スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

今年最後の中谷美紀さんのお話

  • 2007/12/31(月) 08:53:04

<やはりお美しい中谷美紀さん>
中谷kanebo01

今年も一年間、大変によく活躍されました。
とてもきれいで艶やかで、心持ち優しくしていただき感謝しておりますよ。

ところで六月にTVCMのことをブログ(“TVCM”は、不条理の世界だね。)に書いたのだけれど、近頃は一つの商品に沢山の女優さんが顔を出している。お金もかかるだろうなあなんて思っていたら、大好きな中谷美紀さんも最近カネボウ化粧品の“コフレドール”で五人の方々と競艶していらっしゃる。
他のメンバーは常盤貴子、柴咲コウ、北川景子、池尻エリカさん等です。
元々カネボウ“suisai”で、お美しく笑顔を見せてくださっておられたので、化粧品のCMには馴染みがあります。

カネボウのCM情報には、メイキングの写真も載っていました。
しかも来春一月には中谷美紀さんインタビューも公開される予定になっていました。

今年も中谷美紀さんにご活躍いただいて、とても良い年でした。
また来年も一層の飛躍を期待しております。

スポンサーサイト

伊丹十三さんのこと

  • 2007/12/30(日) 07:35:46

昨日、NHKBS放送での『よみがえる伊丹十三』が終わった。
松山に新たに作られた“伊丹十三記念館”からの宮本信子さんを交えた対談も行われていた。
映画が『マルサの女』をはじめとする「女シリーズ」が放送された。最後の放送だった『マルタイの女』だけは映画館でも見ていなかったので、これを見させて貰った。

あれほど敬愛した伊丹監督作品ではあったが、なぜこの映画だけは見ていなかったのでしょうか。
それは飽きてしまったのです。

『お葬式』(1984年)
『タンポポ』(1985年)
『マルサの女』(1987年)
『マルサの女2』(1988年)
『あげまん』(1990年)
『ミンボーの女』(1992年)
『大病人』(1993年)
『静かな生活』(1995年)
『スーパーの女』(1996年)
『マルタイの女』(1997年)


名作『お葬式』から始まる伊丹映画には、素晴らしいものばかりでありました。
でも名人でもさすがにマンネリという言葉はあると思いました。
これらの映画の主人公は、ほとんどが宮本信子さんであります。伊丹監督もこの女優さんを念頭に脚本を練っていらっしゃることをあちらこちらに書いておられます。
これが良くも悪くも映画を、同じトーンでつまらなくさせてしまった要因ではあります。

外国の映画でもシリーズ物はせいぜい三作目までしか、興行的には成功しないでしょう。
『ダイハード4』のような例外は存在しても、この映画自体が前作から相当の時間が経過しており、また前作すら知らないという人々も増えていたので新鮮に見られたのかも知れません。
『・・・の女』という一連の映画は、内容こそ違えど、中身はどう見てもシリーズ物なのでしょう。やはり七作同じ人って言うのは、芸がない。せめて配役でも違っていれば・・・・
『お葬式』から始まる伊丹映画は、言葉を換えて言えば“女優・宮本信子シリーズ”なのではないですか。
飽きるわけです。

また出演者達は、それぞれに個性的な俳優を並べられていますが、案外と同じような人々が出てきます。お友達なのかも知れない方々が、演じている和気藹々とした雰囲気が裏に感じられます。
昨日の『マルタイの女』になると、レギュラー選手のような存在の津川雅彦さんは、前回上司だったにもかかわらず、今回は不倫の相手となりキスまでしてしまう。
これではちょっと見ている方もしらけてきます。

幸いに映画館では見ていませんでしたので、大声で笑ってしまいました。

突然に過去に戻ってしまった・・・

  • 2007/12/29(土) 21:38:54

唐突にラジオからカーペンターズの曲が流れてきた。
何故という理由もないのに、いたく心を乱され感激をした。
曲名は『イエスターディ・ワンス・モア』
このお二人にユニットは、女性のボーカリスト、カレンが拒食症だったかダイエットの失敗かで早死にしたので、今ではアルバムでしか聞けない。

Yesterday Once More
Richard Carpenter / John Bettis

When I was young
I'd listen to the radio
Waitin' for my favorite songs
When they played I'd sing along
It made me smile

Those were such happy times
And not so long ago
How I wondered where they'd gone
But they're back again
Just like a long lost friend
All the songs I loved so well

Every Sha-la-la-la
Every Wo-o-wo-o
Still shines
Every shing-a-ling-a-ling
That they're startin' to sing's
So fine


この歌詞の中の
Every Sha-la-la-la
Every Wo-o-wo-o
Every shing-a-ling-a-ling

という部分は訳すことも出来ない意味のない言葉だけれど、これがカーペンターズ以前のアメリカンポップス音楽には、よく聞かれるフレーズであります。
シャララ・・に、ウォーウォー・・・・、何とも知れぬこの響きある言葉が、アメリカのよき時代だった頃、そして私たちの青春でアメリカに憧れた時の頃を思い出させてくれる。
音楽が時間の壁を突き抜けて、その時の戻った自分を取り戻してくれる。
時には感激以上の涙とともに・・・

映画にして欲しい小説でした

  • 2007/12/28(金) 21:14:50

<不気味な狐が鍵をくわえた表紙絵>
本sawadakitsunebi

澤田ふじ子著『狐火の町』・・・書き下ろし長篇時代小説
これは面白かった。
短編やシリーズ物が多い澤田ふじ子さんだが、これは長篇でした。
ストーリーや人物像、時代背景、人々の心の描写、家族愛、正しい主従関係、どれをとっても素晴らしい構成と物語で飽きさせず、一気に読んでしまった。
深夜にトイレにすわった時間も長かった。

この小説には、どのシーンをとっても映画になる素晴らしいシーンが多い。
京都の町に異変が起きる予兆とも言える異常な天気の表れが見られる。
まっとうな暮らしをして、弱者を助ける立派な質屋が登場する。
この主人公の質屋は元を正せば“狐火の孫”と呼ばれた盗人稼業のものだった。
この主人公がまっとうな人間になろうとする営みには、慈愛と優しさがある。
そして昔の盗賊仲間の仕返しと裏切りがある。
その犠牲になった愛らしい娘が拐かされて囚われの身となる。
絵に描いたような並外れた野卑だが鋭い同心が何かの匂いをかぎつける。
そして大地震がやってくる。

台詞にしたって、そのまま使って欲しいものが羅列する。
盗人が盗人稼業の倫理を語るこの台詞なぞ、誰か名優に語って欲しい名台詞ではあるまいか・・・

「盗みをしたかて、人を殺めたり、女子を犯したりしたらあかんねんでえ、そこのところをおまえもしっかり分別しておくこっちゃ。
それに弱い者をいじめたりしてはいけまへん、この三つは世の中の道からはずれた稼ぎをしているわしらの、せめてもの仁義なんや、そこのところをようわきまえときや」


