗本絵師藤村新三郎」という本を読んだだけで、余り多作の作家ではないようだ。
近頃になって、本の後ろに作家の略歴を記載しているものが増え、この方が女性だと言うことが分かった。また、武蔵大学人文学部の教授さんであられ、その専攻が、中近世日本文学、日本演劇史(歌舞伎、能狂言、歌謡など)と記されている。


ということは、このブログを書き始めた頃よりも前に読んだ本と言うことになります。とにかく面白かったし、内容と文体に品格があった事で、再度読み直すことにしました。

旗本の三男坊である主人公藤村新三郎は、家を出て町絵師で飯を食う変わった男です。結構二枚目で、剣に強く、義侠心に篤く、物見高く、好奇心旺盛で周りの人々からも好かれる人物であります。
こんな人物って上手に書かれないと嫌みになりがちですが、そこはそこで実に良い好人物に描かれてます。
本業の絵描きをうっちゃっておいても、廻りで起きる事件に巻き込まれたり、飛び込んだりと活躍します。
剣以外にもちょっとした武器として、絵筆を手裏剣代わりに使ったりと、小道具も実に生かされています。

井戸替の変
蛍火の怪
夕顔の縁


三編の短編によって構成され、さわやかな読後感と印象が残る傑作でしょう。

この本を読み直して感心するのは、三点であります。
まず一点は、江戸の町を飛び回る土地勘の良さと、舟を使っての朱引き外の千住当たりまでの行き来はとてもリアルに感じます。
次に着物ですね。本人は旗本の三男坊で、しかもあぶれものの変わり者ですから、伊達男ぶりが良いのです。そのお召し物を実に事細かに表現され、如何にもと雰囲気だけでも感じ入ります。
後はくいものですな。これは庶民の蕎麦がきから、ちょっとした料亭料理、田舎の旅館の朝食に至るまで、口を開けて食べたくなる錯覚を覚えるほどです。

そう言えば前にも書いていますが、この作家さん“小笠原京”は、女性です。お茶の水女子大ということですから、間違いなく女性なのです。文を読んでも、繊細なところも女性的ではありますが、先入観で男と思ってしまった後は、どうもぬぐい去ることが出来ません。
他に“佐藤雅美さん”が、最初に女性と思ってしまったら、未だに女性に思えて可笑しいです。頭が固い所為でしょう。本来この方は“さとうまさよし”とお読みするのだそうですから・・・
“多岐川恭さん”は、最初から男性と思ってましたが、いずれにしても名前の字面に惑わされるのでしょうね。

男らしさを匂わせる作品を観た。

  • 2007/09/21(金) 12:58:33

DVDで、『守護神』を観た。
かつてこのケビン・コスナー主演の映画といえば「ウォーター・ワールド」が有名で、ユニバーサル・スタジオでもかなり人気のあるアトラクションになったほどです。この映画で見せた水の中の世界も実に奇抜で、素晴らしい未来社会の暗示ではありましたが、今度は全く違う冬の海での沿岸警備隊に所属する救命士の役で力強い男を演じています。

日本にもTVドラマシリーズから映画化までしたこの手の映画がありますが、自然の驚異のリアルさではとても勝てませんし、日本版のぬるま湯に浸かったような柔な人間関係と主人公の軟弱な木偶の坊では比較にもなりません。

真の人間の強さと強靱な魂とを、力強く表現した映画で素晴らしい出来でした。
アシュトン・カッチャーとの師弟関係と最後のシーンでの別れは、いつまでも忘れられない名シーンとして心に残るでしょう。

チームプレイがきわだっていた映画『HERO』。 その②

  • 2007/09/20(木) 07:56:38

昨日、とても音の響きの良いタイトル『HERO』を観てきました。

豪華キャストとは行かないまでも、主演の木村拓哉、松たか子、大塚寧々、阿部寛、勝村政信、小日向文世、八嶋智人、角野卓造、児玉清ほかのTVではお馴染みのメンバーが素晴らしく活躍します。
そして彼ら全員のチームワークが、この映画の一番の見所かも知れません。

実際現実の検事さんたちがどうであるか知るよしもないが、案外これを観て自分たちの実行動を改めるかも知れない。
一般社会でもこんなにはチームワークは良くないと思う。
個人主義や、営利主義がはびこってくると、チームワークを優先にすると置いてけぼりをくうし、友情・愛情では飯が食えない非常さがある。
でもそんな心寂しい時代に、こんな心地よい映画を観ると一日が豊かになる。

ところで中井貴一さんが、実に素晴らしい。
彼の役柄は刑務所の中の医療病棟のベッドの上末期ガン患者であります。動くこともないし、短い主人公木村拓哉や、綾瀬はるかとのやりとりだけで、時折背景等に冷たい鉄格子が映ります。
俳優の声の質がいかに大事かを感じさせるシーンです。
主人公がこの中井さんと会話するシーンの中で、中井貴一さん本人は映らないで、彼の外の鉄格子越しに主人公が映し出される。見えるのは主人公の姿で、声だけが聞こえる中井貴一さんは台詞だけで演技をしているのです。
あの明瞭な温色の良い、張りのある豊かな声で、死期の迫った病人の悟りきった、むしろゆとりのある人物を演じるのです。ただでさえも死期が迫っている時には、しかも鉄格子の中という最悪の状況では、諦めや韜晦、慟哭といった悲惨な設定を考えるものです。
この映画で中井さんはベッドから微動だにせず、豊かに微笑んで、相手の人物を褒め称え、憎まず、そして鉄格子のうちから青空を見上げて恨み言も言わない。演出が見事なのかも知れませんが、彼の生き様がここに現れます。

