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人一人が残すもの。

  • 2008/02/01(金) 20:45:59

人間一人が逝くと残すものは案外に多い。
思い出や与えてくれた感情的なものははかることが出来ないが、物質的なものがかなり多い。役に立つもの、立たないもの、邪魔なもの、そして当人に気兼ねして捨てきれなかった多くのもの。
片付けを始めたら本当にうんざりするほど、雑多なものが出てきた。
自分たちも出来る限り整理を常日頃やっていなくてはと反省しきりであります。

その中で一番に大きなものがベッドでした。これの始末には苦慮した。
医療用の上げ下げ出来るもので、重量も重い。
どうしようか捨てるにも捨てられないしと悩んでいる所へ朗報が・・・
こういう医療用のベッドを回収して、再度身障者の方々に貸与される団体があった。
ほとんど半官民のような組織で、電話一本で解体回収に来て下さって、持って帰っていただいた。
おまけに後日、提供下さってありがとうの感謝状が来た。
父親の残した物の中で、唯一世の中に役に立つものだった。

そして一番に家族が驚かされたものが賞状であった。
それも詩吟の段位のお免状でした。
詩吟が趣味であったことが一時期あって、しきりに何処かへ習いにいたり、堤防、河川敷などへお温習いに行っていた。
地味が絵に描かれたような人間であったので、あまり家の中では詩吟を唸ることはなかった。
その父親がお免状まで戴いて、しかもかなりの高段位で驚いた。当然それらしき流派の名前までいただいてその名が書かれていた。
当然、たいそうなお金も使ったであろうが、家の者が誰も知らずにお免状だけが残った。
それほどなら私たちにも聞かせたら良かったろうに・・・
この様な秘密主義で、頑固でかたくなな父親を、今になって懐かしむ。

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