誰か映画にして下さい。
結構なスペクタクル大時代劇になりますよ。

見たよ、『トランスフォーマー』

  • 2007/12/27(木) 07:45:41

<映画館で見損ねた『トランスフォーマー』>
映画transformer

マイケル・ベイ監督、スティーブン・スピルバーグ総指揮による『トランスフォーマー』をDVDで観ました。 いくら暇人の私でも、きりなく映画館に入っているわけいかず見損ねる映画がある。今はとても便利になっていて、DVDで綺麗な映像を大きな画面で楽しめる時代になった。

日本のアニメーションが原作と聞くこの映画は、大人でも楽しめる娯楽大作でした。過激に変身するトランスフォーマー達の華麗な動きとその早さと運動能力、変身後と変身前の両方の造形の良さは実にあでやかであります。派手なパフォーマンスと重量感のある破壊力、いかにも他の惑星から侵入者というイメージが伝わります。
その上、正義の味方と悪者という二つの組み合わせが如何にも映画の基本をいっています。悪者の方は、口の辺りがエイリアン風で、悪者然としている所もよく判っておもしろい。

主人公が若い男子で、ちょっとおしゃべりな知的で可愛いところが素敵です。
かつてこの映画と同じように製作総指揮スティーヴン・スピルバーグによって1985年に作られた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にもよく似ていて、イメージがつながります。この『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で一躍有名になったマイケル・J・フォックスが演じた主人公とも実によく似ていると感じましたし、ちょっと可愛いガールフレンドが活躍するのも共通点ですかね。
とも両方の映画で、変身する(内容は違いますが)車が重要な役目をはたす点でも共通です。
この映画の中でトランフォーマー達が、主人公の家の周りをうろつくシーンでは、閑静な住宅街で家族のみんなとどたばたするのですが、この出来事すらイメージがだぶついてきます。
私は勝手に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』へのオマージュだと思っています。

世の中には面白い事を考える人が多いねえ
<笑える人間トランスフォーマー仲間の作品>

<これは自作のトランスフォーマーでしょう>

変身すれば車としてちゃんと動くし、立ち上がればロボットだし、身構えたり、挨拶をきれいにしたりして礼儀正しいトランスフォーマーさんです。

汚れ役のモニカ・ベルッチさんを見るのは、ちょっとねえ・

  • 2007/12/26(水) 11:15:52

<映画の中で恐怖におびえる表情のモニカ・ベルッチ>
映画stone03

何処かで見たようなイメージがつきまとう映画『ストーン・カウンシル』


常に華麗で色気を振りまくモニカ・ベルッチさんが、髪をショートヘアにしてアクティブに動き回る役をこなしている。しかもとても綺麗な方なのに、ラストの方では酷い汚れた所をはいずり回る汚れ役(意味は違うかも?)で可哀相。

あらすじ
ローラは、養子としてモンゴルから連れ帰った息子のリウ=サンと共に、パリで暮らしていた。リウ=サンの7歳の誕生日が近づいた頃、その身体に不思議なアザが現れる。それをきっかけに、母子の周囲で奇妙な現象が起きはじめた。幻覚の中でローラを襲う、不気味な蛇や鷲。悪夢に襲われたリウ=サンは、聞いたこともない言語を口走る。ローラは調査をはじめるが、秘密を知る関係者は次々と殺されてしまう。そして浮かび上がる、恐るべき真実。モンゴルの伝説では、100年に1人、神秘の力を持つ”神の子”が生まれる。その子供を殺した者は、永遠の生命を得るというのだ。呪術師たちは秘密結社”ストーン・カウンシル”を結成し、”神の子”の誕生を待ち続けていた。リウ=サンこそが、その”神の子”なのだ。 (後略)


映画自体はたしかにどこかで見た映画の二番煎じのようで、まあまあの出来だけれど美しいモンゴルの自然などを見ていると、そこそこの雄大な気分になってくる。

<大事なお顔に傷までこさえて大活躍でありましたモニカ・ベルッチさん>
映画stone01

モニカ・ベルッチさんの映画は、大体において色気と肉体が売りなのか素晴らしいという作品はあまりない。でもそこそこに魅力的で、人気もある良い女優さんです。
ほとんどの男性諸君が嫌いな人はいないと思うなあ。眼に力があって、何か訴えかけられているような錯覚をしますものねえ。

<お元気で安心しましたカトリーヌ・ドヌーブさん>
映画stone02

ちょっとお年はお召しになりましたが、やはりフランスでは大女優のカトリーヌ・ドヌーブさん。存在感があって、出てきただけで何かあると思ってしまいます。逆効果な面もあるでしょう。
こんな女優さんが出てくるとまさか素通りってわけもないので、何かする、何か大事な役どころだなんて勝手に想像しますので、自ずとネタバレの雰囲気にはなりますわ。
でも相も変わらずお美しいし、気品があって、お見事でございました。

B・Bと呼ばれたブリジット・バルドー
C・Cと呼ばれたクラウディア・カルディナーレ
可愛かったミレーヌ・ドモンジョ
ドヌーブの姉さんだったフランソワーズ・ドルレアック(若くして死去)。
こんな美しいヨーロッパの女優さんも、今では見かけることはありません。何だったか忘れましたが、ジャンヌ・モローさんをちらっとお見受けしたところ、それほど老醜は感じませんでした。このお方は若い時から、美人という俳優ではなかった所為ですかね。
ソフィア・ローレンも同じ類の人ですから、年取っても無難ですなあ・・・

「鴉婆(からすばば)」の次は、「山姥(やまんば)」

  • 2007/12/25(火) 19:18:56

<表紙絵は本のタイトル通り、奇想の画家長澤蘆雪の「山姥図」>
本sawadayamanba

澤田ふじ子著『山姥の夜』、副題は「足引き寺閻魔帳」。
あとがきによると「足引き寺閻魔帳」シリーズも第六作目になる。

一作目 足引き寺閻魔帳
二作目 女狐の罠
三作目 聖護院の仇討
四作目 嵐山殺景
五作目 悪の梯子 


どれをとっても勧善懲悪、懲らしめが効いてて面白い。しかもその行為にはそこはかとなく、仏法に乗っ取ったような慈悲があり、殺伐とした冷たさがない。
澤田ふじ子作品を読み始めた最初の頃に感じていた、京都弁の長々しいやりとりにも慣れ、味わい深いその表現と調子が身についてくると、これはこれで実に面白い。かぶれやすい体質の私はいつしか些細なことは京都弁を真似して使ってみることにしている。問題は音で聞いているわけではないので、アクセントがしっくり行かないことであります。

あとがきには、“ライブドアの粉飾決算事件”、“マンションの強度偽装事件”、“防衛施設庁発注工事の談合事件”等々比較的最近のニュースが語られているので、作品自体が新しい。
なかでも、

物語はわたしが作っているというより、いまの社会や俗世が造形させているといってもいい。
わたしは<時代物>の衣装を着せ、いまを書いているつもりだからである。


ちょっとした名言といっても良いのではないだろうか・・・・
小説の中ではかなり難しい字を漢字でお使いになる澤田ふじ子さんではあるが、このあとがきには常に平易なひらがなを多用されるのも面白い。