中井貴一さんはこの映画に出ていた唯一の映画俳優です。
以前に観た『亡国のイージス』では意外な悪人役でとても好演していました。

ところで、またところですが、この『HERO』の中で、捜索車両の手がかりを見つけるため、韓国に行くシーンがあります。主人公たち(木村拓哉・松たか子)が韓国で階段状の坂道を上り詰め、最初に会いに行った人物は、麻薬捜査で、その場ですぐ警察の突入で逮捕されます。逮捕される際に、何かをこっそり主人公たちのバッグに投げ入れて隠しますが、この品物はどうなったのですか?
松たか子さんが韓国の食堂で襲われるときに、襲った相手が「どこにやった?USB?」みたいな台詞を言うのですが、その後がそうなったか解りませんでした。寝ていたわけでもないのに・・・・

チームプレイがきわだっていた映画『HERO』。

  • 2007/09/19(水) 19:31:19

<映画「HERO」の影絵風ロゴ>
20070919185424.jpg

映画館に出かけると観たい映画ばっかりで迷うほどだった。
『トランスフォーマー』『オーシャンズ13』『ミス・ポター』それから『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』もやっている。

でも本日は、映画は家内の奢りで、食事は私持ちだから映画の選択権が家内にある。それで観た映画は『HERO』だった。
木村拓哉さん主演の検事モノで、TVのシリーズでお馴染みのモノの映画版です。とても面白かった。先日、TVの宣伝番組「『HERO』あるよ」で、予備知識は仕入れていたのでより面白かった。

人気スター俳優と沢山の脇を固める名優が、限りなく愉快で暖かいチームであることが魅力だ。映画内では、基本的なルティーンが守られ、ストーリー自体も先が読めるほどベーシックな内容なのだが、それが見事に生かされている。安心して先が読めるし、ちょっと泣けるし、期待にもそぐわないことがない。
この映画に出てくるほとんどの人間が“HERO”なのであって、決して木村拓哉さんだけのことを言っているのでないことが解る。
『武士の一分』でも見せたこの若いスターは、これからずっとこの世界を引っ張っていく人のように思われる。

名人作家の書く世界は、それ自体が奇譚だ。その②

  • 2007/09/18(火) 07:22:04

佐江衆一著『自鳴琴からくり人形』を最後まで読んで、とても感じ入ったことが、“あとがき”にあった。
あまりくどく引用すると不自然なのですが、でもとても興味深い。

道具鍛冶の工人に取材をしたときに、

「火と鉄と水と泥のほかは、何も知らないな」
その道の技一筋に生きる者にとっては、ほかに何を知る必要があろうか。
それぞれの分野で、職人たちがふともらした言葉や、言葉にはならない心意気を芯に、私も職人として物語を紡いできた
ときには、ふと目にした一作や道具の情念に魅かれて。


この佐江衆一さん自身が、作家であるとともに、名人職人なのであります。

使い勝手がよく、切れる道具ほどよく使われ、研がれ、叩かれて身を削り、すり減って消えてゆく。
その滅びゆく姿に、職人の必死の情念の残照がある。


江戸の町を舞台とした私の職人譚の一作一作は、名を残さず、技にこだわりつづけて消えていった者たちの、情念の残照かも知れない。


乙粋な言葉を残して、物語が終わる。

名人作家の書く世界は、それ自体が奇譚だ。

  • 2007/09/17(月) 07:26:14

<誰かさんの版画に似た高橋勲さんの表紙絵>
20070917063855.jpg

佐江衆一著『自鳴琴からくり人形』、副題は「江戸職人奇譚」。
この本の表紙絵や挿絵は、高橋勲さんという方が担当されているが、挿絵版画家原田維夫さんの作品を思い浮かばせるほどにそっくりです。

佐江衆一さんの「江戸職人奇譚」は、本当に随分前に読んだ。その続編でして久しぶりの著作ではないかと思う。
本の帯には

人情味あふれる江戸の町を舞台に
技に生きる職人たちに情念の残照を
哀歓をこめて紡ぎ出した名品八篇

待望の時代小説短編集


とありますので、久しぶりの作品であることには間違いない。

一椀の汁 庖丁人・梅吉
江戸鍛冶注文帳 道具鍛冶・定吉
自鳴琴からくり人形 からくり師・庄助
風の匂い 団扇師・安吉
急須の源七 銀師(しろがねし)・源七
闇溜りの花 花火師・新吉
亀に乗る 鼈甲師・文次
装腰奇譚 根付師・月虫


とにかく良くできている。名人の作品というものは、読んで尽きることがない。文体が流麗で、作品はこなれて上品、内容は深く慈愛に満ちている。

副題が「江戸職人奇譚」でありますので、登場人物はすべて職人さんであります。頑固であったり、いまだ発展途上であったり、名人であったりと様々ではありますが、すべての作品に作者の慈愛と深い思い入れを感じます。
またその語り口はすべての八篇で違います。
所払いになった料理人と元恋人、江戸鍛冶職人と大工、手鎖刑を受けたからくり師と鍵役人同心、団扇職人見習いと幼なじみの女の子などなど実に千変万化の設定が見事というほかない作品です。
中には“語り話”風の花火師の物語は、薩摩藩出身の役人の身体を揉み療治する按摩によって語られる。

“初夏の相模灘の青さが玉虫色の皮にひかる、みごとな初鰹だった”


この本の冒頭に一行ですが、これだけの文章で中に引き込まれる、簡易であるが内容に富んだ美文です。
また沢山の職人の生活、その技を会得する為の努力、徒弟制度、そして何よりもその世界に深く分け入った作者自身の知識とその為のお勉強、読んでいて感じ入るものばかりです。

“玉の坐りがよく、星の飛び散る盆がきれいで、肩の張りも立派、消え口が揃えば申し分はねえが、坐りも悪けりゃァ盆がいびつで、肩の張りが弱く、星に火のつかねえ抜け星ができちまう場合だってある。こんなのァ花火じゃねえ”

ちょっと良い文句じゃありませんか?

