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これがこのシリーズ最初の本でした。

  • 2008/06/26(木) 10:36:12

<主人公の男と思われる着流しに武士、蓬田やすひろさんの雰囲気のある表紙絵>
本sawadayaminookite

澤田ふじ子著『闇の掟』、副題が「公事宿事件書留帳」。
このシリーズの一冊目である。そもそもこの連作には表紙に、何作目という表記がない。それだけに読んでいる順番はいい加減でした。
自分の読書履歴をみてみると、二作目から五作目までの「木戸の椿」「拷問蔵」「奈落の水」「背中の髑髏」は随分と以前に読んでいる。昨年暮れから今年になってそれら以外を七冊読んだことになる。でも未だ、十一作目の「無頼の絵師」、十三作目「雨女」、十五冊目「女衒の供養」は探しきれていない。

この本の書かれた始めた経緯(いきさつ)について知りたかったので、“あとがき”を先に読んでみた。例によってこの方の“あとがき”は面白い。親鸞上人の人間観について説き起こし、作者ご自身の解説を明確に語り進んだところで、

公事宿事件書留帳『闇の掟』は、古い京都の地図を眺めていて、二条城の南に公事宿が軒をつらねていたのを知り、小説にと思いついた。
公事の言葉は、平安時代、朝廷の儀式の意味にもちいられたが、鎌倉、室町時代になると、租税の意、江戸時代には訴訟の意味になった。
訴訟をすすめるには手続きがいり、ある種の技術を要する。庶民にはこれが至難であり公認の公事師、公事宿が現われ、報酬を受け他人のため民事訴訟の一切を行いはじめた。現在の弁護士の役割がこれである。


ということが書かれて、この小説のシリーズの始まりが記されている。

火札
闇の掟
夜の橋
ばけの皮
年始の始末
仇討ばなし
梅雨の蛍


上記七編の短編で構成されています。
登場する主人公の菊太郎の設定は実によい。ただし気がかりだったので、以前にTV番組を録画してみたことがあるのだが、おおよそ似ても似つかぬ俳優のだらしない演技に途中で半分も見ないうち消した。何度も小説内で気品ある、いい男と書かれているにしては、愚かにもNHKは人選を誤った。以後見たことはない。
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