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落語はいいんだけどねえ。

  • 2008/10/28(火) 20:27:52

<落語の語り口風に・・・>

田舎なんてものはいけません。本来人の住む所じゃないね。
文化ってえものがありませんよ、文化てえのが。
立ち後れてるってえんじゃないですよ、遅れすぎてる。

だいたい、なんですよ。落語を聞こうにも高座がない。
高座がなきゃ、落語なんてえ、ハイカラなものは聞けやしませんよ。
いえねえ、そりゃ、聞くだけってえんだったら、ラジオもCDでもよございましょう。
でも、高座がなきゃ、落語家さんのなさる所作がめえねえ。
ああ、ここんとこは袖口引っ張って、ふんふん・・・。
ああ、ここんとこで扇子で床たたいて悔しがってら・・・。
いやいや、こりゃあ、怒ってるね、この人。
ええ、ええ、わかりますよ、そりゃわかりますよ、ほんの一部はね。
それこそわかるったって、そいつぁはほんの一部ですよ。

あれっ、なんにも聞こえないね、でもどーっと笑いましたよ、お客さんが。
何やってんです、志ん生師匠はなにして笑わせてんの?ええ、わかりませんね。

これだから厭ですよ、数十年前に見たであろう、白黒のテレビ、あの画面を思い出しながら、iPodで音だけなぞってんですから・・・。
高座で聞いてるお方たちは、案配よく、そのお姿、所作を見て笑ってられんだから、悔しいじゃありませんか。
しかもですよ、しかも文楽師匠なんざあ、すがたかたちも動いてるのは見たこたあねんですから。
田舎人のこんな哀しみなんざあ、都会人にやあ、とんとおわかりになんねえでしょうがねえ。

ええ、でもね、それでも、落語は好きなんですよ。やめられませんねえ。
そう言やあねえ、三遊亭金馬師匠が「高田馬場」ってえ噺の中で、こう申してますよ。
古い商売往来のことを語った枕んところですがね・・・。

日本中で噺家なんてえ商売があるってえことを、人口の半分くらい知らずにいるだろうと思います。
たまさかラジオテレビ見たり聞いたりしても、生きている噺家はまだ見たことはないなんて、きっと少なくないだろうと思います。生物学研究の為にも、一度はご覧になっておく方がよろしゅうございます。


噺家なんて人種は、じつに謙虚でいらっしゃいますよ。
泥棒と噺家を一緒に語っちゃあ、泥棒に悪いってんですから、謙虚過ぎまさあね。
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