ちょっと驚いたニュース

  • 2007/09/16(日) 19:55:47

実につまらぬ男だと、安倍元首相のことを思っているのだが、Yahooのトピックスの項目に意外なモノを見つけた。
『安倍首相 米で高評価との声』

安倍氏が米国では日本の歴代首相のうちでも「明確なビジョン」を持った指導者としての認知度がきわめて高く、米国の対テロ闘争への堅固な協力誓約で知られていた。
米国ジョージタウン大学東アジア言語文化学部長ケビン・ドーク教授(談)


でもこれはあくまでもアメリカ寄りの感覚で、確かにアメリカに協力的な発言をする人、まして“職を賭して”などと意気がった発言をする人は賞賛を受けるだろう。

でもいずれにしても、あんな時期にあんな形で、日本国のトップを投げ捨てる人だから信じられない。
たばこのポイ捨ても許せないけれど、もっと大きな、もっと価値の高い日本国の投げ捨ては許せない。

交通事故の恐ろしさは、被害者家族全員に弊害が及ぶこと

  • 2007/09/15(土) 07:53:12

一年ほど前に、交通事故にあった知人の子供のことをここに書いた。
『世の中の理不尽に思えること!!!!』というタイトルで、昨年の三月のことでした。

知人の息子さんが大学進学後、事故に遭い、治療とリハビリのために帰郷している時に書いたものです。
このお子さんは優秀でありましたし、気持ちの良い好青年でありましたが、事故の遭遇した後遺症で“高次脳機能障害”となり障害者と認定されました。普通の生活もなかなかままならないのですが、外見上何ら健常者と変わりませんので、そのこと自体もいろいろ不都合な訳です。

高次脳機能障害とは?
脳卒中(くも膜下出血・脳内出血等)・感染症などの病気や交通事故・転落等で脳の細胞が損傷されたために言語・思考・記憶・学習等の面で起こる障害を指します。
脳の中の障害のため、外見から障害を見極めるのは非常に困難です。患者本人が自覚していない場合も多く周囲からも理解されず福祉政策を受けにくい状況に置かれています。


子供の将来を考えると親御さんとしては、相手側から補償を万全にして欲しいのは当たり前の感情である。
横断歩道を渡っていた際の事故であったため、自分たちに非のないのに、裁判ともなると、相手の保険会社は弁護師団を組んで臨んでくるし、いろいろ現状の生活について聞き込みまでするといった、あくどい手法で戦ってくるらしい。

この知人の両親が立派だったのは、めげずに自分たちで勉強して戦ったことです。父親は法律を勉強し、母親が支えて戦い抜いたのです。
幸いしたのは患者本人を看て下さっていたお医者様自身が証言にたたれたことです。結果は補償を勝ち取り、僅かずつでも好転したことです。

その後ですが、子供さんが復学したのです。
この親子の立派なことは、子供さんが向学心が盛んで勉強したいという考えが強かったので、再度大学へ戻らせたのです。そこには他人が考えるよりかは、非常に困難な事情が待ちかまえていました。
本人さんはお一人では生活がままならぬらしいし、何かの動作を二つ同時にすることが困難な傷害があるみたいなので大変なことらしいです。当然健常者のように勉強すること事態も、非常な努力がいります。

両親のうち、母親は子供に付き添って、一緒私生活をして勉学をサポートされています。これだって普通であれば、ちょっと余暇を趣味で過ごすとか、あるいはパートに行くとか、全く出来ないそうなのです。
子供さんが帰って来るときまでには、部屋にいなくてはいけないので、とても時間に束縛をされて、個人の時間もなければ、余所様と親しく会話することもかないません。
旦那さんの方も、地元で寂しい一人暮らしをして、我慢をしたおられます。
夏休みに母親と子供さんが帰省されて、話されていたことは「人とお話がしたい」ということでした。

交通事故が招いた幸せな家庭を破壊した事実です。
でもこのご家族は実に強く健気であります。

あ~あ、読了までの長かった本。

  • 2007/09/14(金) 09:09:34

<派手で鯔背な纏持ちが雰囲気出している表紙>
20070912201406.jpg

人気作家、山本一力著『まとい大名』。
この本の題名になっている“まとい大名”って言葉は、決して纏を担いだ大名のことではない。
「よっ、御大」「・・・大将」みたいな褒めるときの讃辞に書ける言葉で、“纏を持ったらあんたが一番の人”くらいの意味ではなかろうか?

