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あんまり“おどろおどろしい”表題もどうかとは思うけれど

  • 2007/01/04(木) 11:36:09

<余り意味は分からないが雰囲気のある不気味な表紙>
20070104113402.jpg

時代小説のテーマで、一番多い作品はなんだろうと考えることがある。
正確に調べたわけではないけれど、自分で読んだだけのものから

“忠臣蔵”の名がつくもの・・・18冊
“赤穂浪士”の名がつくもの・・・2冊
“大石内蔵助”の名がつくもの・・・2冊
“堀部安兵衛”の名がつくもの・・・2冊
“その他の義士や赤穂”の名がつくもの・・・3冊


“新選組”の名がつくもの・・・16冊
“新撰組”の名がつくもの・・・6冊
“近藤勇”の名がつくもの・・・3冊
“土方歳三”の名がつくもの・・・12冊
“沖田総司”の名がつくもの・・・9冊
“芹沢鴨”の名がつくもの・・・3冊
“その他の隊士”の名がつくもの・・・3冊


上記の数字で行くと、「忠臣蔵もの」29冊、「新選組もの」52冊
やはり新選組は人気がある小説なのだろうし、作家さんも書きやすいテーマなのでしょう。幕末に近く、時代考証、或いは近年まで生きておられた生き証人などと、書くことに真実性を帯びた資料が現存することもあってだろうか?

岳真也著『沖田総司血よ、花と舞え』。
タイトルの割には血生臭いものではないが、元々新選組の存在そのものが“血の粛清”をしてきた団体だから、こちらも覚悟をして読んでいる。
新選組の中では語られることの多い存在で、腺病質な体質で、夢想家でいかにも若い女性の憧れる人の様である。今ではどうか知らないが、私が若い頃は墓に線香を手向ける女性が絶えないと言われた人だ。
しかしどんなに美化しても、沢山の人を殺めてきた殺人者であり、自分たちの主義の為にだけ生きてきた人だ。時代がそうしてしまったのか、周りの環境がそうしてしまったのか、可哀想に思えることがある。

小説家は実に見事に書いている。見てもいないことを見てきたかの様に、彼は本当にこの場所で、この台詞を言い、そしてこのように立ちすくんだのだ。
小説を読む楽しみは、確かにこの小説家のウソを体現して、自分をその空間に息吹かせることなのだな。
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