第一話 夜寒の賊
第二話 鬼 畜
第三話 菩薩の棺(ひつぎ)
第四話 無間(むけん)の茶碗
第五話 闇の扇
第六話 山姥(やまんば)の夜


話のつながらない短編六話で構成されており、本題の「山姥(やまんば)の夜」は第六話に納められている。足引き寺に飼われている利口な犬“豪”が、くわえて戻ってきた人間の片腕から話が解きほぐされていくのだが、昔渡辺綱が鬼の片腕を切り落とした話になぞらえて、山姥が出てくる所が実に妙技であります。

何はともあれ、作者さんの深い愛情と細かな洞察力が作品に人間の血を通わせていると感じます。

本日はクリスマスイブ

  • 2007/12/24(月) 22:42:48

久々に家族中が集まった。
みんなカップルになって、人数も増えた。
長男夫婦には子供がいるので、十人にもなって愉しかった。
あまり頻繁にはあえないので、やっぱり家族は良い物だ。

いつまでも仲良くやって行って下さると、有り難い。
ちょっととしたご馳走を作ってくれた、家内にも感謝。
これからまた出来れば、こんな機会を作っていきたい。

次はお正月で・・・・

時折買って読んでいる「特選街」

  • 2007/12/24(月) 20:47:37

<「特選街」の11月号>
本tokusengai11

メインの特集記事が“ネット動画丸かじりっ!”
この年にもなると、動画がどうした、しかも画面が小っちぇじゃねえか。
「You Tube」?タイヤのチューブは知ってけど、「You Tube」なんざあ知らねえな。
・・・・なんてことになりかねない。
お勉強、お勉強って事で、ちょっと一部かじりではあったけれど、読ませていただきました。

PCの専門雑誌も、近頃では余り買いませんし、目を通すこともまれになっている。
ついて行けないほどではないにしても、面倒くさい感じがするようになった。
明らかに老化している。それなりについて行ければと、安穏と過ごすようになった。
老成していると言えば格好は良いけれど、知識欲も衰えているのでしょう。
でもこの様な絵入りのお手軽本は便利で、実に役に立つ。

沢山の作家が題材とした大奥の女帝

  • 2007/12/23(日) 20:30:31

<なんだか雅やかな鼓の絵が印象に残る>
本sawaadaedonotudumi

澤田ふじ子著『江戸の鼓』、副題は「春日局の生涯」となっている。
この春日局を題材にした小説はとても多い。また映画もTVドラマも作品として多い。
それほどの魅力のある人物なのか、彼女の生きた時代と背景に大きく惹きつけるものがあるのか?

『春日局』 佐竹甲伍
『火輪』 家光の生母お江与の方と春日局 中島道子
『春日局』 大奥の宰相 藤居正規
『小説春日局』 筆内幸子
『春日局』 堀和久
『異説春日局伝』正延哲士
『春日局』 杉本苑子
『春日局』 早乙女貢


私が読んだものだけでも以上の八作品があり、それぞれに個性的で面白かった。

ただ段々飽きてくる。
確かにこんなに沢山あると、そしてそれらをずっと読み続けてみると、春日局自身よりかは彼女自身の生活や生きざまを知ることになり、正しく彼女を理解しているやら自信が揺らぐ。
歴史上の人物を全て理解する必要などないが、やはり読者側の思い入れや、先入観といったものが、書かれた作家によって変わってくる。
歴史的資料や、或いはそれらを読み抜く作家の力量、筆力、表現力において差が出る。

飽いてきた所へ持ってきて、知らずに借りてきた一冊であります。本当に家に帰って、副題を見るまでは内容すら確認しなかった本でした。
面白かった、重かったとだけ言いましょう。
京都の雅な言葉で、苛斂誅求をするあの人物等が登場するシリーズ物が、私は澤田ふじ子さんでは大好きだ。

うひょッ!!当たったよ。

  • 2007/12/22(土) 08:57:27

12月6日に中谷美紀さん主演の『自虐の詩』を観たのですが、その折りに残った映画の半券を映画会社の送ってみました。

ヒット御礼!「業田先生直筆イラスト&サイン入りプレスシート」プレゼントキャンペーンを実施!!
原作者・業田良家先生直筆の、幸江とイサオのイラストとサインの入ったプレスシートを、 12月14日(金)までに映画をご鑑賞頂いた方の中から抽選で5名様にプレゼントします!

業田先生に、直筆で幸江とイサオのイラストとサインを、一つ一つ描いて頂いた、世界に一つしかないプレスシート(マスコミ用冊子)、超レアなグッズです!
<見本写真 >
映画sign01


一昨日大きめの封筒が送ってきました。中身は当たっていまして、プレスシートが入っていました。見本写真と全く同じ物ですし、サインと言うのはどれかなとひっくり返したりして見たりしましたら、この表紙の絵と文字がそれでした。
如何にも印刷物らしくしっかりした書き方なので見分けがつかず、ちょっとこすってみて判りました。

<送って来た実物のサイン入りプレスシート>
映画sigin02

映画の原作者「業田良家」の「家」の文字中心部に削った跡が残りました。
でもよく一枚一枚同じ絵が描ける物だと感心しています。
有り難い頂き物で大事にとっておきましょう。

おどろおどろしていない陰陽師・・・その②

  • 2007/12/21(金) 20:48:21

<細かく見てゆくとなんともユーモラスな村上豊さんの表紙絵>
本sawadakarasubaba

澤田ふじ子著『鴉婆(からすばば)』、副題が「土御門家・陰陽事件簿」。
前回読んだ『大盗の夜』と同じシリーズものではあるが、今回のこの本は話の筋が全編貫いていて、短編仕上げにはなっているが一冊の長編とも言える。

その話の筋になっているのが、冒頭の作品の「鴉婆(からすばば)」で本のタイトルにもなっている。なんだか私のようなひねくれ者には、実に愛すべき好ましいばあさんで、とても愛着がわく。ただ者でなく、存在感がある人物で、この人物の存在が一番素晴らしく書かれた物語の芯だ。
主人公の陰陽師土御門家に振頭(ふれがしら)として、活躍する若き笠松平九郎に長男を殺されたにもかかわらず、この男をこよなく愛し、自分の大事な守り刀を託す事になる鴉婆(からすばば)の実に逞しく、崇高な人物感が好ましい。

鴉婆(からすばば)
赤い夏
狐の眼
闇の茶碗
冥府(めいふ)の鈴
親心因果手鑑(おやごころいんがのてかがみ)
鉄輪(かなわ)の女


前回の本と違って、笠松平九郎は街角に出かけて手相見、八卦見はしない。以前の作品では、彼が街角へたつ折りに、起こる事件や、遭遇する事件が主な内容でしたが、今回はこの鴉婆によって持たらされる事件や、絡んだ事件を彼は見事に処理し、解決していく。
短編でありながら、話がつながっている感じで、長編に感じられる所以だ。

それにしても表紙絵の村上豊さんの絵は、“とぼれん”感じが実に味わい深い。
それから本の表紙に使われている“鴉婆”の文字のフォントがとても美しい。

実写版ですか?ドラゴンボール。その③

  • 2007/12/20(木) 07:28:18

実写版映画『ドラゴンボール』亀仙人役はチョウ・ユンファに決定
12月19日19時45分配信 シネマトゥデイ

 映画『男たちの挽歌』や映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』のチョウ・ユンファが、鳥山明の人気漫画「ドラゴンボール」の実写版映画へ出演するとハリウッド・レポーター紙が伝えた。ユンファが演じるのは、孫悟空の師匠である亀仙人こと武天老師(英語名マスター・ロシ)だ。原作では、背中に大きな甲羅を背負い、かめはめ波を編み出した武術の神でありながらスケベな老人である。(シネマトゥデイ)


かのチョウ・ユンファさんが、あの『男たちの挽歌』で香港暗黒映画を一躍名を知らしめたチョウ・ユンファさんが「亀仙人」ですと・・・・?