とにかく読み終わるのに時間がかかった。火消しのかしらの二世代を書いた力作長篇で、話が濃かった。徳川八代将軍の吉宗の御代に、深川にあった火消し宿の頭が主人公です。

この本には泣かされた。いつも鼻をじくじくいわせてるか、鼻水をすすっているか、或いは本格的に泣いているかで終わった。
人の持つ心情にぐっと訴えてくる筆者の上手な筆致が、いつも心が捕まれて弱ってしまった涙腺を刺激してくれる。

「火てえものは、ひとが生きていくための大事なもとだ」
「そんなでえじな火を、退治するのがおれたちの稼業だ」
「でえじな火に嫌われねえように、火の神様に詫びを言いながら火を退治するんだ」

本文最初のところで、かしらの徳太郎の思い入れを会話で書いた文章だ。

最終章にも同様な表現が出てくる。

火がなければ、闇を切り裂くことはできない。モノの煮炊きにも、火が入用だ。
炎のぬくもりは、真冬のなによりのご馳走である。
毎日息災に生きていられるのも、火があればこそだった。その大事な火を、いまはひたすら消そうとしている。
火がわるさをしているわけじゃねえ。うかつに火を扱って、ひどいしくじりをおかすのは、ひとのほうだ。


この本を通して、テーマはこの一事に尽きるように思われます。火を手軽に手に入れることの出来る現在の人とは違って、昔の人は火を熾すことさえ難しかった。またそれ故に、管理も大切で、火そのものを大事に大事にし、“火の神様”と崇めてもいる。
今の人に“・・・の神様”といった物事を崇拝する健気な気持ちは少ないだろう。


江戸の昔、人々の賞賛を浴びた火消し稼業の素晴らしさが見事に描かれている。
ただ私はひねくれ者で、人の上に立つ器量も意気地もなかったので、この様なヒーローが、常に人の憧れを浴びている人物が嫌いである。

それからこの本の読了に時間がかかった理由の一つは、深川の土地である。田舎の人間には、事細かに書かれた場所を理解するために、何度も地図を広げてみた。土地勘がないことが、作品の内容を理解するのに時間を必要としたわけです。
それだけしても価値のある作品でした。

長州人と現代政治家、そして安倍

  • 2007/09/13(木) 07:08:47

かつてはかの長州藩には素晴らしい人材が居た。
かつてはというと、それは討幕運動が盛んに行われた幕末までで、英知を持ったそれらの多くは実に短命で、実りあるところまで行かないうちに、はかなくも死んでいった。
吉田松陰の私塾・松下村塾に学んだ若き麒麟たち、久坂玄瑞高杉晋作吉田稔麿入江九一、彼らは松門四天王と呼ばれた逸材であった。font color="#990099">前原一誠もその一人であります。
また木戸孝允と名を改めた桂小五郎も明治維新では大事な仕事を残した。

では明治維新後に生き残った長州人、中には明治の元勲と呼ばれたひとびともいるのだけれど、初代総理大臣伊藤博文井上馨山県有朋品川弥二郎らは、正しくは生きてこなかった人々だと思う。短命であった偉人の残した遺産を身勝手に私利私欲のうちにしてしまった愚か者も多い。なかには教育に顕著な実績を残した山田顕義のような男もいるにはいるのだけれど・・・

で、安倍晋三である。
これら過去の“負の遺産”を持った維新以後の悪者以上に、
政治を愚弄した馬鹿者である。

「アパラチアントレイル」のことを知った。

  • 2007/09/12(水) 08:01:46

昨夜観たTV番組は素敵だった。

『ハイビジョン特集▽人生のロングトレイル~アメリカ 3500キロメートルの道のり』
放送日 :2007年 9月11日(火)放送時間 :午後8:00~午後9:50(110分)

番組内容
アメリカ東部の山脈を縫うように続く全長3500キロの自然道「アパラチアントレイル」。人生の転機に際し、生き方を問い直すため完全踏破に挑む人たちの心の旅を追う。


詳細
北米大陸東部の山脈を縫うように続く、全長3500キロの「アパラチアントレイル」。豊かな自然が息づく深い森を南から北へとのびる自然道だ。近年、この全行程を半年間かけて歩く過酷な旅に挑むアメリカ人が増えている。失業や離婚、戦争からの帰還など、人生の転機に際し、自分自身の生き方を見つめ直し、新たな目標をつかもうとする人々だ。荒々しくも美しい自然の中、それぞれの人生をかけた現代アメリカ人の心の旅を追う。


病めるアメリカに、大いに悩み苦しむ人間がいかに多いことか?
しかし彼らの中に、こうした自然回帰による人間性の回復や、修正を試みる人々が居る限り、またこうした自然の環境が残されている限り未来はあると感じた。
『APPLACHIAN TRAIL』2175マイル(3500km)という途方もない距離、南はジョージア州、北はメイン州までの八つほどの州にまたがる、あるかなしかの道なき道を走破する。偉大なる自然の森と山とを相手に孤独と戦い、そして自分を見つめ直す旅は本当に感銘的でした。

中に犯罪を犯した少年たちの連帯行動による、犯罪更正プログラムで一ヶ月間団体行動をするグループもいた。もしかして彼らは元の悪くなる前の自分を取り戻せるかも知れない。
そして最も凄いと感じたのは、ベトナム戦争帰還後、自分だけが生き残ってしまったことへの韜晦と、仲間の死を悼む思いから三十数年間ずっと裸足で生活している男性が出てきた。この人は「アパラチアントレイル」を通常と違う北から南への逆順で、しかも裸足で踏破し終えた。彼には目的があった。
彼の目的は米国の“帰還兵に対する精神的医療の充実を訴える”運動であった。彼の言葉によると、最初はこの「アパラチアントレイル」を裸足で走破するということが目的で、歩いてやるという意識が表立っていたが、半年近く歩いてみて歩くことが目的ではないことを悟ったと語っていた。

