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“時代小説”とは呼べないかも知れないけれど・・・その2

  • 2007/03/13(火) 07:43:12

風野真知雄著、『「元禄』を見てきた』は、小説と言うよりも時代考証みたいな資料が多いことを前日に書いた。その中で、興味を覚えた二つの事柄について・・・

「初物食い」について書かれている。この「初物食い」については、江戸の人々が大変に熱心であったと書かれ、売買時期までが規制されていたという。初物を法外な値段で商うことを禁じているようである。

それは、寛文の世(1661~1673)に出された法律で37の食品に対して売買時期が決められたものだという。
(中略
 さて、その商品だが……。
まず魚介類や鳥類では、鱒、帖、鰹、なまこ、鮭、あんこう、生鱈、まて、白魚、あいくろ、のとしき、雁、鴨、きじ、つぐみ……の以上15種類。
野菜類になると、生椎茸、土筆(つくし)、ぼうふ、生わらび、たで、葉生姜、ねいも、たけのこ、さけ、めうど、茗荷、松茸、なすび、白瓜、びわ、まくわ瓜、りんご、梨、ぶどう、御所柿、九年母(くねんぼ)、みかん……と22種類にも及んでいる。


現在ではなんでしょうか、これ?という物も含まれている。

あいくろ
 どうも鳥らしい。「H.Hiraizumi's Birding Page」の野鳥辞典、“あ”の項目に「あいくろ」がある。
のとしきは、不明
ぼうふ
砂浜に自生する薬草「ハマボウフウ」だろう。佃煮や天ぷらにして食べる。
くねんぼ【九年母】
 ミカン科の常緑低木。葉は大形で楕円形。初夏、香りの高い白い花をつけ、秋、黄橙色の甘い実を結ぶ。果皮は厚く、種子が多い。インドシナの原産。香橘(こうきつ)。

今ひとつは、遊女の数であります。詳細が書かれてあるので・・・

元禄時代吉原の遊女は、太夫、格子、散茶、梅茶、局の五階級にわかれている。
吉原にはおよそ二千人の遊女がいるが、大夫を名乗るのはたった4人しかいない。美貌ばかりか、品格、教養にも優れていなければ、大夫を名乗ることはできないのだ。
(中略)
ちなみにそのほかの階級だが、格子が86人、散茶501人、梅茶280人、局女郎はさらに三つの階級にわかれ、五寸局438人、三寸局63人、並局500人となっていた。


合計で1872人。
江戸時代の成人男子の数が判らないから、この数がどれほどのものなのか理解しがたい。とにかくこれだけの遊女さんたちが勢揃いしたら凄いことだろうなと感心する。
これら遊女以外にも、遊女見習いの禿(かむろ)や、遣り手婆(ばば)のような女性がいることだから、二千人という数はうなずける。

かむろ【禿】
江戸時代、上級の遊女に仕えて見習いをした、6、7歳から13、4歳くらいまでの少女。かぶろ。
やりて【遣り手】
 遊郭で客と遊女との取り持ちや、遊女の監督をする年配の女。花車(かしゃ)。香車(きょうしゃ)。やり。遣り手婆(ばば)。
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