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あまりにも有名になった時代小説について・・・・。

  • 2009/01/12(月) 21:20:27

<シリーズを通してイメージが一貫した表紙>

本fujisawayoujin01

藤沢周平著『用心棒日月抄』、このシリーズの一冊目で、あまりにも有名な作品であります。
時代小説を読んでいますというと、何人かは「藤沢周平は読まれましたか」とか、「藤沢周平は僕も好きで読ました」とか言われることがしばしばある。
時代小説としては好まれている作家さんで、また映画化やTVのドラマ化も多い方である。

当然そうなるとブログに書く方も、あるいはそれ自体をテーマにしておられるHPもある。
ですから私も前回は書かないでいたけれど、再度読んでしまったらちょっとは記録として残しておきたいので書く。

この“用心棒日月抄”そのものの内容はみんながご存じなのだけれど、ある逸話とうまく絡ませた構成が実に巧妙で面白い。
それは“忠臣蔵”と呼ばれた元禄の赤穂浪士吉良邸討ち入りのことであります。
さりげなくこの日本人の好きな赤穂浪士の敵討ちに、主人公の用心棒家業が巻き込まれる。

偶然を装いながらも何かの因縁を感じる作りのうまさで、最後の所では討ち入りされる側の用心棒にも雇われてしまう。
臨機応変な対応で、からくも危機は乗り越えられるのだけれど、主人公の人柄の魅力と、その人望が絶妙なタイミングで生きてくる。
また相棒とも言うべき友達になった男の魅力も上手に書かれていて、この男と対比と協調とで、この小説はとても魅力的なものになっている。

東北の藩から脱藩して、そのために己も刺客に追われる主人公が、危機を乗り越えるたびに拍手を送りたくなる読みやすい本だった。
肩肘の凝らない素直な小説で、殺伐な斬り合いが多い割にはそれを余りある魅力のあふれた小説です。

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