彼らが歩く道々では、鹿、リス、くまなどの動物と遭遇、時には猛毒のガラガラヘビなども見かけていたようだ。風景もTVで安逸に見ている限り、美しく、雄大で手つかずの自然があった。

ところでこの“ガラガラヘビ”であるが、英語では“rattlesnake”という。猛毒の蛇で尻尾の先端の脱皮の際に出来た角質の部分(rattle)を激しく振って音を出し威嚇する。この音がガラガラと言っているわけでなくて、“rattle” がガラガラ(赤ん坊用おもちゃ)なのだ。
やはり凶悪な鮫として知られている“シュモクザメ”も同様に英語では“hammerhead shark”の和訳?だろうが、日本語の方の“シュモク(撞木)”という道具の方がもうすでになじみが薄くなってしまっている。因みに“シュモク(撞木)”は、鐘や磬(けい)を打ち鳴らす丁字形の棒。かねたたき。

ネット上にあった愉快なこと、あれこれ・・・

  • 2007/09/11(火) 07:32:25

年寄りの私たちには、若い人々の言葉が解らない時代が来る。
近頃とみにそう感じることが多い。
以前に「しかとする」という言葉の意味がわからなかった時にも感じたことだけれど、大体そういう行為自体が昔は嫌われしなかったものだ。最近では「かんだ」とか「かみそうになった」とか言っているが、ガムではなかった。上手く日本語が話せない人種?の使う言葉のようだ。

『あなたの仕事、ハレてる?』
最初はYahooのHPの広告バナーで見かけたのだが、“?”って感じで思わずこのサイトに行ってしまった。
ヒューマンソリシアという会社のキャッチフレーズであるらしい。
「あなたの仕事を、ハレにする」、このハレが新しいのかも知れないが、今までは使ったことがない。感覚としては理解出来るが、脳が腫れ(ハレ)る気がする。

もう一つは、これは本当に愉快だった。
カルピスのHPの中に、『元気じゃないと●●もできない。劇場』というものがある。最新も含めて35のショート・ムービーがあるのだが、全部面白かった。
中でも『あったか』というホームドラマ仕立ては少し長めで、シリーズになっており、この主人公の婿さんと義父のやりとりが面白い。
一番目の『歩道橋の青年』もこれまた面白い。ルーティンなギャグといえばそうなのだが、それでも新鮮な一つのテーマで追いかけているところが全編愉快です。

HPのアドレスが、http://karada2peace.jp/docs/main.htmlとなっているが、この“karada2peace”を“体にピース”と読ませるひねりが可愛い。

ショートムービ『あったか』

ショートムービ『歩道橋の青年』

「しあわせのかおり 幸福的香味」・・・続報

  • 2007/09/10(月) 07:42:18

親切にいろいろな情報をお教え下さる方から、新たなニュースをいただいた。読売新聞の“夕刊”に載っている旨のないようだったのですが、地方に住んでいますとこの“夕刊”と言うものがない。
昔々、学生時代(地方から初めて都会に出た時)に、友人が新聞配達をしていた。夕刻遊びに誘うと“夕刊の配達”があるのでと、やんわり断られた。その時は“夕刊”とはなんぞや?と思ったが、後日新聞に夕方配達される“夕刊”と言うものがあることを知った。
この頃は「苦学生」という言葉がまだあった時代です。

閑話休題。
映画「しあわせのかおり」製作中 (9月8日)
読みうる新聞のオンラインサイトに、上記の情報がありました。
お写真も掲載されているのですが、これは転載出来ませんでした。
この内容を読むととても興味ある映画に仕上がりつつあるようです。

以前紹介した“光福丸の娘の気まぐれ日記”さんの「映画『しあわせのかおり-幸福的香味-』ロケセット!」の記事の中に、この撮影に使われた中華料理店が載っています。

“DRAGON TREE”さん「きょうの金沢ロケ(8月20日)」には、具体的にしかも丁寧にロケでのお話が載っています。このお方も中谷美紀さんの実物をご覧になられた幸せなおひとりなんですよね。
読んでいて少し羨ましく感じますが、私には事細かいレポートが嬉しかった。

東京国際映画祭・最新情報

  • 2007/09/09(日) 20:50:09

「東京国際映画祭」が第20回を迎える。
この映画祭の名誉あるクロージングに上映される映画が決まった。

『SILK』
中谷美紀さんがお出になる映画であります。以前から日本のあちらこちらでロケを行っていたそうですが、ついに完成して上映される。

本年度のクロージング作品は、「シルク」に決定しました。
本作はイタリアの小説家アレッサンドロ・バリッコさんが日本を舞台にして描いたベストセラー小説「絹(Silk)」を、日本、イタリア、カナダの映画チームにより映像化した作品です。
監督は、1998年の作品「レッド・バイオリン」で第11回東京国際映画祭 最優秀芸術貢献賞を受賞しているフランソワ・ジラールさん。日本からの出演者には役所広司さん、中谷美紀さん、といった日本を代表する俳優陣が名を連ねています。



「シルク」は最終日の10月28日(日)に上映されることになる。
私は翌日にしか東京へは行けない。う~ん残念であります。

<「シルク」の一こま>
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日本=イタリア=カナダ合作 総製作費30億円!
[監督] フランソワ・ジラール
[キャスト] マイケル・ピット/キーラ・ナイトレイ/役所広司/中谷美紀
[作品解説]
「海の上のピアニスト」のアレッサンドロ・バリッコが描く、美しい純愛を国際プロジェクトで完全映画化!
人の一生のめぐり逢いとは? 愛の“邂逅”を描いた心かきたてられる感動作。愛する妻を残しエルヴェは、上質な絹を紡ぐ蚕を求め、海を渡り、砂漠を越え、ひとり極東の国へ渡る。
だが思いがけずそこには美しい女性が待っていた…。



