スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

またまた、タイトルが判りにくい本

  • 2007/09/07(金) 19:13:19

<この表紙を見ると、武士は本を読むときも刀を差しているのか?>
20070906191655.jpg

出久根達郎著『虫姫』「御書物同心日記」シリーズであります。このシリ-ズはつい先日読んだ『秘画』の続きであります。前にも増して面白かった。

この本の最初の一ページは十五分も眺めることになった。
それは良く出てくる“若党”という小者の役目である。登城する武士に付き添って、弁当や鋏み箱など持ってついて行く役目のものだが、この本では必ずこの者(名前・柴平)が出てくる。
出てくるのは良いのだが、

「おや。お安くありませんね」柴平が振り返って、意味ありげな目つきをした。


とあるのですが、彼らは付き従って歩いているのではなく、先を歩いているのだろうか?映画などでは後ろからついて行くシーンもある。
これは気になる表現なのだが、本当はどうだか判らない。

また彼らは主人が登城した後、供部屋などで何をして待機をしたのか?それともいちいち送り届けた後は、いったん主家へ帰るのだろうか?
主人が宿直(とのい)の時はどのようにするのか?
こういった事細かい事が、勉強不足で知らないので気になった。

第一話 一髪
第二話 探書
第三話 曲竹
第四話 不浄
第五話 虫姫
第六話 鷽替
第七話 須崎


肝心の本はこの『虫姫』と名付けられた虫好きの女の子のことはちょっとしか書かれていません。
ただ前回の本と内容を著しく事にするのは、ちょっとした恋愛話が賑わす事になり、お堅い役人の話から色気ある話になっている。

<中一弥さんの挿絵画を観て欲しい>20070906193949.jpg

さすが達人・中一弥さんの挿絵画は、とても豊かな表情が生き生きして時代劇に暖かさを吹き込んでいる。
このシーンは“第六話 鷽替”の中の将棋を指す場面です。養子である主人公が養父と仲良く将棋を指します。五分五分の試合に見せて、最後には養父に負けてやらねばならない愉快な話です。
鶯が飛んできて初音を聞かせる事で、ともに仲良く将棋を中断するのですが、その庭の鶯の飛んでくる梅の木まで障子に映っています。
細やかな気配りと、暖かな春の日差しが心和ませるシーンでしょう。
スポンサーサイト

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。