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こんなお手当ては、いかがでしょうか。

  • 2008/05/27(火) 08:42:41

時代小説を読んでいると、いろいろと面白い風習、慣習に出合う。
江戸時代は基本的な給料形態が違うので、お手当などの付帯的給与部分が大いに面白い。

佐藤雅美著作の『縮尻鏡三郎』の下巻へ、面白い記述があったのでこれを書いておこう。
『濡れ手当(ぬれてあて)』
“お成り”といって、将軍様が江戸城外へ出かけることがある。寺参りや、花見、あるいは臣下の家に出かけるなどいろいろあるけれど、当然その際に沢山の警護として駕籠者、小人、黒鍬者、中間といった供回りつれての行列となる。
この折にお天気が悪く、雨など降るとこの供回りの人々には、『濡れ手当(ぬれてあて)』というものが支給される。
ただしこれがその日にリーダーの采配で決まるという。「供番」と呼ばれた役職の目付が順番でそのリーダーを務めるわけだが、この方々が雨具でお供していれば支給され、仮に豪雨であってもこの方々が何も雨具の用意がないと支給されない。

つまり剛胆な者や、真に意地の悪い上役は、ちょっとした雨模様では雨具は用意しない。また優しい思いやりのある人物だと、たとえ曇りぐらいでも、ちょっと自分が雨具であつく感じても我慢して雨具を着用される。
そこのところで、また部下の者達の信頼が違ってくるというのは、現在のサラリーマンとあまり代わりはない。

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