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高橋克彦著「だましゑ歌麿」を読了

  • 2005/10/23(日) 07:59:09

damashie01.jpg
<民芸画調の表紙絵>
ほぼ三分の二を読み終えていた、高橋克彦著「だましゑ歌麿」を読了。

小説には、読む人に心地よい、好ましい登場人物が配されなければならない。出てくる人物に一人も素敵な人がいなくて、全ていやな奴ばかりなら、とうに本を放り出してしまい最後まで読めない。仮にそれが悪人が主人公のお話でも、何処か小気味良い、憎めない人物であるべきだ。

この本には、『仙波一之進』と言う同心が出てくるが、これが素晴らしく良く書かれている。名前の語呂合わせで『千一』と呼ばれて、千に一つも目こぼしのないと恐れられているという同心だが、事実は人情味にあふれ、筋道を曲げない硬骨漢だ。
この男が、自分の信条の為には、妥協も、他人からの供応も受けず、一人孤高といているところが小粋でせつない。
だから独身を続けなければならないわけだが、その道を隠居した自分の父親が理解してくれているのが嬉しい。
親子の会話が生きている。

最後に、南町同心から、北町奉行所・与力筆頭に出世する所があり得ないが凄い。

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