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時代小説に出てくる大切なもの

  • 2007/06/24(日) 21:07:44

時代小説ばかりを読んでいるからといって、古めかしい物、或いは骨董が好きな人ばかりでもないだろう。私も骨董そのものはは好きではない。
でも何故か「開運、なんでも鑑定団」と言う番組だけはよく見る。録画しても見ることが多い。
理由は当県の柴田光男様が時折お出になるからである。近頃はご子息が出られることが多い。

時代小説に出てくる大切な物の一つに、刀・刀剣がある。書かれていることが分からないほどに、これはかなり専門的な知識が必要である。
「鯉口を切る」「はばき」「中心(なかご)を改める」「鎬(しのぎ)を削る」などなどざっと普段の会話としてこんな言葉が出てくる。
<刀剣柴田のHPから勝手に借りてきたお写真>
touken01.jpg

また、時代小説の文章の中では、より専門的に下記のように書かれていたりして、

『鎬造り、刃長 2尺3寸8分、反り 5分3厘、元巾 1寸1分1厘 、先巾 9分8厘、重ね 2分4厘、身巾広く、重ねつき、元先の巾差さほど変わらず大切先、反りやや浅めに表裏棒樋を掻き通し、実に迫力のある雄渾な姿。地鉄、小板目がよく錬れてつみ、地沸ついて、地景が入り、強めの鉄となる。刃文、沸出来の互ノ目乱れ、大小・高低をつけて並び、足入り、砂流しさかんにかかって、覇気がある。帽子、丁子を交えて乱れ込み、刷けごころに砂流しが幾重もかかり、先き尖り風に乱れて返る。』


・・・なんのこっちゃ!と言うような気分にさせられる事が往々にしてある。

<とても大事に参考書として使っている本>
20070620193451.jpg

そこで、この柴田先生の数冊の御著書『柴田光男の刀剣ハンドブック 』が役に立ってくる。
刀を持つ時代に生まれていないので、仕方ないじゃないかと言い訳をしつつ御著書のカンニングとなる。にわか仕込みの勉強ではあるが、本を読む上に於いては最上の辞書といえます。

鑑定団を見ていると、柴田先生は、実に様の良い上品な物腰で、いとも容易くなかごを抜き、流れるような自然な姿で鑑賞・鑑定をなされる。
これが堪らない。
柴田先生のお言葉はあくまで優しく丁寧で、謙らず、気高くのたまう。
「お腰のもの」あるいは「お刀」という表現が、本来、殺人道具・武器であるべき殺伐としたものを、上品な芸術の域にまで高めてしまう魔力を感じさせてしまう。

時代小説に中では、「武士の魂」であり、身を守るか、人を切り捨てるかは別として、本来「武器」なのではある。
決して鑑賞するような芸術品ではほとんどない。
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