確かにジョディ・フォスターと競演した『アンナと王様』や最近の『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』では、毛の少ない役柄が多いので良いかもしれないが、それにしても私のイメージの中にある彼とは大違いですなあ。

逞しく、強く、男らしく、映画の世界のワルというイメージをそのままに演じられたあの八十年頃から、もうすでに二十年も経っているのですね。
今現在はハリウッドに進出され、大活躍されておられますから、一流スターである事には変わりはありませんから良いのですが、ちょっとイメージが損なわれませんかね。でも、意外性という意味合いではナイスキャストなのかも・・・・
枯れるに早過ぎるので、また新たな映画にも期待しましょう。

いや、この映画にも十分期待はしておりますよ。なにしろ実写版ですから!!

またまた読み飛ばしてしまった本

  • 2007/12/19(水) 22:53:07

<観光ガイドブックのような表紙本>
本edotokyochirichimei

鈴木理生著『江戸・東京の地理と地名』
この本のサブタイトルがいい。
“「町」から「街」へ・・・時を超えた東京散歩”
東京から帰ってからこっち、ずっと眺めさせてもらった楽しめる本でした。

<この一流の著者は、江戸の情報何でも屋さんでした>
本ikenamiedokiriezu

池波正太郎著『江戸切絵圖散歩』
大作家先生のこの本自体が名著であります。
江戸の地に降りたって、大作家先生と歩く散歩は衣食住に幅広く、しかも興味深い話ばかりでためになります。
大事な大事な何度目かの読み物です。

<全然関係ない、常日頃読まない本>
本kiyokawaeigo

わたしの母親と同じくらいの年齢のおばあちゃんが英語を勉強するのに英国へ出かけるお話。
その英語のイギリス人教師のジョークが愉快で借りた本。
お元気な溌剌したお年寄りもいたものだ。
わたしももう一度、外国で英語をお復習いしたい。

夢にまで華麗な色つきで映像が出てきた本

  • 2007/12/18(火) 07:42:32

<蓬田やすひろさんの「道成寺」のシーンを描いた表紙絵はモノトーンでした>
本sawaadaorochinohashi

澤田ふじ子著『大蛇(おろち)の橋』

政界では厚顔無恥、一般の社会でも似たような破廉恥なできごとや、悲惨な事件が続発している。
こうした事件のなかで特に痛ましいのは、愛しいはずのわが子への両親の虐待であろう。
強いものが弱いものをいじめる。これは往古から行われていたにはちがいなかろうが、人の目につくほど頻繁ではなかった。
だがいまや世相は、<弱肉強食>の度合いを強め、政治も企業も持つべき倫理を失い、日本人の行き着く暗澹とした先が、はっきり見えている。(後略)


この本にある“あとがき”の冒頭部分を先に引用させていただいたが、これを書かれた2000年から、世の中まただんだんと悪くなっている。“あとがき”自体は本の内容に沿って書かれてはいるものの、当時の世相に関連する下りはまたに現在を予見してしたようだ。

澤田ふじ子さんの橋という名前のつく本はとても多い。その中でもこれは異色の作品でありましょう。またその書名の“大蛇(おろち)の橋”も最後には出て来るのですが意外なものであります。
丹波篠山藩という京都に近い小藩での微禄の者が、上位の人間にいじめ抜かれて、脱藩をせざるを得ず、しかも永年に渡って放浪の上復習をする内容となっている。
帯にも短く、

死ぬまで自分を慕い続けた女への愛と、それを汚した者たちへの怨念が
大蛇となって復習のとぐろを巻く。


この御本の中の大事な役目を果たすのが〈お能〉であり、その題目が「道成寺」となっています。藩主が江戸から帰藩するにあたって催される薪能の部分は、実に見事に描かれていて絵になり、ところどころ出てくる〈お能〉に関するお話は実に華麗で知らない者を魅了し、うっとりさせるものであります。
読了後に床について、まぶたを閉じると、鮮やかな景色が華麗に色づいて目に浮かび、なかなか寝むられなかったほどでした。

古い時代、丹波は丹(あか)い波(なみ)とも訓(よ)まれた。
波は霧をいい、その霧が朝陽や夕陽に染められ、赤い波状の景観を呈するからであった。


丹波という土地がより美しく、納得いくお話として語られている。

実写版ですか?ドラゴンボール。その②

  • 2007/12/17(月) 09:25:38

20th Century Fox "Dragonball" 出演決定!
20th Century Fox が手がける2008年夏公開予定のハリウッド映画 "Dragonball" に田村英里子の出演が決定しました。繊細が発表され次第、随時情報をオフィシャルサイトでも載せていきます。

date: December 15, 2007


かなり驚きましたねえ。
田村英里子さん、この方はいずこへいらしたのか、気になっていた矢先に上記のニュースがありました。
人気タレントとして一時あちこちにお出になっていたようでしたが、さすがにもう人気が凋落していなくなったんだとばかり思っていました。

ハリウッドで女優業をなさっているのですね。
彼女のHPにはこの上記のニュースが書かれていました。
可愛かったこのお方も34歳ということで、時間が経過しているので、知らない人も多い事でしょう。
頑張って欲しいです。ドラゴンボールは日本のアニメで国際的に花開いたものですから、彼女もインターナショナルになって欲しいなあ。

「英語でしゃべらナイト」とい番組で、インタビュアーとしてもちょっと活躍されていましたね。

キャメロン・ディアズ
アントニオ・バンデラズ
マイク・マイヤーズ
ジュリー・アンドリュース
"007" ジェイムス・ボンド ダニエル・クレッグ
ブルース・ウィルス
アヴィリル・ラヴィーン
スティーブ・カレル
ブルック・シールズ
KISS
デンゼル・ワシントン
ニコラス・ケイジ


これらの有名人とお話をなさったので、コネでも出来たのでしょう。

面白いものが出てきた・・・その②

  • 2007/12/16(日) 08:49:26

一昨日、“面白いものが出てきた”と脳天気な事を書いたが、その後も続々と出てきた。
と言っても、CDにして数枚なのだが・・・
これを送っていただいた台湾の若き女性(これ自体は間違いない)は、私以上に異常なほどの熱狂的な中谷美紀さんであられたらしい。

