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本のタイトルの意味は分かった。・・・その②

  • 2008/09/09(火) 07:01:43

<上巻とは若干の色変わりだけで、イメ-ジはそのままの表紙>
本satoagehanocho02
佐藤雅美著『揚羽の蝶』下巻、「半次捕物控」のシリーズです。
『揚羽の蝶』上巻は、だらだらしていて読むのに時間がかかった。ところがこの下巻は正味二日で読んでしまった。結末を知りたくて急ぐあまり、余分な時間はこの読書に費やした。

それほど急いで読んだ割には、たいした解決にはならなかった。
お粗末とまでは言い難いが、上下二巻ものにした割りには、複雑な物語の筋をあちらこちらに説明する変なシーンに終始し、筋道を知っている読者にはくどすぎる内容で、まあ上手に一巻ものに出来たらその方が魅力は増すだろう。
一番の本筋だけを、脇道にそれずにまとめると大した面白さになるのだろうが、それがこの作家さんの特徴と言えば言えなくもないので仕方がないかな。

やはり短く物語が展開するシリーズもの、短く章が区切られていて、何となく一冊の長編という類のものががお奨めかも知れない。佐藤雅美様は、何はともあれ回り道と、膨大な引用がお得意でありますので、好みは分かれるのでありましょう。
私はとても好きですが・・・・・・。

この本に関して言うと多分結末は、みんながあっけなすぎると感じるだろう。
もっと悪者は徹底的に懲らしめて、すっきりして欲しいと望むのだろうが、そうはいっていない。
多分この作家・佐藤雅美様は、私たち以上に根底が江戸の人なのです。江戸の時代小説を長く沢山書かれるあまり、その世界にどっぷり浸かっていらっしゃるあまり、ご自身が江戸人の感覚が身についておられる。
身分だとか、階級だとか、慣習や法律、そしてその時代背景による解決法としては、この方法しかなかったのかも知れない。
へんに理屈を飛び越えて、正義だけが全面に出てくる不自然な小説は書きたくなかったでしょう。

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