スポンサーサイト

  • --/--/--(--) --:--:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

おどろおどろしていない陰陽師

  • 2007/11/16(金) 08:01:08

<何がなにやら解らない村上豊さんの表紙絵>
20071116074029.jpg

澤田ふじ子著『大盗の夜』副題が「土御門家・陰陽事件簿」。
多作な澤田ふじ子さんの数あるシリーズ物の中の一つでありましょう。
安倍晴明と家祖とする陰陽師土御門家に振頭(ふれがしら)として、活躍する若き笠松平九郎が主人公であります。
振頭(ふれがしら)とは、土御門家が陰陽師として生業をたてる易者、人相見などの占い師たちを統括する役目であります。

この平九郎は若いが陰陽師としても力量が高く、剣の達人でもあります。とても人品が気高く、おおらかで心優しく素敵な若者であり、登場人物の皆々様が好ましい読み物です。

闇の猿
夜叉堂の女
鬼火
鵜塚
大盗の夜
縞揃女油地獄
朧夜の橋


以上の七編の短編でありますが、最初の「闇の猿」の冒頭から、登場人物の関西弁での掛け合いが面白い。この著者のどの本でも共通するのだけれど、会話の掛け合いというものが必ずあって、この掛け合いというものがないと会話そのものが成り立たないと近年理解出来るようになった。

本題の「大盗の夜」の意味は、“大盗賊”という言葉はあるが、これが一人の人物であるが故に、“賊”が抜けているようだ。これも愉快でした。
スポンサーサイト

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。