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名人とうたわれた人々の中で・・・。

  • 2009/04/30(木) 21:43:26

古典落語の世界で三名人と謳われたのは、古今亭志ん生(五代目)桂文楽(八代目)林家正蔵(八代目)でありましょう。将軍吉宗も八代目でありましたから、志ん生師匠を除けば八代目は何かと逸材なのかも知れません。

確かにこの三人は素晴らしい。それぞれに個性的で、それぞれに独自の芸域ですから楽しめる愉しみ方も違ってきましょう。

<実に人間離れをした、しかし魅力的な金馬さん>

人kinba01

でもありましょうが、私はこの方も名人のお仲間に入れて差し上げたい。
三遊亭金馬(三代目)であります。
豪放磊落な語り口は、実に庶民の味方である気がしますし、落語という世界が身近な楽しみであると感じさせる筆頭の方であります。
またその演目の中に出てくる数々の人々の多種多様さにも驚かされます。

『堪忍袋』での下町の大工職人さんやおかみさんのやりとりと喧嘩。
『高田の馬場』での香具師の呼び込み、中でも圧巻は“蝦蟇の油売り”。
『孝行糖』での棒手降り(ぼてふり)の行商人の売り声。
『茶の湯』での大旦那と丁稚。
『藪入り』での人情味あふれる親父、またその子とおっかさん。
『目黒のさんま』でのお殿様、お姫様そしてその家来や侍女たち。


数え上げればきりのないほどの人物が、それなりに生きて登場します。
器用にこなされたその声色は、とても臨場感を持って聞こえてきますし、貴賤、人格、人柄など微妙に訴えてくる人物の特徴をとらえて見事であります。
声帯模写ではありませんから、声を似せてるわけでもないのに、じつに江戸っ子を上手に表現して粋でイナセだったり、とても上品な女性だったり、色っぽい声音だったりとお顔には似てもにつかない魅力があります。
まあ、全体には江戸職人や大工など一般庶民がお得意ではありますが・・・・。

文楽の幇間(たいこもち)、志ん生の粗忽者などは謂わば持ち芸ですから、それほどの幅はありませんが、金馬さんのいろいろな売り声、大道芸そこのけの呼び込みは素晴らしいものです。

お笑い三人組で有名な三遊亭小金馬だった当代の金馬師匠も、すでに80歳ほどの老境ですが、やはり先代ほどには面白くはないな。
このところは個人的な好みが左右するので、勝手な事は言えないが個性的ではないと感じる。
TV芸人のはしりであるだけに、このあたりの方々は今イチな・・・・・?

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窮屈な武士の理屈。

  • 2009/04/27(月) 21:12:17

<村上豊さんの表紙絵、鞍馬天狗に座頭市>

本gozanjifujimi

講談社刊の“時代小説ベスト・セレクション”は全部で十二巻、新書版くらいの小さな本だが二段組みに書かれて読みではある。
十二巻のどれをとっても面白い。アンソロジーでありますので、編者は時代小説の権威縄田一男さんであられます。

『剣に命を』 剣豪小説1
『一瞬の太刀』 剣豪小説2
『路地裏人情』 市井小説1
『男と女 江戸しぐれ』 市井小説2
『八百八町の名探偵』 捕物帳小説
『ご存じ不死身の男』 ヒーロー小説
『闇を飛ぶ』 忍者小説
『天下に挑む』 反逆者小説
『乱世の勝者敗者』 戦国小説
『風雲に志』 幕末小説
『侍ここにあり』 士道小説
『夢とロマンの四千年』 中国小説

その中で、六巻目の『ご存じ不死身の男』(ヒーロー小説)は、鞍馬天狗、柳生十兵衛、眠狂四郎、遠山の金さん、月影兵庫、座頭市、木枯し紋次郎、仕掛人・藤枝梅安、獄医立花登などと本当にご存じの方ばかり、最後の獄医立花登はあまり名が通ってないがそれでも藤沢周平作品であります。
他にも作家さんは大佛次郎、五味康祐、柴田錬三郎、南條範夫、子母澤寛、笹沢佐保、池波正太郎らの蒼々たる方々であり、面白くないはずがないのであります。

