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意外にお金のかかる話。

  • 2008/11/17(月) 20:57:34

私の親戚の話である。

かの沖縄の戦乱を逃れたり、あるいは就職だったりと戦前に本土に来ていた沖縄人(ウチナワンチュ)はとても多い。戦後に沖縄に引き上げていった人々もまた沢山いるだろう。
ところが帰りたくても帰れなかった人々もいる。
本土の人間と結婚したり、あるいは沖縄の家そのものがなくなったり、もろもろの事情が沢山あるようだ。

そうした方々の中での話しなのだが、本人達はいつかは沖縄に帰りたいと考えていた。
ところがもろもろの事情が重なって、本土へ定着してしまった。
その途中で幼くして子供を亡くした。
やがて沖縄に帰る考えでいたので、しかもこの方は沖縄では長男であったため、その子の遺骨を沖縄の門中墓にわざわざ持って行っていれて埋葬した。
段々と年をとる。
そしてその本人自身も、本土でなくなってしまった。
本土に残った子供達は仕方なく、この本土に墓を建てる事になる。

夭折した子の遺骨は、沖縄のお墓に入ったままで、親子は離ればなれであります。
そこでもう本土のこの地にしかよりどころもないので、子供の遺骨を新のこしらえた墓に呼び戻そうという事になる。
ところがこれが難しい。
墓から遺骨を出す事に問題が多い。時期を選ばなければならない。
しかも沖縄の門中墓を開けるのには大層な人夫をやとって、盛大な儀式を行わなければならないという。
お世話になった村中の人々に、お礼をしたり、ご馳走をしたりと案外にしきたりがあるらしい。

こういった事を本式にやったとして、おおよそ試算を繰り返したら、やっぱり大人しくその子供の遺骨さんには眠っていただくのが良かろうという結論だったらしい。

人間は死んでしまった後のことで、大いに悩むのです。

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