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子供の頃にはよく見た“赤まんま”

  • 2008/10/02(木) 15:08:17

<蓬田やすひろさんの表紙絵、淡いグレーのぼかしがきいている>
本kitaharaakamanma
北原亞以子著『赤まんま』、「慶次郎縁側日記」シリーズの第八弾です。
本題の“赤まんま”は、犬蓼(いぬたで)のことで、その形はお赤飯の米粒に似ている。
犬蓼 (いぬたで)という写真付きのHPがあったので、勝手ではありますが参照させていただいた。

そもそもこの「慶次郎縁側日記」という作品は、作者北原亞以子さんの一人語りに近い作品であります。ストーリーテラーとしての素晴らしい才能もさることながら、人間観察、人物の洞察力、心理描写の優れた方であられます。
会話文が少なく、何人称なのか不確かな語り口で、長々と語られる物語が魅力です。
登場人物一人一人疎かにするでなく、しっかりと個性と情感を語り始めておられます。
会話文が少ないという点では、読むのにちょっとだれますし、また連続ドラマとして放送されていると、脚本家の方は大変だろうと推察します。

三日の桜

敵(かたき)
夏過ぎて
一つ奥
赤まんま
酔いどれ
捨てどころ


以上の八編のどれをとっても、そこには人間が描かれています。
優しい人であったり、寂しい人であったり、ずるい人であったり、あるいはどうしようもない悪癖をもった人であったりと様々ですが、一応に慈悲の心で救われています。
作者が見捨てていないのです。

登場人物にとっては、作者さんから切り捨てられたら悲しい事の一番でしょうから・・・。
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