この中で二編目の『柳生十兵衛』の中に凄い事が書かれてあります。
戦国から江戸にかけての時代では、例え夫婦間でも女との愛などとは武士として恥ずかしいこととされている。主人公は美貌の妻を持ったばかりに、その妻を殿に差し出すことになるのだが、なんの躊躇いもなくそれを行い、妻は恥じて自分の顔を損じて殿に斬られてしまう。その武士道について・・・・

弱肉強食の戦国に在っては、愛の絆を断つぐらい敗北の悲惨に比すれば微々たるものだ。敗戦で家屋敷を焼かれ、婦女子を略奪され、米を取られ、領民を路頭に迷わせても己の一個の愛に執着するなどという、女々しいことが武士にゆるされる道理はない。
武士は勝たねばならない。戦にも、苦難にも、愛にも、おのれ自身にも・・・・。

中谷美紀さんの新作の映画についてのニュース。

  • 2009/04/26(日) 07:32:32

中谷美紀さんは秋に公開される予定の映画『ゼロの焦点』に出演されるようだ。
あまりこの映画の情報がないが、とても楽しみな事であります。
東宝系であれば、こちらでも公開されるでしょうから、観られないと言う事もない。
近年スクリーンの上でしかお目にかかれないので、とても楽しみです。

東宝 松本清張の「ゼロの焦点」映画化
 東宝の2009年の映画ラインアップが12日、都内で発表された。

 目玉は、松本清張の生誕100年記念で秋公開予定の「ゼロの焦点」。清張作品の映画化は84年の「彩り河」以来で、「ゼロ…」は61年(野村芳太郎監督、松竹)に続く2度目。監督は「眉山」で日本アカデミー賞監督賞を受賞した犬童一心氏(48)で「次の時代に生き残ろうとして間違いを犯す人間の姿を描き、現代に問いたい」と抱負を述べた。撮影はこの日、北海道での風景撮影からスタート。61年版で久我美子(77)が演じた主人公を含め、キャストは現在、最終交渉中。

スポニチアネックス2008年12月13日



映画:松本清張の「ゼロの焦点」映画化、能登半島・ヤセでロケ 犬童監督「絵になる」
 ◇断崖の荒涼とした雰囲気、犬童監督「絵になる」
 ◇「犯罪の背景、現代とも共通点」


毎日jp(毎日新聞 2009年3月25日 東京夕刊)



「ゼロの焦点」が映画化

ミステリーの鍵となる場面の撮影が行われたヤセの断崖。高さ35メートルの絶壁の眼下に日本海が広がる(中央で左手を上げているのが犬童一心監督)35メートルの断崖 迫力の撮影
 松本清張の推理小説を映画化する「ゼロの焦点」の撮影が進んでいる。1961年の野村芳太郎監督作品に次ぐ映画化で、清張の生誕100年の記念作品。ミステリーの謎解きの鍵となるシーンの撮影が、小説の舞台と同じ、日本海に面した能登半島の断崖(だんがい)で行われた。

2009年4月10日 読売新聞

時代小説を愉しむ為に参考になる本・・・その②

  • 2009/04/22(水) 10:15:34

このところ時代小説を読むと同時に、いろいろな関連書物も探して読んでいます。
かなり時代小説にのめり込んでますので、もしタイムマシーンで江戸の町にさまよい出ても困らないくらいです。
それでも小説とは違った面白さで、江戸時代関連の書物は読んでいけます。
こんな事はすでに知っているということから、あらこれは知らなかったというような事まで、この世界も案外奥が深くて面白いですな。

『江戸人のしきたり』
―日本橋、天麩羅、三社礼、寺子屋、歌舞伎、吉原…日本人の知恵と元気の源泉―
北嶋 廣敏 (著)

本edojinnoshikitari

内容(「BOOK」データベースより)
本書は、将軍から長屋住まいの庶民まで、江戸人の暮らし方・生き方などについて記したものである。


『なぜ江戸っ子を「ちゃきちゃき」と言うのか』
―粋な江戸の生活事情―
中江 克己 (著)

本nazeedokowo

内容(「BOOK」データベースより)
「しゃらくせえ」「おととい来やがれ!」ユーモアたっぷりのセリフから読みとく都会人・江戸っ子の暮らしぶりとオモシロ気質。


『イラスト図鑑 大江戸暮らし』
―武士と庶民の生活事情』―
大江戸探検隊 (著)

本ooedokurashi

内容(「BOOK」データベースより)
「大工の源さん」と「将軍さま」のタイムスケジュール「吉原の流儀」と「大奥奉公出世双六」…。読んでなるほど見て面白い江戸の暮らしを大紹介。


両国や深川には江戸の暮らしを具現化した建物や、町並みがあって愉しいのだが、田舎ではそうも行かないので本で愉しんでいます。
我が頭の中の『大江戸』よ!!!!