嗚呼、何故か、私は中谷美紀さんの実物を観る機会がない。

古典の文学を映画化するのって・・・

  • 2007/09/08(土) 21:58:56

『ヴェニスの商人』をDVDで観ました。
舞台や演劇を中継するTVでは観たことがありましたが、映画化は初めてではなかったのでしょうか。

この様な偉大な文学を映像化するには、大いなる創造力と力量がいる気がする。上手く出来たら出来たで原作がよい作品だからとか、上手くできなければ折角の名作を駄目にしてとか、万人の批評家の餌食になりそうな原作です。
“ウィリアム・シェイクスピア”は、世界的に著名すぎる英文学の古典作家であります。私も中学生くらいに原文を読んだけれど、安易に理解出来るものでなかった記憶だけが鮮明に残っています。

映画『ヴェニスの商人』は原作に忠実に、しかも美しきヴェニスをそのまま蘇らせたかなり素晴らしい作品でした。
主人公のシャイロックというユダヤの金貸しをアル・パチーノさんが演じられ、これが素晴らしい。彼自身は名前の通り、シチリア移民でありますから、イタリア人系ではありますが、如何にもユダヤ人らしい雰囲気(イメージだけで、正直なところ何もユダヤ人について知らないのだけれど)が色濃く感じられて、最上の演技でした。

ユダヤ人がこの小説が書かれた時代から、人々に差別、迫害を受けていたことがひしひしと感じられ、情けなく可哀相で同情してしまいます。
歴史上に残る著名な本でありながらも、本質は差別的行為を容認するキリスト教徒礼賛の物語であることが露呈します。

アル・パチーノさんは、現在公開されている『オーシャンズ13』でも、貫禄を見せています。
今のアメリカ映画に欠かせぬ名優だと思っています。

またまた、タイトルが判りにくい本

  • 2007/09/07(金) 19:13:19

<この表紙を見ると、武士は本を読むときも刀を差しているのか?>
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出久根達郎著『虫姫』「御書物同心日記」シリーズであります。このシリ-ズはつい先日読んだ『秘画』の続きであります。前にも増して面白かった。

この本の最初の一ページは十五分も眺めることになった。
それは良く出てくる“若党”という小者の役目である。登城する武士に付き添って、弁当や鋏み箱など持ってついて行く役目のものだが、この本では必ずこの者(名前・柴平)が出てくる。
出てくるのは良いのだが、

「おや。お安くありませんね」柴平が振り返って、意味ありげな目つきをした。


とあるのですが、彼らは付き従って歩いているのではなく、先を歩いているのだろうか?映画などでは後ろからついて行くシーンもある。
これは気になる表現なのだが、本当はどうだか判らない。

また彼らは主人が登城した後、供部屋などで何をして待機をしたのか?それともいちいち送り届けた後は、いったん主家へ帰るのだろうか?
主人が宿直(とのい)の時はどのようにするのか?
こういった事細かい事が、勉強不足で知らないので気になった。

第一話 一髪
第二話 探書
第三話 曲竹
第四話 不浄
第五話 虫姫
第六話 鷽替
第七話 須崎


肝心の本はこの『虫姫』と名付けられた虫好きの女の子のことはちょっとしか書かれていません。
ただ前回の本と内容を著しく事にするのは、ちょっとした恋愛話が賑わす事になり、お堅い役人の話から色気ある話になっている。

<中一弥さんの挿絵画を観て欲しい>20070906193949.jpg

さすが達人・中一弥さんの挿絵画は、とても豊かな表情が生き生きして時代劇に暖かさを吹き込んでいる。
このシーンは“第六話 鷽替”の中の将棋を指す場面です。養子である主人公が養父と仲良く将棋を指します。五分五分の試合に見せて、最後には養父に負けてやらねばならない愉快な話です。
鶯が飛んできて初音を聞かせる事で、ともに仲良く将棋を中断するのですが、その庭の鶯の飛んでくる梅の木まで障子に映っています。
細やかな気配りと、暖かな春の日差しが心和ませるシーンでしょう。

ちょっと気になるニュースが一つ???・・・その後

  • 2007/09/06(木) 19:13:13

<宮崎のローカル紙に載っていた記事>
20070906185720.jpg

本文の文字が読めるでしょうか?

9月5日のブログの記事で、『東国原知事 甲状腺に腫瘍』と言う話を書いています。
5日にその結果が判明し、公表する約束をされておりましたが、本日(9月7日)の地方紙宮崎日々新聞に記事がありました。
悪性の腫瘍ではなく良性の為、今後は十分に気をつけて公務に励まれると書かれています。
まずは何はともあれ安心です。良かったと胸をなで下ろしています。

同時に宮崎県全体で見つかった『裏金問題』に決着をつける旨も大々的に取り上げられています。
維持就任の前の話ではありますが、県のトップとしてのけじめをつける意味から、上級公務員全体で賠償をするらしいです。
波紋はいろいろですが、これからこういった問題が少なくなればいいことです。
前向きに取り組む東国原知事に、県民一体で支持していく必要があります。そういうバックアップがなければ、知事が県庁職員公務員等に睨みをきかすことは困難ですから・・・

