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久しぶりの「髪結い伊三次」シリーズ。

  • 2008/08/23(土) 07:06:56

<あどけない女の子が牢屋に入っているのは、ちょっと可哀想。安里英晴さんの表紙絵>
本uezaamewomitaka
宇江佐真理著『雨をみたか』、副題「髪結い伊三次捕物余話」第八話?、ちょっと自信がないが。
久々の宇江佐真理さんの小説でした。今年の六月に、この著者の『ひとつ灯せ』という小説をネタにして、“大根役者に関しての考察???”というのを書いて以来です。
女性の時代小説作家はとても多い。優しいし、繊細で、緻密、しかも市井に埋もれた人物が主人公の場合が多く、私の好みに合う。特に宇江佐真理さんは大好きな作家であります。
この本の主人公・髪結い伊三次の女房、色気のある芸者お文の台詞ではないが、
「あっちはこれがいっち好き」

季節はめぐり、また春がくる。
ささやかな幸せを望む人々のために・・・・

伊三次とお文の目下の心配事は、少々気弱なひとり息子伊与太の成長。
いっぽう、無頼派の調べに奔走する不破の息子龍之進のまわりでは、いろいろな事件が起きて・・・・。
ますます目がはなせない人情捕物帳!


本の帯はなかなか良くできているものだが、これは特に実感できる。
シリーズの七話を読んでいないが、六作目の『君を乗せる舟』は2005年11月に読んでいるので、本に登場する人物が年をとっている。
“季節はめぐり、また春がくる。”と言う言葉が、本の中味からも実感できる。

まさにこの帯に書かれた通り、伊三次のひとり息子伊与太と、不破の息子龍之進の話が中心であります。ただしこうして書くと二人が同年配に感じるが、伊与太はものをやっとしゃべり始める子供で、龍之進は十五歳の見習い同心です。

薄氷(うすらひ)
惜春鳥
おれの話を聞け
のうぜんかすらの花咲けば
本日の生き方
雨を見たか


六話ある噺のどれもがとても人情味があって、心はなんだか優しく温かくなります。
作者の心映えの現れですかねえ。
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