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やはり泣ける人情ものには、心が救われる。

  • 2007/07/21(土) 07:32:11

<安里英晴さんの優しげな、柔らかい絵柄が、この本の一番良いシーンを彷彿させている>
20070720073323.jpg

宇江佐真理さんの新作『恋いちもんめ』。
何が良いのだろうか?と感激しながら考えてみた。
何とも言えない暖かみで包んでくれる、心に優しい本でありました。全くの市井小説で、偉い人も、英雄も、金持ちも、刀を持った武士すらも出てこない。とにかく名を残す人が一人も出ない一般人だけが主人公の小説です。

江戸・両国広小路―――。
年頃を迎えた水茶屋「明石屋」の娘・お初の前に、何の前触れもなく現れた若い男。
彼女の見合相手と身を明かす青物屋「八百清」の跡取り息子・栄蔵に、
お初が淡い恋心を抱き始めた矢先、事件は起こった・・・・。

運命のいたずらに翻弄される二人。
純愛の行き着く先は?
感涙止まらぬ、傑作人情譚!

この手の小説が好きですね、私は。
年を取るとよく泣けてくる。
この本の帯に書かれたように“感涙止まらぬ”まま読み進んでいった。
人の人情や、心の襞と言ったようなものは、よくよく観察していなければ書けないだろうし、書く作家さんに温かい心がないと、それらを優しく見守ることが出来ない。

宇江佐真理さんの作品をこれで三十冊読んだことになるが、常々、このお方のお書きになる本の優しさと粋乙な世界観に感心させられています。
下町や、本当に人間らしく暮らす暮らし方について、一番理解ある作家さんで、心温まる。
血生臭さや殺伐とした時代劇とは、隔絶している。
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