なんとなく朝から“MLB”を・・・

  • 2007/09/05(水) 19:43:09

随分とTVで野球観戦をしていない。
元々プロ野球もましてや高校野球もあまり観ない。
観るのは、“MLB”だけ・・・

広々とした野球場や、青々として手入れの行き届いた芝生はアメリカのものという先入観が未だにある。
でっかいバッターが、太い腕でブンブン激しくバットを振り回し、ピッチャーはピッチャーでフォームにこだわらず、ビューンと剛速球を投げ、野手はこれまた素晴らしい守備や強肩で併殺や、ホームベース上での捕殺を見せてくれる。
野球の見せ場は、まさに格闘技選手並みのあの彼らの体力からくるものだった。
近年は、日本人選手が増えてはいるが、野茂さんが姿を消してから面白みも興味も減った。

でも何故か今日は違った。
朝早くからお掃除を済ませ、TVの前に腰を据え、コーヒーとわずかな食い物とを抱えて陣取った。
ヤンキーススタジアムでのマリナーズとヤンキースの試合を堪能した。
試合そのものはヤンキースの一方的な試合だったが、松井城島の打球を好返球したり、ヤンキースのロドリゲスが豪快なホームランをかっ飛ばしてくれたり愉しかった。

“Ball Park”と言う呼び名の通り、アメリカ人は良く野球場へ足を運ぶ。無論、フットボールもファンが多いのだが、私自身は野球が好きだ。
恐ろしいくらい穴ぼこに入る感じのLAのドジャースの球場、運河が横に流れていて、球拾いのボートが浮かんでいるSFのジャイアンツの球場。嗚呼、野球場に行って観戦したいよ。

そういえば、“ブラット・ピット”が子供さんと仲良く一番前に来ていましたな。

ちょっと気になるニュースが一つ???

  • 2007/09/04(火) 07:45:41

本日、“Yahoo Japan”のHPのトピックスに、
『東国原知事 甲状腺に腫瘍』
と言う記事が載っている。

東国原・宮崎県知事、甲状腺に腫瘍…記者会見で公表
9月4日3時17分配信 読売新聞

 宮崎県の東国原英夫知事は3日の定例記者会見で、甲状腺に腫瘍(しゅよう)があることを公表した。良性か悪性かは検査中で、結果は5日に明らかにするとしている。


<東国原知事>甲状腺に腫瘍 細胞採取し再検査中
9月3日20時26分配信 毎日新聞
 宮崎県の東国原英夫知事は3日、定例会見で「のどに2カ所、腫瘍(しゅよう)が見つかり、検査している」と明らかにした。ともに直径4~5ミリで、良性か悪性かを検査中。5日に結果が出る予定という。
 知事によると、8月14日に宮崎市内の病院で人間ドックに入ったところ、甲状腺に腫瘍が見つかった。同29日に腫瘍の細胞を採取し、再検査中。2カ所とも、のど中央から下付近で、血液中の白血球の数は増えていないという。知事は「ストレスが原因にもなると聞いた」と話した。


上記以外にも、いろいろなニュースサイトに報道されている。
東国原知事の人気や関心度の高さをあらわすものではありますが、ニュースの内容についてはやはりショックな事実です。
本当に大したことがなければ良いがなと祈っています。

宮崎県庁のHP『知事の部屋』には、動画があります。
新着情報、
「2007年9月3日:知事定例記者会見(9月3日分)の録画映像を掲載しました。」
この動画を見ておりますと、お声そのものも少しかれています。
ご本人は、声のかれは個人的なこととお断りがありますが、やはり気になっております。
知事は宮崎県の支えでありますから、お身体には充分お気をつけいただきたいと応援しています。

定例記者会見をいつも関心深く聞いておりますが、とても丁寧に真摯な態度でお答えになっております。
TVなどにお顔を出される知事は、いまだにお笑いタレントといったイメージを持たれている方も多いと思いますが、しかし本来この方の資質でしょうけれど、とても真面目なのですよ、とても真剣なのですよ、取り組む姿勢そのものが・・・。
もうそろそろ宮崎県知事としての東国原英夫さまの正しい評価と、認識をすべてに持って欲しいと思います。

この知事の部屋「元気じゃひか?東国原です」
この「元気じゃひか?」については、宮崎県西地方の方言で、「元気ですか?」と言う意味です。と注釈がありますが、宮崎に住んでいる私にも初耳です。
時折知事がみやこんじょ弁(都城弁)を話されるときに、耳慣れぬ言葉が出ますから、それらの一つでありましょう。

「しあわせのかおり 幸福的香味」であちらこちら

  • 2007/09/03(月) 07:58:02

先日、紹介された映画「しあわせのかおり 幸福的香味」のことが気になって、あちらこちらとサイトを巡ってみました。
いろいろ探せば記事がたくさんありました。

中谷美紀が能登復興へ腕ふるう
(2007年5月10日06時01分 スポーツ報知)
女優の中谷美紀(31)が、来秋公開予定の映画「しあわせのかおり 幸福的香味」(三原光尋監督)に主演することが9日、分かった。藤竜也(65)演じる中国人シェフの店を継ぎ、本格的な中華料理人を志すヒロイン役で、有名料理人の下での料理修業にも挑む。また、舞台とロケ地が石川・金沢であることから“能登地震復興応援映画”として製作される。


