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新選組と女たちの小説
- 2006/01/27(金) 07:54:30

江宮隆之著「女たちの新選組」を読む。
サブタイトルが”花期花会”とあるように、本の表紙絵も、またその内容も、新選組と出逢いをした女たち、或いは新選組の隊士たちが出合った女たちとのお話であった。
でも。”一期一会”を”花期花会”と読み替えるなんて、キザですなあ、私に言わせると。
藤の章(お琴と歳三)
凌霄花の章(お梅と芹沢)
芍薬の章(あぐりと愛次郎)
花菖蒲の章(ツネと近藤)
侘助の章(明里と山南)
萩の章(壬生心中)
白梅の章(総司の恋)
忍冬の章(歳三最期)
以上の八つの章に分かれ、それぞれがその章にふさわしい花の名前で区切られている。
現代では、「凌霄花」(りょうしょうか)「芍薬」(しゃくやく)「侘助」(わびすけ)「忍冬」(すいかずら)など読むことも、花の姿すら頭に出てこない時代だから、ちょっとキザと言えばキザな名付けではありますね。
キザについでに、「凌霄花」(りょうしょうか)はノウゼンカズラでありますし、「芍薬」(しゃくやく)は「立てば芍薬、座れば牡丹・・・」と謂われほど豪華な華であります。「侘助」(わびすけ)が椿の花の一首で、その名の通り茶人に好まれ、茶室にひっそり飾られるのもこれです。「忍冬」(すいかずら)なども見ることがありませんが、野草です。これと芍薬は漢方薬にも用いられ、故に芍薬には薬の文字が入るのでしょう。
脇にそれましたが、よくよく考えても、新選組というものは、文久二年(1862年)の浪士組の募集から明治二年(1869年)函館戦争で土方歳三が討ち死にするまでの、長く数えて7年間の存在であります。
それなのに後世まで良くも悪くも語り継がれ、また沢山の作品になっているのは驚くばかりです。
この作家さんはよく知りませんが、まあ努力に人でしょうね。
ちょっと凝り性?
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