中谷美紀さんと、懐かしく見覚えのある場所の話。

  • 2009/04/21(火) 08:49:39

<懐かしいちょっと若い頃の中谷美紀さん>

中谷olim


なにゆえ、こんな写真を持ってきたのでしょう?
先日、『相棒』の再放送を観ておりました。

Season 1第6話「 死んだ詐欺師と女美術館長の指紋」
出演 根岸季衣、モロ師岡、深沢敦 放送 2002年11月13日


最初に画面に登場するシーンの場所がどこかで見たような気がするのです。美術館という設定ですから、地方に住んでいる私にはあまり馴染みはないはずです。
でも直感的にこの中谷美紀さんの写真を思い出しました。

オリンパスがまだ“CAMEDIA”と言うブランドを造っていた頃、2000年前後に彼女はこのメーカーのイメージガールでしたね。

閑話休題

忘れもしないのですが、そのおかげで“C-2000ZOOM”などという、当時は高級なデジカメを買いましたな。200万画素、3倍ズーム、でかくて重くて、しかもメモリーは今はなき、スマートメディアでした。
このスマートメディアは名前のごとくスマートでスリム、しかも短期間でスマートに消え去りました。実に不安定で、私は大量に撮ったアメリカの写真が、日本に帰ってきて消失してしまい、メーカーさんで復元してもらった苦い経験があります。

で、このオリンパスの広告に使われた中谷美紀さんの2000年当時の写真がありました。
カタログ等にもいろいろお顔が出ていたのですが、その中の数枚がこの美術館?の場所でありましょう。実際に検証したわけではありませんが、私の中谷美紀ファンとしての直感が間違いないと信じてます。
先のメディアのクレームの際、これらの数枚のカタログ写真がサービス用にメディアに入れて送って来ました。ご親切だったのか、私が強要したのか覚えていませんが・・・・。
でも、その後にはHPにも載っていましたから、ご親切なお詫びだったようです。

まあ、なんの意味もない話ですけれど・・・・。

<ちょっと古めのお写真を>

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中谷olin07

還暦の爺さんの趣味としては如何なものかな?フヒフヒフヒ

時代小説を愉しむ為に参考になる本・・・その①

  • 2009/04/17(金) 07:30:31

時代小説を読んで愉しむためには、いろいろな江戸風俗や、生活が理解出来ている方が良いですね。その為に小説でない江戸時代の事を知る参考書みたいな本も重要な私の読み物となる。
昔観た時代劇や、古典落語などもまた、私の中では重要な基礎知識です。

『江戸時代に生きたなら』
―生活・風俗 江戸の物価変遷史―
中江 克己 (著)

本edojidainiikita

内容(「MARC」データベースより)
長屋の家賃は月収の何割? 江戸っ子の社交場、銭湯の値段は? 江戸時代の暮らしと、ものの値段に焦点を当て、江戸時代がいっそう身近なものになるような面白いエピソードを集めた本。

『[図説]お江戸の地名の意外な由来』
中江 克己 (著)

本oedonotimei
内容(「BOOK」データベースより)
江戸地名の由来の面白エピソードを浮世絵や絵図で紹介。
時代劇でお馴染みの八丁堀、寅さんで有名な柴又など、東京には江戸の香りを残す地名が少なくない。そんな地名の由来を興味深く解説。

『大江戸を遊ぶ』―「のむ・うつ・かう」の風俗百科―
渡辺 誠 (著)

本ooedowoasobu

内容(「MARC」データベースより)
古典落語の可笑味と人情の機微を楽しむ! 江戸の風俗、のむ、たべる、うつ、かう、あるく、よそおうをわかりやすく説明し、各風俗に関わる落語を紹介する。落語に親しむための副読本的な書。

『江戸おしゃれ図絵』―衣裳と結髪の三百年―
菊地 ひと美 (著)

本edoosyare

内容(「BOOK」データベースより)
絵師・ひと美の大江戸ファッション流行史。改革・禁令なんのその…女も男も大胆素敵!慶長小袖、熨斗菊花模様、繻子、男伊達、丹前風―江戸三百年の知恵と美意識。

