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TV映像とはまた違う本の中の人物。

  • 2008/07/10(木) 07:31:43

<暖簾の隙間からのぞく人物、ちょっと気軽に描けそうなくらいの絵だが、やはり味わい深く上手な村上豊さんの表紙絵>
本satoroubakuchi

佐藤雅美著『老博奕打ち』、「物書同心居眠り紋蔵」シリーズの第五作目。
このシリーズは飛び飛びにしか読んでいないので、これが四冊目になる。
以前NHKの連続時代劇シリーズで、舘ひろしさんが演じていたのを拝見したが、いつもスマートでダンディな役者さんが以外に洒脱な役柄をこなしていた。
ちょっとばかしぼーっとした感じで、この居眠りすることが病気のこの紋蔵役を上手に演じておられた。それでも、自分の中にある小説の中の“居眠り紋蔵”は違っているのですよね。
ぼーっとしていても、“居眠り紋蔵”は切れ者なんです。という点では、同著者の「縮尻鏡三郎」とも何処となく似ていますよ。

早とちり
老博奕打ち
金吾の口約束
春間近し
握られた弱み
呪われた小袖
烈女お久万
伝六と鰻切手


意外なこの“居眠り紋蔵”の高い能力が、七番目の「烈女お久万」でも他人様から評価されています。

佐藤雅美さんの表現方法は、独自のものがあり、具体的にどうこうと書くほどの能力はありませんが、私がその中でもこんなところが好きです。
何かを解説して読者に聞かせるのとき、優しく懇切丁寧に教えてくださる表現が、実に会話的でうまい。

それで、なにゆえ喜助が掏摸の元締と噂されていたかだが噂の根拠はこうだ。
まずこう。
(中略・・・・解説が入る)
つぎにこう。
(中略・・・・解説が入る)
さらにはこう。
(中略・・・・解説が入る)
これも、だからといって喜助が掏摸の元締という根拠にはならない。

こういうのもある。
(中略・・・・解説が入る)


私でも他人に論理的にを語るとき、こんなしゃべり方をする気がする。
字で書くとへんだが、「こうこうである」という言い方は、普段にも使う。筋道たてて話すときなどにはよく使う。ただこんな風に、文書で語るようにはあまり書かれていない。
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