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装幀と内容が手に取るように美しい本

  • 2006/10/19(木) 12:32:29

<ほの暗い水の上を行く川船、涼しげで何処か寂しい>
20061018092111.jpg

もしもタイムマシーンがあって、どの時代の何処に行きたいかと問われれば、即座に答えられる場所が大川です。
江戸の町を見ながら、ゆったりと川船に乗って墨田の堤の桜などを愛でながら・・・
紙と木と土で出来た質素な町並み。高い建物も余り無く、遠く見渡せる町並みには江戸城が望め、その遙か遠くには富士山が遠望できる。
水の上の春風は涼しく冷たく、のどやかで世間の憂さも忘れてしまう。情緒ある風景を思い浮かべてしまう。

柏田道夫著「水に映る」。
そんな江戸の川をテーマにした逸品。実に繊細な内容の六編の短編からなる“江戸水景夜話”。まさにこの副題の“江戸水景夜話”がぴったりの本です。

夜鷹船あわせ黒子
楓川人がた流し
面影橋ほたる舞い
雀色時うろうろ舟
相生橋しぐれ雪
大つごもり雪花火


六編の短編で構成され、本の帯には書かれている詞では、
「夜鷹、少年船頭、船宿の下女・・・
 涙もため息もこの川は慈しんでくれる。」

内容はちょっぴり寂しいものもありますが、庶民の市井の生き様が書かれていて興味深いです。
二編目までがほぼ本の半分になりますので、三編目からは一気に読めました。
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