今回のCDにはほぼ数千枚の写真と、ムービーが入っている。
おお、これは何だというような足から先の写真まであるから、驚くべし。
壁紙もおよそ百枚以上、TV番組、ドラマに出てきたもののキャプチャー画像、CMに至るまで中にはまったく関係なかったコミックのものまで、ありとあらゆるものが詰め込んである。
マニアだなあ!!!
かなりの時間を割いて収集しなければならないでしょうし、ましてや台湾ですからTVドラマだって日本より見る機会は少ないと思う。
仲間がいらして、皆さんでお集めになったらしい事は聞いていたが、こちらもただのCDと思っているからまたまた驚いた。

好きでない人には興味もない話だけれど、中谷美紀さんファンの私には有り難いものです。
でもこれらをまた整理するのは、ちょっと辛いかな。

怖い時代が来たものだ

  • 2007/12/15(土) 23:28:25

銃器の蔓延化が進んでいる。
昨日も佐世保で散弾銃の乱射事件が起きて死傷者が出たし、その前には暴発で子供が亡くなっている。ちょっと前にはやくざの抗争でも事件が起きて、民間人が病院で亡くなっている。
やくざ同士だって問題はあるが、それよりも民間人が巻き込まれる事に異常さがふくらんできている。

ちょっと悪い米国化の傾向が出てきている。
昔アメリカで一番に驚いた事は、宝飾店の入り口に立っていたガードマンのでかさと、そして彼の胸にこれ見よがしに挿してあった拳銃であった。
大きなハンバーガーチェーンでもガードマンみたいな人はいたし、拳銃は携帯していた。日本にない異常な風景として驚いた事だった。

事件の内容が明らかになるに従って、知らされいく概要に異常さが目立つ。その中で今回の佐世保の散弾銃の乱射事件で驚くべきニュースが載っている。

付近住民が事前に相談=馬込容疑者の散弾銃所持-佐世保乱射事件

12月15日23時1分配信 時事通信
長崎県佐世保市の散弾銃乱射で8人が死傷した事件で、馬込政義容疑者(37)宅の近所に住む会社役員の男性が同容疑者の散弾銃所持を問題視し、県警に相談していたことが15日、分かった。最寄りの交番や知り合いの県警幹部に伝えたという。県警は「銃刀法に基づき審査しており、適切な許可だった」と説明している。
 馬込容疑者は散弾銃3丁と空気銃1丁を所持。佐世保署は2002年7月から今年9月にかけ、同容疑者の申請を受け、各銃の所持を許可した。
 この男性によると、馬込容疑者の日ごろの様子をおかしいと感じていたが、4~5年前に同容疑者の銃所持を知り、「許可に問題がある」と近くの交番に相談。警察官は「答える筋合いはない」と言って応じなかった。
 その後、知人の県警幹部にも電話で相談。この幹部は「対応しますから」と言ったという。 


銃器の蔓延化と氾濫は警察が止めないで、誰が止められるというのであろうか?
この警察の対応は驚くべき事だが、見過ごしには出ない。

面白いものが出てきた

  • 2007/12/14(金) 22:05:59

先日から暇があれば、昔のCDやDVD、そしてビデオテープなどを片付けている。
CDはせっせとiTunesに入れ、DVDとビデオは見ないと判断したものは捨てて、かなり大量にごみを出してしまった。すっきりすること、すっきりすること・・・
中谷美紀さん関係のものも、結構沢山あったのだがこれは捨てられず、ビデオに記録したものはDVDに書き直したりと工夫もしたものです。
で、思わぬものが出てきて驚いた。

ちょっと以前に台湾の女性とメールをやりとりした事があります。お互いに中谷美紀さんのフアンでしたので、少し意気投合して、色々情報交換をしたものでした。
少しの日本語と漢字(中字)と英語など織り交ぜて、何故か楽しかったのですが、その女性が送ってくれたCDが十枚近く出てきたのです。

中身は当時、何故か見ていなくて何だったかなとPCにかけてみました。
CDですので音楽かなとも思いましたが、よく見ると稚拙なカタカナで「ケイゾク」とか「NG」、中には「東京電視台」とか親切にも見えないくらいの小さな字がサインペンで書いてあります。
取りあえずは中身を見てみる事に・・・
驚いた事に、いや嬉しい事に、中谷美紀さんのかなり以前のデビュー当時のCMや、“笑っていいとも”“食わず嫌い”に出演したときのTV番組、「ケイゾク」のTV番組、“NG集”とにかくありとあらゆるものが、MPEGにして納められていました。
ちょっとした収穫なので、手持ちにあったビデオに録画したものは捨てる事にしました。
「ケイゾク」などはDVDで持っていますので、MPEGの小さな画面で見るよりはましですので、こちらは頂いたCDを捨てる事にしました。

でも意外なもので大いに喜びました。私はてっきり台湾の音楽と思っていたので、本日まで開けなかった事を悔やみ、また申し訳ない事だと思いました。
その時は調子良いお礼の返事をしていましたので、また別にお礼を言いたい気持ちです。
ただもうご結婚をされたはずなので、気持ちだけ・・謝謝。

ちょっと食べ過ぎに注意を・・・

  • 2007/12/13(木) 22:32:38

この連日、子供たちの祝い事の下準備で、沢山に人と食事をする事が多かった。
二人分が都合良くまとまってしまったので、行事が重なってしまう。

そもそも酒を飲まないので、いきおい食べる方には力が入る。
相手様の話に調子を合わせながらも、箸は自然と進んでいる。

ドレスを着なくてはいけない娘は、若干ではあるが遠慮気味に食していた。
只、今からでは遅いのではないかと危惧はしている。

目出度い事は沢山あるに超した方が良い。
でも、ほどほどに食事にも気をつけなければ、デブがまたデブ以上になる。

時代小説における、現代の旅

  • 2007/12/12(水) 17:17:42

<ちょっと写真では分からない凝った装幀の本>
本miyabeheisei

宮部みゆき著『平成お徒歩日記』
写真では分かりにくいが、表紙は二層になっている。著名は書かれた部分とその周りの地図が本来の本の部分で、その上に透明なカバーのような部分に文字が書かれている。
つまり本の帯に当たる部分が、そのまま透明なカバーに書かれているようなものです。

お徒歩日記【おかち・にっき】
①いにしえの大江戸と同じように歩く空前絶後の紀行エッセイ。
②このおかしなタイトルの本は、わたくしミヤベ・ミユキにとりまして
 めての小説以外単行本であります。


宮部みゆきさんは時代小説家としては、お若い才能ある方でありますし、とても好きな作家の一人です。ご本人が本文中にも“初めての小説以外の単行本”と言っておられるように、ストーリーのない現代の東京を、江戸に見立てての旅の紀行文でありました。

