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香具師の世界にちょっと興味を引かれる本

  • 2006/10/22(日) 08:00:49

<蓬田やすひろ様による可愛い主人公お駒の決めポーズ>
20061022071708.jpg

書名は「疾風独楽(はやてごま)」、副題がつむじ風お駒事件帖。作者は、柏田道夫さん。先日の19日のブログ「水に映る」と同じ作家さんです。
一冊の長編なのですが、下記の十章に別れています。

第一章 両国広小路軽業猫舞
第二章 源水横丁御用提燈
第三章 浅草奥山恋模様
第四章 両国橋掏摸無残
第五章 深川掘割貝独楽勝負
第六章 本所樽屋盗人宿
第七章 佐賀町河岸宿命剣
第八章 神田祭夢曳山
第九章 紀伊國屋文左座敷牢
第十章 倒壊永代橋独楽極意


主人公が独楽廻しをしてみせる芸人で、十五歳の小娘お駒。じつに勝ち気で可愛い女の子。このお駒が母親の形見の根付けにまつわることから事件に巻き込まれるという展開です。

時代小説には、「物書同心居眠り紋蔵」「御宿かわせみ」「慶次郎縁側日記」などNHKのTVドラマに向くものと、本格的に映画にして見たらいいなというものとがありますが、この作品は活劇として映画にしてみたらいい作品であります。香具師の生活と、見せ物、浅草奥山の大道芸人さんの見せる多才な芸、江戸の風景、庶民の暮らし、夜盗団の仲間割れろ、復習、「大岡越前守」の采配や、「ぶんざ」こと「紀伊國屋文左衛門」の暗躍。どれをとっても絵になるシーンが頭に浮かびます。最後の永代橋が崩れるシーンは、ちょっとしたスペクタクル。
主人公お駒の生みの親と、継母の深い愛。なさぬ仲の義妹との兄弟愛。名人独楽廻しの父親との強い絆と愛情、それに何故か反発する幼い娘心。

誰か映画にして下さい。でも名人芸を見せてくれる人が今ではいないかな?
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