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押川國秋さんという作家の素晴らしさ「十手人」

  • 2005/12/02(金) 08:03:57

jingo01.jpg

<表紙絵の写真が、東照宮にあるその甚五郎の作品で残っている彫刻の一部だそうだ>
赤瀬川隼という作家の名前が、素敵とは思ったが、何となく面倒くさい本だった。
左甚五郎と呼ばれた名人の話。
jittenin01.jpg

<小村雪岱の風俗絵の人物が表紙絵になっている>
押川國秋さんという作家を知らなかった。昭和十年のお生まれと言うことは、七十代そこそこになられる方だ。シナリオ作家だそうで、そのシリーズは、みんな有名なものだった。
この作品はとてもよく読めた。

内容がちょっと陰惨で、主人公“源七”の生い立ちや、その生みの母の生き様の凄まじさなど、全体に暗いテーマではあるが、この主人公の廻りにいる人物達や、好きあうことになるお菊さんの魂の美しさ、彼を支えて、目立たず励まし生かしていく定廻り同心“佐々木弦一郎”。これらの人間像が凄くよく書かれているし、心根が優しいので、作品自体が豊かな気持ち、ほのかな気持ちにさせられる。

温泉の露天風呂に浸かって、まるまる二時間で、三分の二を読んでしまった。幸福感を心身共に感じた、楽しいひとときだった。

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