東京の町は、田舎に住み着いた人間には大都会でありますが、時には社会見学や新たな知識の探求のために出かけていきます。数百年前の江戸を探訪するということでも、私も時折は出かけていって見ます。
決して新しい観光スポットや、建築物には興味もありません。江戸を匂わせる建物や、風物を見て歩く事が楽しみなのです。その為の切り絵図や、こうしたユニークな本は、欠かせません。
私はそれほどゆったりと歩ける時間も体力も、また土地勘もないので、この本は私の気持ちの代行といった意味からも有り難かった。

美しいお話は、心休まるけれど・・・

  • 2007/12/11(火) 11:22:06

<炭俵を背負って女が危なっかしく丸木橋を渡る表紙絵は、蓬田やすひろさんの絵ですが、沢山の本に同じ調子の絵が有りすぎて見分けがつかない>
本sawaadazenitoribashi

時代小説の中では、この蓬田やすひろさんの装幀・装画になる本をようく見かける。
上手とも思えない、ブルーを基調にした代わり映えしないえであるが、味わいはある。但し本屋さんでは余り見分けがつかず、特色もないため目立つ事はない。
作家さんとすれば、幾分かは目立って、少しでも購買意欲をそそられてしまうような表紙絵の方がよいと望まないのだろうか?
作家さんにはそれらを希望する事は出来なくて、出版社の言うがままで、しかもそれほどの金銭欲もなく、高邁な精神でいらっしゃるのだろうか?

澤田ふじ子著『銭とり橋』、副題は「高瀬川女舟歌」。
シリーズものの一つであり、“あとがき”には

小説を書き始めて約四半世紀。これまで作品は多くの読者に支えられ、上・下本を合わせて一作として数えると、この短編集は八十三作目に当たる。


また帯には、

人情のために金を取る橋がある。
居酒屋「尾張屋」の宗因を中心に、
京・高瀬川沿いに集う市井の人々の哀感を情感豊かに描き出す、
人情時代小説シリーズ、最新刊!


京都の町中に「尾張屋」という名の居酒屋を営む、元尾張藩藩士・宗因を中心に、高瀬川を上り下りする船頭や、角倉会所の連中を絡ませた人情話。
この宗因の武士を捨てたより人間らしい生き様と、今回テーマとなった修行僧普照の人間味溢れる交友がよく書かれています。
古里の山山と谷川を隔てた街道との間に、丈夫な立派な橋を架け、人々の暮らしの利便を高めたいとする修行僧普照は、その為の浄財を集めるために勧進をして今日の町を歩く。

ふとしたことからこの宗因と普照とは知り合いになり、お互いに助け合いながら、心を通わせ、この物語に出てくるほとんどの人々がこの難事業に力を貸すようになる。
現在のように利でしか動かないような人間が多い中、魂と魂、強い意志と意志、友情と友情とらが結びつき合う事は実に美しい。物語の中だけではなく、読んでいる人みんなに共感を覚える作品です。

六編の短編から構成されてはいるのですが、どれも解決が早い。必ず後半の一、二ペ-ジで片がつく。大変にあっけらかんと一章の物語が終わる。これは澤田作品の特徴でもあります。
でも読者がこのように解決して欲しいと望むようにはならない事もある。勧善懲悪といった時代小説のセオリーといったものも無視されて、悪者はどうしたのという取り残された気分になる事もしばしばです。
それともう一つの特徴は、ほとんど一章の間に行替えがない。行替えがないので、時間の経過が時折進んでいたり、日時が二、三日進んでいたりする事に気付かない事がある。
特異な京都弁と、面白く繊細な構成は女性特有なものだと思う。

宮崎がとても小さな町である事の証明

  • 2007/12/10(月) 07:45:18

地方都市は市町村の合併で、おおむね大きい区画になりつつあります。
そうはいってもともと田舎と田舎がくっついて、大きな田舎が出来たようなもので行政上は大きな枠になったとしても、町自体がふくらんだ事にはならない。
特に繁華街と呼べるような場所は限られたところにあるし、増えもしなければ減りはするかもしれないと言った状況でしょう。

また個人的な事になるのだが、我が家でも長女と次男がようやく春先には結婚をする事になった。子供たちは自立をして、とうに家は出ているのだが、それでもめでたい事には変わりない。
次男の結婚する相手のお嬢さんとは親しく、家族ぐるみでお付き合いをさせていただいている。先様のお父上とも親しく、気さくな方でそのことも大いに喜んでいる。

ある時、このお父上が寿司屋に出かけた時の事、カウンターでこの寿司屋の主人と大きな声で私の話をなさったらしい。内容もそこそこに良かったらしいのだが、その同じカウンターに家内の弟がいた。義弟は当然、その父上を知るわけもなし、黙ってよそ事に聞いて帰った。
さる時、家内と娘がこの義弟のお嫁さんと出くわした。
「この度はおめでとう」と娘と家内にお祝いを述べて下さった。
義弟はてっきり娘の結婚の誤解して聞いて帰り、お嫁さんに話した。娘も結婚が決まっているので、耳の早い事であるよとばかり思って礼を言ったが、その中身を聞いて自分のことでないことで大いにみんなで笑った。

いくらこの宮崎市が小さいとはいえ、寿司屋の五、六十軒以上はあるだろう。そんな夜の同じ時間に、同じ日にちに、同じ寿司屋で出会う事が珍しいし、おかしな偶然である。
しかもその寿司屋は、たまたまであるが私の古い古い幼友達であります。
ここまで話がつながってくると、我が町は小さいなあといわざるを得ない。

あきらめも大事だということ

  • 2007/12/09(日) 07:30:37

四十代後半に、五十肩といわれる肩の痛みがきた。
そしてその後に、左足のくるぶし近辺が妙に痛くなって、今では両方ともとても痛い。
当初歯医者に通ったし、薬も飲んで、湿布薬なども貼って治療をした。
しかしこういったものは治りはしない。いくばくか痛みは治まるものの完治はしない。
つまり上手につきあって、慣れていくものなのだと思うようにしている。
いわゆる老化の兆しなのですから、これは仕方のない事なのでしょう。
五十年以上自分の体にむち打ってきたのですから、身体自体も悲鳴を上げるわけです。
随分昔には“人生五十年、・・・云々”といっていた時代があって、その後十年も過ぎて生きていれば仕方がないと思えるようになります。

ところで我が家の寝たきりの親父は、すでに九十歳であります。
時折往診に来て下さるお医者さんの薬が効かないと愚痴ります。
寝たままなのでいらつきがつのるのか、口汚く効かない薬を売っていると申します。
元々パーキンソン病でありましたし、その頃はかなりの量の薬が投与されたいましたが、今では若干の惚けも入り薬もわずか一、二錠なのです。
冥土の旅も近いという年になって、薬は治療の効果もあろうはずがありませんので、さっさとあきらめるべきなのでしょうが、何か治る方法があると思っている親父も哀れです。
そろそろ達観しても良いとは思うのですけれど・・・・

それにしても我が家を往診して下さる先生は偉大であります。
常に笑顔で、入り口や玄関の花を褒め、患者の様子に真剣に一喜一憂し、老いさらばえた老人の身体を真剣に診察し、必ず力づける言葉をかけ、最後には家族に労りの労をねぎらってお帰りになられます。
まさに医者の鏡であります。
このようなお医者さんのかかっていられる親父は幸せであります。

実写版ですか?

