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公徳心や宗教心、倫理観を高める読み物。

  • 2008/04/22(火) 22:26:50

<蓬田やすひろさんの表紙絵には規矩をそなえた整然さが感じられる>
本sawadanitari

澤田ふじ子著『にたり地蔵』、副題は公事宿事件書留帳。
本の帯には、NHK総合「金曜時代劇」ドラマ化決定とあります。
自分が本を読んで感じたイメージと、テレビでのイメージが違うといけないのでこれを見ることはないだろう。

公事宿<訴訟人専用旅館>の居候・田村菊太郎の活躍を描く人気時代小説シリーズ最新刊!
悪い奴だけが地蔵の笑みに怯える。


公事宿シリーズは、最新作『比丘尼茶碗』が十二巻目で、長いシリーズものとしてかなり著名です。この本は七巻目になっていますが、私自身順不同に読んでいますし、おまけに最初の一巻目から三巻目と途中の八巻、十一巻もまだ読んでいません。
中身は六編の短編で、どれを読んでも作家さんの公徳心の高さに感心させられます。

旦那の凶状
にたり地蔵
おばばの茶碗
ふるやのもり
もどれぬ橋
最期の銭


ところで汚いものを“ばばっちい”と言うことがあるが、辞書には下記の解説があります。

(形)
〔補説〕 幼児語
(「ばば(糞)しい」の転じたもの)汚い。ばっちい。


この本の中には、別の解釈で面白い会話があります。

「あのお梅はんやったら、舅と姑がそろって生きてはったかて、舅を爺むさいと叱り、姑を婆っちいと咎め、やがてはお二人とも、遠慮して暮らさなならんようになってましたやろ」
(途中略)
「するとなんどすか、男が年を取ったら爺むさい、女子はんやったら、婆っちいというんどすか」
(途中行略)
「へえっ、あんたそんなことも知らんかったん。それは驚いたわ。その年になるまで、二つの使い分けもせんと、きてしまったわけや」


これは意地悪な嫁が姑をいびる、通常一般とは違ったシチュエーションでの話中で語られている会話です。
この章もとても教訓的で、作家の公徳心と倫理観の高さが素晴らしさを感じさせる物語です。
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