スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

似通った意匠の本

  • 2005/09/07(水) 08:38:33

awasaka01.jpg
<とても似ている本>
8月28日のブログに、「想像できにくいこと」と言うことで、
『素養がないと言えばそれまでだが、音曲の類はまさに調べても、言葉で分かって感覚で分からない。オーバーな表現では、想像を絶するものである。謡に始まって、長唄、小唄、端唄、新内節、常磐津、清元、等々・・・これらは皆現在では身近に聴くことは不可能で、特殊な環境にでもいなければ、聞き分けることすら一般人には出来ない。』と書いた。
その数日後に、読み始めた泡坂妻夫さんの「泡亭の一夜」には、登場人物が「聞き覚えですが、常磐津、長唄も少々」と言いつつ、清元を弾き語るシーンが出てくる。また、御本の中の「本牧亭と新内」という下りには、新内の話は書かれている。
著者のお言葉を借りれば、「元々、常磐津、清元、新内といった江戸浄瑠璃が好きな体質らしく、常磐津や清元は歌舞伎に行けば聴くことができるが、”新内”が舞台に出ることは滅多にない」と記してある。ということは、これらが江戸浄瑠璃で、作者は聞き慣れておいでだということだけが分かった。

別の御本「鳥居の赤兵衛」というのは、捕物帳で、これはさっぱりして読みやすい。泡坂妻夫さんの本は、本人がマジシャンであり、家紋屋さんであられるらしいので、綿密な構成と、トリックもあり、本筋で、着物の衣裳まで細かく描写されていたり、生活風俗はかなり勉強になる。

ご本人が二冊の本の意匠をなさっただけあって、とてもイメージが似通っている。それにしても、日本的な図案、図形のデザインは、繰り返しの効用がとても生かされて美しい。
そしてこれほど多才な事ができる作家も、珍しいし羨ましい。

スポンサーサイト

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。