  • 2007/12/08(土) 21:25:12

子供が小さいときに、よく見ていたのが『ドラゴンボール』でした。
まだよく分からない次男まで、必死に見ていたのを思い出します。
その次男がすでに三十に近いおっさんになったこの今に、この『ドラゴンボールZ』を実写版で創るらしい。
<ハリウッド実写版『ドラゴンボール』>
映画dragonballz

2008年8月15日と公開日まで決まっているという事で、先日の『トランスフォーマー』などと同じでアニメーションの世界がまた広がり、国際的に認知される事になるだろう。
確かに米国でも『ドラゴンボール』は人気で、面白いから英語版を買って帰って土産にしたものです。

配役は下記に決まっているらしい。

Goku(悟空) ~ジャスティン・チャットウィン 『宇宙戦争』でトム・クルーズの息子役を演じた
Piccolo(ピッコロ) ~ジェームズ・マースターズ
ChiChi(チチ)~ ジェイミー・チャン 『ラッシュアワー3』に出演


映画が来たらこの大きな子供たちと見に行きたいなあ。


痛快などんでん返しが、見物でした

  • 2007/12/07(金) 21:01:46

<タイトルにふさわしく華麗で綺麗なアネット・ベニング>
映画juria02

久々に痛快などんでん返しのある映画を見ました。
アネット・ベニング主演の『華麗なる恋の舞台で』・・・原題は実にあっさりと`Being Julia,
面白かったです。
原作はかの文豪、サマセット・モームでありまして、舞台に生きる女優の奔放さと悲哀がよく書かれていました。
主演のアネット・ベニングは自由奔放で、華麗で、大胆で、繊細で、実に美しくもあり、見にくくもあり・・・・女優という女性生活を余さず画面に出していました。
最初に私が見たこの女優さんの映画は「バグジー」だったと思いますが、あの頃からお気に入りの女優さんです。幾分かはお年をお召した感じはありますが・・・でもいつまでも素晴らしい演技が魅力です。
息子と同世代の若い男とは大胆に浮気をするし、失意のどん底から一転して笑い転げる女性に変化するし、最後に頼ろうとする男は同性愛者であるし、映画のおもしろさを知り尽くした人が作った映画でしょうね。
人生を思いっきり自由に生き抜く姿は、実に見事に輝く女性の象徴でであります。が、奥様にはちょっと似つかわしくありません。

<華麗な舞台でのシーン>
映画juria

終わりに近く、舞台での仕返しのどんでん返しは愉快、痛快です。
女性の底にある力強さを感じさせます。

競演の男優さんも魅力的です。
ジェレミー・アイアンズもとぼけて素敵でしたし、怪優マイケル・ガンボンなども面白い役所で出てきます。
とても「ハリー・ポッター」シリーズの??とは思えない。
かつて名優だったイギリスのレックス・ハリソンを彷彿させる風貌で、観客をうならせます。

やっと拝見しましたよ

  • 2007/12/06(木) 20:16:25

本日やっと中谷美紀さん主演映画の『自虐の詩』を見てきました。
ほとんど後半は泣かされましたね。良い映画でした。
でも美人はブスの役を演じる事が出来ますね。その逆は出来ませんけれど・・・

阿部寛さんも力演でした。台詞がほとんどないのに、演技はしっかりされていて見事でした。
脇の遠藤憲一さんも常とは違って可愛かった。
父親役の西田敏行さん、隣の優しいおばちゃんカルーセルマキさん、やくざの親分竜雷太さんなどと本当にしっかり映画を盛り上げてました。
親切な警察官としてミスターちんさんと、ぽん引きの島田洋八さんのお笑いがお元気そうで懐かしかった。もう一人のミスター、Mrオクレさんもちょっと顔を出してます。

寒い気仙沼の子供時代と、現在の大阪の親しみやすい庶民の町との対比が見事に描かれていました。この子供時代が一番に泣かされましたね。
確かに私の子供時代には、こんな本当に貧しい生活をする家庭がありましたね。四畳半に家族7人暮らしとか見てましたので、そんな人の事など思い出すと泣けました。
何故かというと、私は差別をする側にいたからです。なんでもっと親切に、つまり偽善的でも、哀れみでもなくお付き合いが出来なかったのでしょうかねえ。

それにしても映画館はさっぱりでした。広い場所にたった三人だけでしたから・・・

<本日もらってきた予告のパンフレット>
中谷eigasilk01

来春公開予定の『SILK』のパンフレットです。
当然、私のご贔屓の中谷美紀さんもご出演です。
本日見たこの映画の予告編でも、『自虐の詩』の時とは違って、とてもとてもお美しかった。

<パンフレットの一部にあった中谷美紀さん>
中谷eigasilk02

ちょっとアップにすると紙面のアラが見えますけれど・・・
この映画も楽しみです。内容はどうあれ、中谷美紀さんがお出になれば何でも良いのです。

無駄なのか?無益なのか?整理整頓・・・・

  • 2007/12/05(水) 20:29:29

暇に飽かせて整理整頓をしている。特に今はAVに関してであります。
この数十年の間に、このAVに関するメディアは進歩を遂げすぎて追いつけない。レコードを見かけなくなって久しいが、その後に出たカセットは形見も狭く、CDは当たり前の世界と思っていたのもつかの間、MDが台頭し、そしてMDのはかない命はデジタル・オーディオの取って代わられた。

ハードの方だって、ウォークマンが出てきたときの衝撃は大きかった。カセットに音楽を入れた持ち歩ける。
でもわずかの間に丸っこいCDウォークマンに変わった。ちょっとの間だけだったが、MDも使った。
デジタル・オーディオ?って何と言う間に“iPod”だった。これすら“nano”、“shuffle”、“touch”、“classic”と沢山あってかまびすしい。

この変化のたびにダビングを繰り返してきたし、中には捨てきれた物もあって整理は出来た。さすがにレコードはジャズ関係は残して、それ以外とカセットは数年前に処分してなくしてしまっていた。問題はCDでした。
“ iTunes ”にとりあえず入れてしまう事にした。“ iTunes ”には、ジャケット写真なども取り込めるが、とりあえずそこのところは飛ばかして音楽だけ入れる事にする。これだけでもいい加減大変な作業なのだ。
その後、これらのCDが処分できるかと言えば出来ない。愛着があるとかないとかではなく、HD内蔵のミニコンポには、また別の保存形式になるので互換性がないため入れ直さなければならない。