酒に縁がない人にも・・・・。

  • 2009/04/16(木) 19:09:18

母の誕生日でありましたので、ちょっと綾町まで出かけてきました。
『酒泉の杜(しゅせんのもり)』というちょっとした憩いの地なのですが、もともと酒造会社の大きな工場に面して作られた良い所でした。
子供が小さい頃に行ったような記憶がありますが、なにせ酒を嗜みませんので、この様な施設には余り縁がありません。

<酒泉の杜の全体風景>

雑syusennomori

奥の方にワイナリーがあり、天然温泉、宿泊施設、お土産やさん、ガラス工房、地元工芸品販売所など見て回ると結構広くて楽しめる所でした。
朝早かったので、広い広い温泉には彫り物をしたおじさんと二人きり。
確か入り口に「入れ墨の方はお断り」とありましたが、多分この方のは「入れ墨」ではなく、「彫り物」なのでしょう。
二人であちらとこちらと遠く離れて過ごしました。
私はその不動明王が彫られたくりからもんもんを身近に見たかったのですが、この御方が遠慮されるのか近くへはおいでになりませんでした。

酒類の販売品も多く、綺麗な売店では試飲が楽しめます。
但し私は近づいただけで飲酒運転になるほど、アルコール類に反応しますので敬遠です。
この分野は家内の出番で、しっかり試飲を試み、土産物を厳選していた(?)ようでしたね。

ここでの有名なものは現代の名工と呼ばれる“黒木国昭”氏の工房がある事です。
展示即売所があり、華やかな光琳調のものから切り子まで多種多様が並べられ、季節柄ガラスの兜まであります。
価格も数万円から二、三百万円以上までピンキリで見事な作品群です。
工房では若い後継者の方々が汗まみれで励んでおられるのが印象的です。

愉しいひとときでしたね。

ところでこんなものを見つけて飲んでみました。

『キリンノンアルコール飲料“フリー”』
へええ、ビールってこんな味のもの????

<一気に飲んだ“フリー”>

雑nonal01

飲酒運転防止とかなんとかいってますが、私のような酒を飲んだことのない人間にも良いかもしれません。
美味いかどうかは判りません。
なにせビールを匂った事すらないのですから・・・・。

何度も借りてくる本

  • 2009/04/15(水) 09:18:18

<村上豊さんの何とも愉快でエロティックな表紙絵>

本hanmuragokumon01

<こちらは文庫本の表紙絵だが、絵柄が温和しめに書かれている>

本hanmuragokumon02

半村良著『獄門首』
表紙絵とタイトルに惹かれて借りてきてみれば、読んだ本であった。
最初のところを読み始めても思い出せなかった。
念のために自分のブログで検索すると、
伝奇小説の巨星・半村良氏の遺作『獄門首』
などと仰々しい題を付けて、2006年10月に書いていました。

なにゆえ良く覚えていないのか?
惚けたのか?
少し記憶力が減衰しているのは事実でしょうが、この本は未完なのでした。
つまり面白いと思いながらも、ストーリーが完結せずに、結末を思い出せなかったのです。
結末がないと本などと言うのは案外に覚えていないものなのだと、改めて感じ入りました。
そして本当に残念なものでありますよ。

時に有名な作家の未完の遺作を、別な作家が補作して完成する事がありますが、出来ればこの本もとても面白いだけに誰か書いてくださらないか思いますよ。
でもそれもちょっと難しそうな程に、この本はとても良くできていて面白い。

“ノートをとる”という行為

  • 2009/04/13(月) 07:33:49

“ノートをとる”という言葉も死語になりつつありますし、その行為もなくなるかも知れない。

最近になって聴いた事だが、新入生にとっての必需品に録音機があるとの事だ。
近しい方から見せていただいた入学に際しての準備品の中に、講義の録音をする機械を買うように指示があった。
カセット、MD、或いはメディアの類で録音が連続90分以上出来るものという条件が書いてあった。
今時、“カセット”でもなかろうし、“MD”の録音機能付きは案外高い。そうなると“ICレコーダー”と言う事になりますな。

私の知り合いは、親子共々デジタル音痴で使い方についてのご質問をうけた。
関連ソフトのインストール、PCへの入力方法、データ保存の仕方などをお教えしたのだが、これで大丈夫なのかと言うほどに不安だけが残った。
マイク端子、イヤホーン端子ということは分かるようだが、ちょっと言葉を換えて入力端子、出力端子というと理解を超える。

