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「遠国御用」を言いつけてくれる人がいませんかね?

  • 2007/08/31(金) 17:21:52

<田淵俊夫さんの装画でありますが、とても重厚で雰囲気あります>
20070830102253.jpg

表紙絵がとても気に入っています。広々とした畑の向こうに家屋敷がぼんやりと見えます。この本の内容に、雰囲気が良く醸し出されています。つい先日終わった皆既月食のような月が、赤い幻想的な文字と相まってとても素晴らしい。

大久保智弘著『遠国御用・幻の城』
遠国御用(おんごくごよう)とは、徳川幕府における隠密“御庭番”の遠方出張調査を言います。“御庭番”は江戸時代の八代将軍吉宗が新設した江戸幕府の役職で、将軍から直接の命令を受けて隠密に情報収集を行う将軍直属の間諜(スパイ)です。

弓月藩剣術指南役・鵜飼兵間。御前試合で藩主の不興を買い、離縁、そして脱藩。
公儀御庭番宰領という闇の世界に身を投じた男が、十五年という歳月を経て知った藩の秘密とは。妻の真実とは・・・・!?
これぞ渾身の時代小説!!


凄い帯の文句ではありますが、概ねこの通り面白い小説です。表現に若干のくどさと、テンポの悪さは感じますが、ストーリーや登場人物の人柄の良さ、好印象の人々が多くとても良く書かれています。と言うのも主人公そのものには、冒頭の御前試合で受けた傷が、蛞蝓(なめくじ)のように顔面に残されていて、人々には悪印象ばかりを与える人物なのです。
ラストまで気を抜けずに一気に読み終える筆力のある作家です。
講談社の時代小説大賞を、第5回(1994年)「わが胸は蒼茫たり」で受賞されているようです。それに「吉原宵心中」「水妖伝」などと 御庭番宰領シリーズみたいなものもあるので、また探して読んでみましょう。
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