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とっさには意味が思いつけない『にわか大根』

  • 2007/03/09(金) 21:00:11

<浮世絵仕立ての表紙絵。振り向く同心がにやりと笑っているような・・・>
20070309203739.jpg

近藤史恵著『にわか大根』。
この洒落た名前にはすぐには意味がつかめませんでした。
帯に書かれた

女心にうとくても、操作の腕は天下一品
もつれた事件の謎を解く、
玉島千陰の名推理が冴え渡る!


この名前「玉島千陰」って、てっきり女性かと思いましたよ。しかも花魁か何か・・・
この表紙絵を見る限り逆でした。後ろで含み笑いをした同心の方の名前が「玉島千陰」だった。
確かに“女心にうとい”って書いてありました。

吉原雀
にわか大根
片陰


以上の三編が収められている。

どんな作家さんなのか知らないで初めて読みました。
時代劇ミステリーで、捕物帳ものでは推理が効いていて、しかも登場人物の設定も素晴らしく面白かった。
そして肝心なことは読みやすく、読後感が良いという本でした。

作家さんが男性なのか、女性なのか解りませんが、着物の着こなしの表現がもうちょっと上手だと良かったですね。
ちょっとこんなところがありましたよ。

紫の帽子、茶の粗い格子の着物に、葡萄色(えびいろ)の羽織などを合わせて、相変わらず粋な着こなしである。


全然違う作家さんの本の中での表現を、借りてみてみますと、

『裾模様のある路考茶色の小袖に黒繻子の帯をしめ、髪を島田に結って高下駄を履いたお袖は、小股の切れ上がった別嬪である』


「鹿子絞りの手絡をかけた三つ輪髷、野草散らしの単衣に、菊唐草の帯を締めている」


もしかして、後者の二つは具体的にはその姿の想像が出来ないかも知れない。今の人は着物の事は解らない世代ですから・・・。
でも、想像力を働かせれば、より艶やかな姿が脳裏に浮かぶのは、後者の二つではないだろうかね。

それから言葉がね、ちょっと可笑しいね。身分制度の厳しい時代に、武家と町民が対等に話すのも不自然だし、吉原の花魁がいくら他所から来た人とはいえ、普通の平易な言葉でお話はしないでしょう。
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