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偉い人でも、お願い事は・・・?・・・その②

  • 2008/05/30(金) 09:28:56

佐藤雅美著「縮尻鏡三郎」下巻にある逸話を参考にした十一代将軍家斉の面白いお話の続きです。

将軍家斉が自分の願い事を、松平越中守定信に頭を下げて頼むのですが、言下に拒否されて脇差を抜くという愚挙をするのですが、御側申次の臨機応変な対応で事なきを得ます。

その後まもなく松平越中守定信は辞任をされます。
時は流れて十一年後、またもや将軍家斉は老中首座松平伊豆守に“大御所”の尊号の一件を蒸し返します。実に粘り強い孝子であり、またその父親も長生きなものです。
<文面をそのまま引用させていただくと>

「なりません」
さすがに家斉が気の毒に思え、御側申次の平岡美濃守が口添えをした。
「そこをなんとか」
伊豆守は美濃守を睨みつけていった。
「一橋様(実父・一橋治済卿)は、恐れ多くも大納言に昇進しておられます。なのになんの不足があるというのです」
家斉はさっと顔色を変え、無言で席を立とうとした。同席していたいま一人の御側申次の高井飛騨守が将軍の袴をむんずと押さえる。
将軍は気色ばんだ。
「なにをいたす」
飛騨守はいった。
「伊豆守殿にご挨拶を」
老職へ挨拶もなしに席を立つというのは穏やかではないというのだ。


将軍といえども、老中には頭が上がらず、すごく偉い人とだけ思っていたがそうではない場合もあるのだ。
でも何か資料はあるのだろうが、見てきたような話で面白い。

他の文中にもあるのだが、伊豆守は越中守の推挙で幕閣に登用された堅物である。家斉をたかが“養子ではないか”という越中守の気分を引きずっていたと書かれている。
まだこの後にも、一橋家と水戸家のいざこざが書かれていて、格式だ、官位だなどと愚かな持たない平民にはない悩みがあって愉快愉快!!!!
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この記事に対するコメント

将軍様って感じないね?

偉い偉い人。
権力の頂点のひと。
そんなイメージがありませんね。
でも二回にも分けて、ネタを長持ちさせましたね。
拍手だ!!!

小説のところは読まないんだけれど、
こんなちょい話は面白いので、またぜひ。

  • 投稿者: 小里君
  • 2008/05/30(金) 16:48:30
  • [編集]

ちょっと残念。

“小説のところは読まないんだけれど、”というのは、ちょっと残念ですけれど、時折コメントいただいて感謝しています。
本は少しはお読みになるのでしょう。
確かに私の場合は時代小説だけしか書き込まないので、偏ってはいますよね。

また時折は来てくださいね。
大事なお客様ですから。

  • 投稿者: 光ちゃん
  • 2008/06/01(日) 07:26:19
  • [編集]

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