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知らない作家さまにも、いい作品があるんですねえ。

  • 2009/02/26(木) 19:41:48

<広重の「名所江戸百景」より『鎧の渡し小網町』、とても情緒あふれる表紙>

本higuchihunayado

樋口有介著『船宿たき川捕物暦』。
私は浅学なのでついぞ、この作家樋口有介様を知りませんでした。
あえて作家様と敬称をお付けできるほどいい作品でした。
時代小説作家がご専門ではないのでしょうが、とても面白く、しかもなかなか出来の良い本です。

帯の文章には簡単に触れています。

江戸情緒あふれる著者初の時代小説。

江戸の岡っ引きの総元締め米造。
小野派一刀流の「青鬼」真木倩一。


事件が二人の縁を結び、その縁が新たな事件を呼ぶ。


主人公は白河藩松平家のご落胤かも知れぬという、剣の腕の立つ二枚目でとても気さくな男です。
偶然夜道で掠われそうな女を助けることから、物語は広がっていく。登場人物がいずれもとても魅力的な人々であるし、主人公を取り巻く三人の女の行方が気がかりで読み進んでいく。この絡んでくる女性がいることが、小説ではと言うより、私には大事なことであります。
ところが三人目の女は最初に名前が出たっきり、一度も顔をさらさないのは残念の極みであります。二作目にでも出てくるのかしらね?

と言うのも、この本は二作目がなくてはおかしい。
で、読んでいるうちにそれを予感することが沢山ある。
事件に絡んでくる時の権力者、老中田沼意次の息、意知が若年寄に進む話が最後の一行に書かれていることなどもその謎かけでありましょう。
そもそもこのタイトル『船宿たき川捕物暦』を考えると、主人公の立場からこの二作目がないと生きてこないタイトルなのです。

などと考えていると、この作家樋口有介様のプロフィールの中に、新作名まで書かれてあった。
『初めての梅 -船宿たき川捕物暦(2009年1月 筑摩書房)』となっている。
早速また借りてこなくては・・・・。
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