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“人情世話物”は、やはり読み物としては落ち着くね

  • 2007/05/01(火) 07:36:50

<橋の上、傘をさしかけ顔の見えぬ女に追いすがる男。蓬田やすひろ画伯は良いね>
20070501071837.jpg

蓬田やすひろ作品は、私のブログだけでも21作も紹介している。私個人のリストだけでも140作品以上、表紙絵が蓬田やすひろさんの絵で飾られている。
となると、絵柄の似たものが出てくるの面白い。
4月26日の北原亜以子著『恋忘れ草』は、男が女を傘をさしかけながら追っていく絵だし、昨年の9月29日、やはり北原亜以子著、「慶次郎縁側日記」シリーズ『やさしい男』では、同じような木橋の上での男女が描かれている。こちらはちょっと諍いをしているようだが・・・

宇江佐真理著『おちゃっぴい』、副題が「江戸前浮世気質」。このタイトルを見れば、当然読んではまるのも無理はない。
一番好きな作家はと聞かれると(誰からも聞かれたことはないが)、一も二もなく、宇江佐真理さんと答えるだろうほどに大好きな作家さんなので、話が面白くなかろうはずがない。

町入能(まちいりのう)
おちゃっぴい
れていても
概ね、よい女房
驚きの、また喜びの
あんちゃん


以上の六編だが、実によい出来で素晴らしい。上から三編はその小題の解説をちょっとしておこう・・・

町入能(まちいりのう)
江戸時代、将軍宣下・婚礼・誕生などの重大な祝い事の際の式能に、江戸の町人の陪観を許したもの。江戸城本丸大書院の南庭で、式能の1日目に二交代で五千余人に見せた。

おちゃっぴい
[名・形動]
1 女の子が、おしゃべりで、出しゃばりなさま。また、そういう少女。「―な小娘」
2 《「おちゃひき」の音変化》働いても金にならず、割の合わないこと。
意味は知っているが、使ったことのない言葉で、こんな女の子にもあまり出合わなかったな。

れていても
主人公、菊次郎のオヤジは中風を患って寝たっきりである。このオヤジの呂律が怪しくて「寝ていても・・・」が「れていても・・・」になるんだなと、勝手に話を先読みしていたら違った。
川柳らしく、「れていても れぬふりして られたがり」
頭に「ほ」の字を入れて、「惚れていても 惚れぬ振りして 惚られたがり」となるらしい。


久々の本日の覚え書き
足下(そっか)と貴殿について
足下は、武家社会で目上の者が目下に呼び掛ける言葉。
字面から受ける感じと違って、へりくだった言い方で遣われる。

貴殿は、同じ意味であるが、逆に字面は相手を敬って、畏まっているがいるがさほど崇めていない場合が多い。
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