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久々の選集ものは、さすがに選ばれてるだけある。

  • 2007/06/04(月) 20:13:02

<この表紙絵を見ただけで、これはと感じる人はいい人だ>
20070603201638.jpg

『時代小説・十二人のヒーロー』、これは「時代小説の楽しみ」という全十二巻の選集の、そのまた別巻になる。
これらの本の編者は、歴史・時代小説評論の大家縄田一男さん。このお方は他にも、「時代小説の女たち」「時代小説アンソロジー」「極め付き時代小説選」「恐怖小説コレクション」「新選組興亡録」等々、沢山のアンソロジーや「時代小説の読みどころ」等評論をお出しになっている。
私の様にただ読んで、勝手に稚拙な駄文を書いているものとはワケが違うな。

「時代小説の楽しみ」全十二巻の内訳は、

一、秘剣、豪剣、魔剣
二、闇に生きる
三、関八州の旅がらす
四、八百八町捕物控
五、江戸市井図絵
六、大江戸指名手配
七、剣に生き、剣に死す
八、戦国英雄伝
九、維新の群像
十、仇討騒動異聞
十一、魔界への招待
十二、波濤風雲録

そしてこの別巻『時代小説・十二人のヒーロー』の中味は、

半七(半七捕物帳・お文の魂)岡本綺堂
むっつり右門(右門捕物帖・南蛮幽霊)佐々木味津三
銭形平次(銭形平次捕物控・金色の処女)野村胡堂
人形左七(人形左七捕物帳・羽子板娘)横溝正史
若さま侍(若さま侍捕物手帖・舞扇の謎)城昌幸
机竜之助(大菩薩峠)中里介山
丹下左膳(新版大岡政談)林不忘
森尾重四郎(砂絵呪縛)土師清二
眠狂四郎(悪女仇討)柴田練三郎
鞍馬天狗(鬼面の老女)大佛次郎
早乙女主水之介(旗本退屈男)佐々木味津三
民谷伊右衛門(新釈四谷怪談)直木三十五


十二人出てくる全てが、小説の中だけでなく映画館でお馴染みの時代劇スターなのです。
こうして見ると、「むっつり右門」と「鞍馬天狗」は、アラカンこと嵐寛寿郎の当たり役でしたね。
大川橋蔵の「銭形平次」も、市川右太衛門の「旗本退屈男」も市川雷蔵の「眠狂四郎」も全部全部亡くなってしまった方々です。
実に綺麗な良い役者さん達でした。

ところで本の方は、三分に二くらいは縄田一男さんの評論が入っているので、飛ばして本文だけ読みました。量的には四百頁を超える厚い本ですが、中味はそれほどではありません。
しかも中には、冒頭部分の書き出しの良いところで中断し、「あとは文庫本でも探してご覧になって下さい」とうっちゃられる。
残りを読みたくなるのは人情です。

青春時代をこれら映画などで、血湧き肉躍った人々にはまさに傑作選です。
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