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剣の冴えは、筆の冴え(佐江衆一)か?

  • 2008/03/16(日) 08:20:08

<葉っぱ一枚に文字を組み合わせた簡素な表紙>
本saejokenn

佐江衆一著『女剣(じょけん)』
読み終わるまで、『女剣(にょけん)』と思ってました。その方が色気があって、何となく洒落た感じがしました。読み終えて表紙を見ると、大きな文字で「じょけん」とフリガナがうたれているではありませんか、粗忽なものです。

内容は女剣士の話で、沢山ある時代小説の中でジャンルの一つです。ただ話し上手な方が語りかけるような語り口の作者さんですから、とても読みやすく柔らかで優しい小説です。
ストーリーの中には、切迫した斬り合いや、小太刀での試合ぶりが克明に書かれているのですが、全然激しさがありません。
表現力が拙く書かれているのではなく、剣道においても名人・佐江衆一さんが美しく、流麗に主人公の小太刀さばきを見事に描き出しているので、不自然な緊迫感がないのです。
立ち会いというものが、流れるように、しかも剣道の理にかなって書かれているので、読者も一体となって感じることが出来るのです。

剣の流派やその武技の内容まで、事細かに説明されますが、解説ではなく自然に語られる妙は見事な出来映えでいつも感心させられます。
私はきっとこの佐江衆一さんは、格段の武芸者だといつも信じています。
またそのようなことを見たか聞いたかした記憶があります。
昨晩に読み始めて、もう終わってしまったとあっけなさも感じています。

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