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妙に柔らかで、落ち着きのある剣豪小説?

  • 2006/08/14(月) 06:35:52

<小野利明さんの装画は、本のタイトルとは異なるイメージの晴れ晴れとして、のどやかなた風景が綺麗な表紙に描かれています。>
20060813064344.jpg

風野真知雄著「刺客が来る道」。
善良な下級武士が、とんでもない巻き添えから、藩を追放され、後には刺客が来るような憂き目にあうことになるお話。
無能力な藩主の些細な事への憤りを、とばっちりとして受けることになる主人公は、剣の達人でもあるが、植物の栽培の名人でもあった。

脱藩後も万年青(オモト)の栽培や、作物作りで生活の糧を得る武士としては最低のところで波源で生きている。
その安穏とした平穏な生活に、怒れる藩主からの刺客が来る。

彼の生活を取り巻く、寺の坊主や、村の人々、そして江戸の商人。小さなエピソードの積み重ねに、穏やかな時に流れが感じられ、本のタイトルのような緊迫感は薄れてくる。
武士の矜持を捨てる事が出来ない妻の、二人の子育てにも生活感が感じられて、読後感の良い小説だった。

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