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寝転びながら読んだ本。

  • 2009/05/06(水) 14:41:19

<村上豊さんの表紙絵。武家娘の後ろ姿に色気とほのかな恋心が・・・。>

本morotaaiaizaka

諸田玲子著『狸穴あいあい坂』。
不覚にも風邪を引いてしまって寝る羽目になった。
ぼんやり寝転がって読むには、とてもいい本だった。この作家、諸田玲子さんのお書きになる時代小説は先般も書いたが、優しい柔らかさが特徴です。
おおよそ荒々しさや、とげとげしさといった人間の浅ましい部分は書かれていない。
何とも微笑ましい、ほのぼのとしたところが魅力でしょう。
女性の作家さんらしく、敏感に季節の移ろいを感じさせたり、着るものや髪型までの細やかな表現があったりで大好きであります。

ムジナが事件の発端か、恋の縁結びか。

かつて火盗改与力として豪腕をふるった祖父と暮らす結寿(ゆず)。
麻布狸穴界隈で起きる不思議な出来事。
恋と事件の連作小説。


こんな帯に書かれた言葉も、何となく色気の匂いがするピンクの帯でした。

ムジナのしっぽ
涙雨
割れ鍋のふた
ぐずり心中
遠花火
ミミズかオケラか
恋心
春の兆し

以上の八編のお話はいずれもちょっとした事件がらみで書かれている。火盗改、しかも与力という身分の高いところの孫娘と、仕事柄相対する町方役人八丁堀の隠密同心との恋の行方と平行して物語は進んでいく。

ぽっと熱がある浮いた状態で寝ていると、恋はほのぼのしてより楽し。
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