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井桁の“井”って、わからない?

  • 2008/07/29(火) 08:45:38

若い人とお話をする機会があった。特にこれは女性だとうれしい。
で、話に詰まった。『井桁』と言う言葉で詰まった。
“井桁”がわからない。
「井戸の“井”で、昔井戸の最上部に組んであった木の枠だよ。上から見たら“井”の字に見えるじゃない。“井”には泉の意味があり、井戸の周りには人が集まり、それを井戸端会議とか言うんだけれど・・・。転用して“市井”とか言う言葉もあるくらいで・・・」
どんどんと話をわからなくしてしまった。

住んでいる時代がわずかだが違うんで、こういう言葉はわからない事が多い。
私が子供の時分には、『屋号』というのがあって、ほとんどの大きな商家には今で言うロゴのようなものがあった。とにかく看板に書かれたマークを見れば、おおよそ字が読めない人でも何の商売か分かるようになっていた。
それらのマークには、約束事のように古い道具や、形が象形してあった。
先ほどの“井桁”であったり、“亀甲”であったり、“山型”、“富士山”、“分銅(ふんどう)”“籠目(かごめ)”であったりしました。あるいは卑近なところで『家紋』などにも“井桁紋”“亀甲紋”が見られたので、こんな言葉は平常に形を表す表現に使ったものです。

金融機関の『住友』、醤油の『キッコーマン』、ケチャップの『KAGOME』など今や大企業も、私の頭の中では相も変わらず、『住友』は“井桁”、『キッコーマン(亀甲萬)』は亀甲模様の中心に“萬”、『KAGOME』なども今ではアルファベットで洒落てはいますが以前は、カゴメつまり“籠目”であります。

出身が九州地方の田舎ですから、それら大企業はともかくも、こちらの会社の特に醸造業などはよく覚えています。生活に密着していたものだからでしょうかねえ。
富士山の山の下に“甚”と書いて『フジジン(富士甚)』、この会社は元を『富士屋甚兵衛』とも言ったのかもしれません。
“分銅(ふんどう)”模様の中に“大”をいれた『フンドーダイ』、同じく“金”をいれた『フンドーキン醤油』、“山型”のしたに江戸の“江”を配した『ヤマエ食品株式会社』。また三菱という大会社は、菱形が三方に組み合わされたマークで有名ですが、地方には菱形を斜め左上から右下にに分割して菱形を二つで『ニビシ醤油』というのがありましたね。

家紋だとか単純にデザインされた昔のロゴは、印刷技術等の問題があるのかモノクロでわかりやすく、簡潔で見事です。
ところで、大分、別府には温泉がたくさんあります。
『亀の井ホテル』『杉の井ホテル』などのこの“井”も、井戸の意の“井”であり、温泉井戸を掘ることからの謂われでありましょう。
でも“分銅(ふんどう)”とか書くとまた分からない人がいますよね。
いずれにしても、二・三十年の隔たりが大きく感じる今日この頃ではありますな。

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この記事に対するコメント

懐かしい気持ちもありますね。

蘊蓄が語られていますね。
うんちくって字すら知らない僕は、感心します。
でも生まれた時代が少し違うだけですよね。1
僕も少し年をとれば変わるでしょう。

  • 投稿者: 小里くん
  • 2008/07/29(火) 18:01:11
  • [編集]

蘊蓄ではなくて、昔語りです。

昔のことを思い返していると、ちょっと後の世代の人とは話が合わないことになります。
しかしそのことは、随分と昔からあることで、これは“蘊蓄”とは言わないだろうと思います。
でも時折、こんな事があったよという程度で語っていきたいです。

  • 投稿者: 光ちゃん
  • 2008/07/30(水) 13:21:21
  • [編集]

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