<懐かしく出てきた中谷美紀さんのCD「食物連鎖」>
中谷cdsyokumotu

<懐かしく出てきた中谷美紀さんのCD「私生活」>
中谷cdshiseikatu


オーディオがそんな風なのに、映像も同様に面倒です。
LD(レーザーディスク)も余り見かけないが、少々は残っている。これは仕方ないので廃棄。
残りの難問はビデオディスクであります。
一応再生用にデッキも残してある。現在のようにデジタル全盛でビデオ機器が少なくなり、テープの保存状態も悪くなるのを考えれば、かさばる物だし、これも廃棄にするしかないのかもしれません。
そこそこの過去のTV番組は、レンタルビデオ屋さんでも間に合うし、中にはDVD化されて販売もされています。ごみだと思って捨てましょう。
年末ですしね・・・・?
こうしてみると物をとっておく事は無益な行為で、一時的な自己満足に過ぎず、その意味合いは、案外ないのかもしれません。

此処まで奥が深いとは思いもしなかった・・・その②

  • 2007/12/04(火) 08:50:29

良い時代小説とは何だろうと、私なりに考えることがある。

第一に、面白い事。
第二に、文章が分かり易く、平易である事。
第三に、会話が適度に混じり、リズムよく読める事。
第四に、時代設定がしっかりしている事。
第五に、登場人物が素晴らしい事。
第六に、ストーリーは奇抜すぎない事。
第七に、優しい心根がある事。
第八に、話の根拠となる歴史考証がしっかりしている事。
第九に、該博なる知識が旺盛で、教えられる事が多い事。
第十に、以上のそれら全てが自然で、さりげなく押しつけがましくない事。



私は澤田ふじ子さんの小説をとても気に入っている。
私の好みの上記にあげた十項目にとても合致する。
今回の『地獄の始末』においても、全くこの勝手に思っている十項目に当てはまる。
今回に登場人物は、古画書物の鑑定をする著名な古筆家九代目の古筆了意と、それらを取り巻く弟子たち、そして用心棒の武士、食客とみなみなが素晴らしい。
それらの人々は、大層な金額が動く世界にいながら、真の美術品を見極める事にのみに生き、そのことによって自らを高め律していく。求道者なのですね。

本作品は各章において、色々なものを鑑定する。本文中では鑑定する事を“古筆見”と称しているが、その極意のごときものが表現されており、参考までに・・・

鑑定、識別の要諦は、いかに多くのすぐれた書画を見ているかにつきる。
これが十分だと、〈勘〉が鋭敏になり、箱の古び工合、軸先や表装、場合によれば軸をにぎっただけで、それが本物かにせ物かが、直感で判じられる。
古筆家歴代の鑑定法は、この直感を重んじてきた。


この直感についても、後半で論じられている。
それは触ったときの感触や湿気のあり工合など、案外と科学的な根拠のある話として語られています。

いずれにしても、作家さんが作る世界を読者がなぞって、納得するのが面白味となるわけですから、本当に納得させられるためには、作家さんの力量と描写力のほかにはありません。
そう言った意味においては、澤田ふじ子さんは最高の時代小説家ではないでしょうかね。

此処まで奥が深いとは思いもしなかった・・・

  • 2007/12/03(月) 21:35:18

<いかにも強そうな武士と典雅な服装の老人、表紙絵からしてこれは面白いぞ>
本sawaadajigokuno

澤田ふじ子著『地獄の始末』、副題が「真贋控帳」。
前回読んだ『霧の罠』にも、副題が「真贋控帳」となっていたので、続き物かなとは思ったのですが違っていました。話の筋も違っているし、主人公も異なるので関係ない話ではないかなとは思いましたが、根底にある“古筆見(古書図画骨董鑑定)”に関する話である点では、副題が当てはまる。

本の帯には、当たり前の紹介文が記されている。

美術品に秘められた魔性と人間の飽くなき欲望
寺社奉行の支配下にあって、古書画鑑定を家職とする古筆見がまきこまれた事件の連作集。


古筆見の大家である古筆了意は、ふとした花見の宴で浪人・岩佐惣九郎と知り合う。この浪人の気位の高い、孤高とした生き方に感嘆した古筆了意は彼をそれとなく自分の友として、そして用心棒として心を通わせ始める。

この二人と、古筆了意の門人たちによって巻き込まれる事件を、次々と片付けていく短編集であります。

第一話 雪村(せっそん)の絵
第二話 利休の判形
第三話 二天の鵙(もず)
第四話 暗がりの土地
第五話 世間の罠
第六話 地獄の始末


どれをとっても面白い。
もっとも澤田ふじ子さんの本には、膨大なる知識の大波が溢れかえっているのですが、今回はそれに加えて、古書、図画、焼き物、骨董全般の該博な知識がありとあらゆるところに書き込まれている。
参考にされている資料の数々とその読破力にも感心しながら、読ませていただいた。

今回は前回の『霧の罠』と違って、京都弁が豊富に出てくる。前回、“京都弁が出てこない、京都の小説”と書いたように、澤田ふじ子さんには珍しく京都弁が出てこなかった。
今度は舞台も京都に戻って、懐かしの京都弁で語られている。
やっぱりこの感じが、よく雰囲気が出ているし、話が面白い。

それにしても紳助とか言うお笑いタレントが司会してしゃべっている言葉は、何弁なの?京都生まれって聞くけれど、品位にかけるよ。

退屈しのぎにしたことは、本当に退屈しのぎだった。

  • 2007/12/02(日) 21:29:40

探していた物が見つかった。
案外つまらない物なのだけれど、なければ用をなさない物が出てくる。8cmCD用のアダプターなのです。黒い不細工な形のドーナッツ型の道具です。以前のPCはCDをテーブルに置くタイプで必要がなかった。現在のスロットインタイプはこれがないと、8cmCDが聞くことが出来ない。
そもそもこれでCDを聞くつもりはなかったのだけれど、古い古い物が少々出てきて、これが意外にも残しておきたい物だった。

<ちょっと懐かしい感じのシングルCD>
中谷cd01

かつて中谷美紀さんが東恵子さんとユニットを組んでいた“KEY WEST CLUB”のシングルCDが見つかった。他にも数点見つかった。
『お誂え向きのDestiny(1991/11/21) 』
やっぱり若いし、何だろうね?未熟な歌声というと失礼だけれど、そこが良いのかも。

<何でも買って取っているのですな>
中谷cd02

左から『砂の果実』『あなたがわからない』『天国より野蛮』
なんだかセクシーな声で、華奢で繊細に聞こえて好きなんです。でも一番右のジャケット写真は、お歯黒をしているようで不気味??

<まだ出てきた、懐かしい8cmCD>
中谷cd03

左から『STRANGE PARADISE』『いばらの冠』『MIND CIRCUS』
これ以外にちゃんとしたアルバムも持っているので、マニアでしょうかね?アホ臭い。
しかもアルバムは封も切ってなかった。

でもこれ以外に懐かしい音楽の小さなCDが沢山出てきた。
珍しくて買ったのか、音楽性がばらばらで可笑しかった。
これらを全部、i-TUNEに入れ込んだ。ちょっとした作業だったが、愉しかったし、良い気分だ。
ルイ・アームストロングも吉田拓郎も尾崎亜美も、そして中谷美紀さんも混在する。


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。