父親が真剣に聞き、実際に使うであろう娘は上の空。きっとこんな調子ではこの娘は講義で使う事をあきらめて、親父が使う道具となるような気がする。
自分で選ばず、親がお節介に買い与えて、説明書も読まず、人の説明もろくに聞かないとなれば、自ずとこの人物のレベルが知れる。講義を“ノートをとらない”で録音で残し、授業中には眠っている。
何かに記録をとる事はその行為そのものが大切であり、脳を刺激し記憶力を増長する。
耳で聞くだけでは覚える事は出来にくいし、脳を活性化するには書く事が大事である。

デジタルの世代に生まれながら、簡便な携帯電話、デジタルオーディオは使えて、PC・ICレコーダーは使えないなんて可笑しい。
お遊びの分野は得意で、お勉強の分野は苦手だなんて、現代人の特徴なのかねえ?

それといい加減娘へのお節介は止めて欲しいねえ。
自立させようよ!
こういうものも必要と感じたら、娘本人に買わせればいいし、自分で説明書を読んで、自分で操作を覚えさせようよ。
いちいち親が出張って、他人に学んで、またそれを手取り足取り子供に教えるなんてナンセンス。
こんな行為はせめて中学生初等科くらいで止めようよ!

そんな親子で日本の将来は不安だよ。
こういう親子に限って、親は子供から携帯電話の使い方を習ってるんだ。

学生よ、学生諸君!
今こそ講義はノートをとれ!
録音機を使えという教職者の講義はボイコットしろ!
こういう輩の教えに身になるものはないと思え!


我ながら良い事を言うな。

昔と今では笑いも違うね。

  • 2009/04/09(木) 09:38:51

私は“古典落語”が大好きであります。
田舎に住んでますので、寄席などには行ったことがありませんが、昔からラジオで馴染んでます。五代目古今亭志ん生さんなどは、TVでも動く映像を見たことがありますが、ほかの方々はあまりありません。

で、現在はと言うとiPODという便利な道具で聴いております。
古今亭志ん生八代目桂文楽三代目三遊亭金馬などと言った名人から、三代目桂三木助六代目春風亭柳橋あたりまで、オーディオブックで購入して、このiPODで聴くことが出来ますし、他にもPodcastで“ぽっどきゃすてぃんぐ落語”、“お台場寄席”を無料ダウンロードして聴くことが出来ます。
いろいろ聴けるのですがいつまでたっても、音の世界でしか楽しめない訳なのです。
でもそれが音の世界であるだけに、いろいろな事を聴き取れるのです。
噺家さんが此処はこうしている、こんな所作をしている、扇子を使って擬音を出している、まあその想像の世界の愉しいことといったらありませんし、その奥深き広がりは直接に見聞きする以上に想像力が豊になります。

ところがこの“ぽっどきゃすてぃんぐ落語”、“お台場寄席”を聴くようになって感じることですが、若干違和感があるのですよ。
“かつらぶんぶん”、“やなぎやしょっぱな”、“さんゆうていきつつき”などといったひらがなで書いた方が読み安いような若手が、頑張って語るのです。
技術的に未熟であったり、声そのものが練れてなかったりするのは、それは修行の途でありますので気にもなりませんし、頑張ってほしいなあとエールを送ります。

気になるのは聴いている観客の笑いなのです。
落語はほとんどがライブでありますから、聴衆の笑いが聞こえます。ただ笑い過ぎなのですよ。なんでもないところに下品に笑うし、しかも手をたたいて笑う始末です。
近年笑うのに手をたたく人が増えましたね。手をたたく事と笑うことは、昔は別の行為でしたからね。

昔の名人の古典落語実況判からすると、時節が二、三十年のずれがあります。その間に聴く側の人間が大いに変わったのでしょう。

iPODで聴けないのは、「彦六の正蔵」と呼ばれた八代目林家正蔵です。現今の正蔵や三平と言ったタレントまがいの人物とは違って、この方は名人であられたし、実にまともな人間的なお人で大好きなのです。

