スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

諸田玲子さんの「鷹姫さま」って、私の好きな女性だ。

  • 2006/11/26(日) 09:48:52

<苦悩に満ちた主(あるじ)殿を、いつも陰から支え、見守るお鳥見女房が描かれている>
20061125215030.jpg

本の帯に全てが書かれているような気もするが、

妻としか分かち合えない苦しみと痛みがある・・・。
将軍家の鷹狩りを司り、裏で諸藩の不穏な動きを探るお鳥見役。二年余も家をあける過酷な努めは夫の心に暗い影を残した。長男に持ち上がった縁談、ままならぬ次女の恋模様、父の知られざる過去・・・・。
妻として母として女として珠世の気苦労は深く重い。


「お鳥見女房」シリーズが何作あるのかは知らないけれど、私は三作を読んだ。

「お鳥見女房」
「螢の行方」お鳥見女房
「鷹姫さま」お鳥見女房


諸田玲子さんの作品は全部で二十三作を読了したけれど、やはり女性の作家さんは読みやすい。心優しい表現が多く、小難しいところもなく、普段着でゆったり読める物が多かった。

「お鳥見女房」の主人公は、心優しいえくぼの可愛い武士の妻で、実に忍耐強く、寛容で、義侠心が強く、面倒見が良く、心映えの美しい女性です。題名通りこの女性を中心に、物語は展開をするのだけれど、この女性の存在だけで、充分にこの小説の価値がある。
“お鳥見役“という将軍様の鷹狩りのお手伝い役、でもこれは謂わば仮の姿で、お庭番の様な陰のお勤めがあるらしい。命を賭けたその任務に無事に帰れば良し、骸となって帰ってくる人々もいる。そのような過酷な任務に服する夫を影ながら支え、家庭そのものを守っていくその妻はやはり大変なことだろう。

今回はこの家の長男に恋慕し、結婚を望む女性が出てくる。その題名に通り、その女性は“鷹姫さま”と呼ばれる家格の違う家のお姫様。我が儘で、気位が高く、気が強く、鷹をこよなく愛し、まるでその鷹そのものの様な女性です。
この女性との結末がどうなるのか、また妹の恋の行方は・・・・
やきもきする母親の心情が、実に爽やかな、思いやりある語り口で語られていく。
スポンサーサイト

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。