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長編一冊には、ちょっとだれるかなあ。

  • 2008/12/11(木) 19:12:58

<深川辺りから見た江戸の町?山水画の風情で情緒たっぷり>
本satoumasayoshikagecho

佐藤雅美著『影帳』、半次捕物控のシリーズで長編。
読んでの最初の印象は、ちょっとテンポがのろくてだれるということ。
出来れば短編仕立てで、もう少し短くても良いかな。

岡っ引き半次は事件の解決に後手後手に回り、誰かさんの歩いた後ばかりをなぞっている。
敵役の別の岡っ引きにも言われるのが、
「解決出来ない事件もある。もっと気を抜かなきゃやってられねえ」
確かに生真面目で、頭も良さそうな人物の割には読みがちょっと弱い。

ただ作者があまりにも博学な知識をひけらかすので、つられて半次が頭の良い岡っ引きと勘違いをしてしまいます。男気にあふれた、好人物で、なかなかの男前(それなりの理由があるが)で、時代小説の登場人物としてはよく書かれている。
このシリーズの最初の本だけに、練れてないのかも知れない。
その証拠に後々のこのシリーズ本は、実に面白い。

第一章  長 雨
第二章   狐 火
第三章   巧
第四章   御差紙
第五章   衣 桁
第六章   色 男
第七章   差 口
第八章   ひも 
第九章   尾張と紀州
第十章   御免賭博場
第十一章 羽子板



今では使われない言葉が、小題に付いています。

さし‐がみ【差(し)紙/指(し)紙】
江戸時代、尋問や命令の伝達のため、役所から日時を指定して特定の個人を呼び出す召喚状。

さし‐ぐち【差(し)口/指(し)口】
密告。告げ口。


小説としての中味はとても面白い。
段々徐々に上向きになっていく出来映えでして、日本の景気とはちょっと違っている。
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