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痛快なんだけれど、長すぎる。

  • 2008/03/03(月) 17:26:10

<百鬼丸さんの切り絵が表紙絵になっている。>
本hanayamidaremai

切り絵作家百鬼丸さんは、実にユニークで素晴らしい作品をお作りになるので大好きである。この表紙絵は、なぜか着物からこぼれんばかりの伊勢エビが凄い。
花家圭太郎著『乱舞(みだれまい)』、これには副題が「花の小十郎京はぐれ」とついています。
忘れもしない同作家の『暴れ影法師』はとても痛快で、快男児、初めて戸沢小十郎が世の中に出てきた作品だった。
破天荒な人物として書かれており、型破りの人物ではありますが、存外粋で、宮本武蔵や柳生十兵衛といった剣豪とも優る剣の達人で、あり得ない登場人物に拍手を送ったものです。

舌先三寸で天下を動かす痛快、快感
破天荒
“花の小十郎”が
沢庵和尚相手に
「紫衣事件」解決へ
果敢なる挑戦


本の帯にはこんなうたい文句が、書かれていて興をひきます。

“花の小十郎”と呼ばれる秋田佐竹藩士、戸沢小十郎は問題児ではありますが、とても良く人物が書かれていますので、つい応援をしてしまいます。
こんな調子の良い人間に好人物がいるはずがないのですが、作家の力量でしょうかついついのめり込んでしまうほど惹かれます。
しかも江戸の時代小説の中で、時代設定も三代将軍家光台頭、いよいよ徳川幕府も安定期に入ろうかとする時期で、登場人物が世に知られた大物ばかりで面白く書かれています。名が知られて人物が出てくると、それに対して贔屓や不人気などが絡み、自分なりの読書が楽しめます。

今回は朝廷がらみや、京都守護職、あるいは漬け物沢庵の発案者といわれる沢庵和尚などが、いろいろ問題を複雑にして話を進展させます。
歴史に名高い「紫衣事件」に題材をとっておられますので、この辺りが一番のやまでありますね。
不思議な貧乏公家の傾き者(かぶきもの)や、盗賊の親玉・鳶沢甚内など良い奴らが出てきます。
それにしても学生時代に習った“禁中並公家諸法度”や、朝廷と幕府とも軋轢だとかは良くとらえて面白く書かれています。

ただし、ちょっと長すぎません。
痛快時代小説というサッパリした分野では、しつこく長い点が問題かな。
新聞の連載小説だから連載期間合わせで仕方ないのかも知れないが・・・
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