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破ってみたい“若い女との約束”と“御金蔵”

  • 2007/10/09(火) 21:06:04

<少しコミカルなタッチで、盗みを働く二人の男とシャチホコは書かれた表紙絵>
20071009203344.jpg

黒崎裕一郎著『江戸城御金蔵破り』
とにかく面白い、愉快な小説でした。なにぶん作家さんが上手です。
黒崎裕一郎さんはテレビ作家としても大ベテランで、『必殺仕掛人』シリーズ、『木枯らし紋次郎』『銭形平次』等を書かれた作家さんです。
面白いものを書くのは、得意中の得意なのでしょう。
主人公の江戸城の御金蔵に忍び込む男が素晴らしい。何の取り柄もない算学者であり、御家人株を買って下級武士になった男なのだが、徳川幕府への反感から、江戸城を盗むという気合いで御金蔵より四千両もの大金を泥棒するのです。

この主人公に絡んで出てくるのが、幕末の志士と呼ばれた坂本龍馬や、武市半平太、そして桂小五郎らです。
そもそも坂本龍馬がそそのかし、武市半平太が脇から支援するのですからお話が壮大無辺です。これら盗まれた金の一部が土佐勤王党が生まれる資金となるのです。
ただ・・・・最後がね??
最後の半ページがお約束の・・・・??

ここでも“人斬り”と呼ばれた岡田以蔵は、武市半平太の忠実な番犬として書かれていますが、彼が哀れであります。
歴史の中でも武市半平太の評価が低く、嫌われている所以でしょうね。この本でも冷徹な、しかも男の本質をなくした男として見られているようです。

「“若い女との約束”が何かって?」聞かれても、そんなものはありません。そんな小粋な事でもあると良いなと願望してますが、約束でもされたら決して破れないでしょう。

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