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随分と以前に読んだ記憶だけがあるのですが・・・

  • 2008/02/12(火) 21:46:37

<蓬田やすひろさんの表紙絵。見えない方の裏表紙に竹林に雀が遊ぶ絵が、表と対比で面白い>
本sawadashigetou

澤田ふじ子著『重籐の弓』
随分と以前に読んだ記憶だけがあるのですが、最後の章だけを読み直したくて再度借りて来ました。全部の中身はあまり記憶がなかったので、最初から読んだのと同じでした。

重籐(しげとう)の弓
将監(しょうげん)さまの橋
短日(みじかび)の菊
花鋏(はなばさみ)
たつみ橋
心中雪早鐘(しんじゅうゆきのはやがね)
朧夜(おぼろよ)の影
名付け親
蓮台(れんだい)の月


本の題名にもなっている第一章の「重籐の弓」は、前回読んだ時も印象悪かったので、「ああ、この本だ」と良く思い出された。繊細な女性の手になるつましい女性を主人公にしたお話がほとんどがです。女の優しさや弱さは、女性でなければ書けないのかも知れません。

そこで肝心の最後の章「蓮台(れんだい)の月」ですが、これは繊細で軽い読み物です。
主人公は元和年間(1615~)に京都の郭で、絶世の美女といわれた“吉野大夫”と彼女を身請けした豪商のあととり、灰屋紹益との素晴らしい生きざまを描いたものです。
全盛期の遊女“吉野太夫”ではなく、退かされた後の徳子と称したころの物語です。実に感銘深い逸話が随所に語られており、涙するシーンも少なくありません。

久々の覚え書き
“太夫”ということにふれてある所を少し列記しますと

①元五位の位を大夫という。
②室町時代、歴代足利将軍は、一芸に秀でた人物にこの称号を与えてきた。
③和歌、連歌、音曲、琴、笙といった詩歌管弦、書道、茶の湯、香道といった諸芸全般に秀でたいる。
④諸芸全般に修練を積んだ大夫は、遊女といえども特別な女性として尊敬され、丁重に遇されていた。
⑤いくら金があっても、にわかに成り上がった者は、大夫の客にはなれない。
⑥元禄期の紀伊国屋文左衛門や奈良茂でさえ、相手の遊女は大夫よりしたの<格子>にすぎなかった。
⑦吉原遊郭、遊女総数2868人のうち、大夫はわずか3人であった。(元治元年)
⑧島原遊郭の揚代、大夫が銀七十六匁、中妓の天神が三十匁、鹿子は十八匁、最下位の奴が六匁、当時の大工の手間賃が一日約四匁。(元禄期)

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