本とタイトルがしっくりこなかった。

  • 2009/04/07(火) 09:09:23

<大好きな蓬田やすひろさんの表紙絵ですけれど・・・>

本fujiminakoshigure

アンソロジー【anthology】
いろいろな詩人・作家の詩や文を、ある基準で選び集めた本。また、同一詩人・作家の選集。詞華集。佳句集。名文集。


藤水名子監修『しぐれ舟』、「時代小説招待席」シリーズ二弾。
文学にはこのアンソロジーという分野があって、時代小説の中にも数多くの作品群があります。
私が読んだだけでも五十五冊もあり、それはそれは面白いし、また統一されたテーマで沢山の時代小説作家さんの作品が読めるというのでありがたいです。

ただ今回の藤水名子監修は、よくよくテーマがつかめません。
「時代小説招待席」シリーズ最初の一冊目?と思われる『夢を見にけり』の内容を忘れましたから何とも言えませんが、テーマは茫洋としたものでよく分かりません。
あまり本のタイトルと内容がマッチしたものでない事は確かでしょうね。

かなり田舎のお話が多いようで、表紙絵のような屋根船の風景も、『しぐれ舟』も関係なかったような・・・・・。

夢筆耕   石川英輔
掘留の女  宇江佐真理
象鳴き坂  薄井ゆうじ
臨時廻り  押川國秋
あづさ弓  加門七海
猫姫   島村洋子
リメンバー 藤水名子
たまくらを売る女  藤川桂介
柘榴の人 山崎洋子


お話はすべてそれぞれに面白い。
その証拠にぐんぐん読めました。

あとがきに記された文面の一部は、このアンソロジーをまとめたテーマかも知れない。

封建社会の、雁字搦めな身分制度の中でこそ成立する、厳しく哀しい恋がある。或いは、階級社会に決然と背を向け、無法に徹する愛もあるだろう。


身分差がなく、恋愛の自由がある現代人には、あまり理解出来ないお話なのかも知れないが、人生の中では思うようにはいかない、満たされないものが多い事を知る良いチャンスではあるな。
この年になるとおおよそ恋愛なんて、関係はないのだけれど・・・・。

とにかく痛快読み物!

  • 2009/04/02(木) 12:48:49

<なんの変哲もない表紙>

本satakeyouun

佐竹申伍著『秘説 妖雲の辻』、副題が「家康を倒した謎の女」。
私の子供時分、東映の時代劇に夢中でありました頃には、この様な痛快時代劇というものは沢山にありました。
とにかく破天荒なストーリーと、チャンチャンバラバラといった剣劇が見せ物で、痛快な活劇でありました。二枚目の若手スターとうら若き美人女優、そしてお姫様といった取り合わせで、実にスカッとした映画でありました。

これらの映画の元ネタではなかろうかと思わせるくらいに、この本は痛快小説です。

孤剣夢あり
湖北の鷹
剛勇 塙団右衛門
春日局
真説仇討八景
闘将 島左近
秘説 妖雲の辻(家康を倒した謎の女)
加藤清正
蒲生氏郷


この作家さんの本を読んだ中からリストアップしてみると、いずれも戦国時代から江戸時代初期のものが多く、江戸幕府が完全に構築されるまでの、いわゆる不安定な時期で、情報が余り残されていない時期でありますので、ストーリーは作家さんの想像力が生かされています。
史実がゆがめられていたり、或いは異説であったりと、作家さんの力量で愉しく書かれています。

痛快小説であり、実に史実に辻褄が合っています。
登場人物のそれぞれが、有名無名の実在人物であったりして、映画になる小説と言えます。

こんな映画もたまには良いな。

  • 2009/04/01(水) 19:54:04

<映画『鑑識・米沢守の事件簿』初日舞台挨拶より>

映画yonezawam

映画『鑑識・米沢守の事件簿』を観てきました。とても愉快で楽しかった。
それでもラストシーンでは泣きましたが・・・・。

お写真をちょっとお借りしてしまいましたが、脇役だった鑑識・米沢守さまが中央に写った写真はなかなか良い。
いつも主人公役と、脇役とは決まっているものの、脇役にスポットをあてるという事に意義がある。

映画を良く知り尽くした脇役さんならではのリアクションや、とぼけた味が最高にきいています。
無論ミステリーですから、ミスデレクションがあったり、トリックが隠されていたりで、そのトラップに観客ははまりますね。
キャスティングが良いし、脇役の主人公がまた良しで、楽しめる事間違いなし。

本編の『相棒』自体がまた一段と楽しめるようになりますね。


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