スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

今度は完全に読んだぜ??

  • 2008/11/16(日) 20:41:09

<股旅ものの出入りのシーンが描かれた深井国さんの表紙絵>
本satoumasayoshikeijunjigo
佐藤雅美著『啓順地獄旅』、「啓順旅シリーズ」とでもいうもの。
前回、同著作の『啓順純情旅』と『啓順凶状旅』をいい加減に読んだので、この本が何冊目かよく分からない。
でも今度は完全に読み上げた。
その前回、『年に数冊は読みきる事が出来ない本がある。』という文面で、

本質的に時代小説は、江戸ものが大好きで、江戸以外の作品は好まない。
(中略)
股旅もの、即やくざな世界という固定観念はぬぐい去れず、私の正しい正義感が読むのを躊躇わすのかも知れない・・・・なんてね。
でもこの後に借りてきているのは、笹沢佐保さんの『木枯らし紋次郎』だから、ちょっと矛盾もあるし・・・。


なんて書いているのだけれど、今回も懲りずに借りてきた。しかも別の笹沢佐保さんの『木枯らし紋次郎』も併せて借りてきた。

で、この小説は愉快だった。
主人公の啓順の性格も案外にいい男であった。なんだか粗忽な落語の世界に通じている。
話が一難去って、また一難、それも結構に偶然がうまく重なったりして、また一難。
ちょっとしたジェットコースターに乗った気分で、展開も早い。

やくざな世界の話も絡んではいるが、本質は元医者の逃亡劇で、なかなか面白い。
そもそも佐藤雅美さんの話はとても乾いているので、涙ぐむようなシーンでもさばさばしている。
また江戸を離れた旅物語のロケーションも素晴らしい。
作者の医学的、薬学的知識と該博さには、毎度の事ながら恐れ入ります。

今回は本当に主人公と一緒に旅をした。
前に読み飛ばしたのは何故だったんだろうね。
スポンサーサイト

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。