(財)石川県産業創出支援機構が運営するサイト“I Love Iファンクラブ「しあわせの応援団」募集”石川コンテンツコンソーシアムが運営する「I Love I ファンクラブ」では、映画「しあわせのかおり」を応援する『しあわせの応援団』を募集しています。


近くに住んでたら応募すると思うな。
こちらの関連サイトで“「I Love I ファンクラブ」”では、監督さんのメッセージもありました。

ブログでは、
“はれっとの旅路具(はれっとのたびろぐ)
田舎暮らしと旅日記
金沢・能登発 きまぐれ便”
かなり詳細に紹介が載っておりました。撮影地の地元の方のようで、ちょっとばっかり羨ましく感じましたね。
しかもこのお方は、映画制作のお手伝いもされたような・・・
良い経験をなさったと感じます。

“光福丸の今日のお魚な~に?! 〔漁師の娘日記。〕”
こちらの方は、ロケのことと写真が少々、エキストラで出演された様子など生き生き書かれています。とても羨ましく思ったのは、実物の中谷美紀さんにお会いになれた事です。私も生きている間に一度くらいは、こういう幸運に恵まれないかと、常々願ってはいるのですが・・・
2007年08月29日 水曜日の記事には、ロケに使われたというとても可愛らしい中華料理店の写真も載っていました。

映画が来たら見に行こうっと!!!

表紙を他人に見られたら恥ずかしい本

  • 2007/09/02(日) 07:25:20

<春画が表紙を飾るちょっと危なげな本>
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出久根達郎著『秘画』「御書物同心日記」シリーズであります。このシリ-ズが何冊あるのか正確に知らないが、私は二冊を読んだ。
この作家、出久根達郎さんはラジオで初めて知ったときには、古書店の主として紹介されていた。随分と昔のような気がする。
その後、何冊かの本(「俥宿」「世直し大明神 おんな飛脚人」)に接したの近年で、作家と言うより愉快な古本屋さんというイメージが拭いきれない。とにかくこのお方は本好きで、素晴らしい本に関する該博な知識の豊富さに驚いたことだった。

そんな作家さんでないと書けない本が、これらのシリーズです。

珍本の集まる将軍家には、奇怪な事件も出来(しゅったい)する
嫁入り道具の絵巻物を担保に、大名家が古本屋に金を借りにきた。
目利きを頼まれた御書物同心の丈太郎は、極彩色の春画にうろたえる。


帯にこんな文句が書かれているが、この本を読んでいる私も時々はうろたえる。他人様の前では、なるべく本を広げられない。この作家をよく知っている人で、この本が卑猥な物でないことを知っている方がそれほど沢山いるわけでなし、あぶな絵のような表紙を他人の前にさらすのはなかなか出来ることではない。

本はとにかく面白い。本好きにはとてもたまらない。
しかも中の本文の挿絵は、中一弥様でこれまた素晴らしくてたまらない。

紅葉山御文庫は、江戸城内に設けられた文庫で、君(家康)以来、献上されたり買い求めた貴重な書物を、収蔵し管理している。
書物奉行のもとに、書物同心が二十一名いる。同心は甲乙二組に分かれ、隔日交代で謹志している。


この本の主人公東雲丈太郎は、上記紅葉山御文庫に勤める“書物同心”であります。
佐藤雅美さんの書かれます「物書同心居眠り紋蔵」シリーズの“物書同心”とは、似て非なる物であります。こちらは町方の同心の一役方でありまして、俗に不浄役人と呼ばれる町奉行の配下の者であります。

こんな映画も案外といいもんだ。

  • 2007/09/01(土) 07:51:51

<三人の若手俳優さんが生きている>
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映画『手紙』をDVDで観た。
日本映画で、若い人が出てくるトレンディなドラマは、あまり見ることがない。レンタルの棚を眺めていたら「お客さん、借りて観て下さいよ!」とそのDVDから言われたような気がして、思わず手に取っていた作品でした。
それというのも、あまり若手俳優を知らない私だが、この主人公の山田孝之さんは中谷美紀主演の「電車男」でお馴染みになっていたから知っていた。しかも沢尻エリカという女優さんにも興味があった。この方もあまりTVにお出になっていない、映画が多い方のようにお見受けする。映画女優は、その響きがTVタレントより良いものに感じる。

工場で働く20歳の武島直貴は、職場の人間ともまるで打ち解けず、人目を避けるように暮らしていた。それというのも唯一の家族である兄・剛志が、直貴の学費欲しさに盗みに入った邸宅で老婆を殺してしまったからだった。兄が罪を犯したのは、自分のせいだ。そう自責する直貴は、せめてもの償いにと服役中の兄から届く手紙に丁寧な返事を書き続けていた。そんなある日、更生した元服役囚と出会った直貴は、一度はあきらめたお笑い芸人の夢に再び挑戦しようと決意する・・・goo映画の紹介文


直貴(山田孝之)の兄(玉山鉄二)は、弟の学費欲しさに盗みに入った屋敷で誤って人を殺し服役中だった。大学進学もあきらめ、工場で働く直貴の夢は幼なじみの祐輔(尾上寛之)とお笑いでプロになることだったが、毎月刑務所から届く兄の手紙が彼を現実に引き戻す。そんな彼を食堂で働く由美子(沢尻エリカ)が見ていて……。 シネマトゥディ


いろいろな解説があって、大まかな内容を知るには近年はとても便利です。でも、見終わってとても清々しい気分になれる秀作でした。
沢山の若手俳優がこの作品を盛り上げています。
でも杉浦直樹さんや風間杜夫さんのような方々も見逃せない。


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