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本当に中毒になる“澤田ふじ子”節・・・その②

  • 2007/11/22(木) 12:52:58

家の前庭に「柊(ひいらぎ)」の木が植えてある。かなり老木にはなっているが、未だ元気で葉が茂っている。魔除けだとか何だとかいう理由で、流してきた植木屋さんの流暢な説明に促されて植栽して貰った。今まで何も災いがないのだから魔除けが効いているのだろう。ただちょっと葉っぱに棘があって、さわると痛いのが困る。
この柊が何故ヒイラギなのかという疑問は、調べてみて判った。
『季節の花 300』という心優しい方のサイトを参照させていただくと、
葉は固くてギザギザ(さわると痛い)。さわると「ひいらぐ(疼く。ひりひり痛む)」ことから、「ひいらぎぎ(疼木)」となり、次第に「ひいらぎ」になった。
そこで本題だが、この本を読んでいると、この年になってもまだ解らない言葉が出てくる。常々勉強をしていると思っていることは確かだが、作家さんは私以上に猛勉強をされているのだと思う。ほとほと感心してしまうし、またそれらを調べたり、覚えたりするのが、本読みの楽しみの大事な要素なのだ。

【有縁(うえん)の寺】宗旨が同じという意味。
【西石垣(さいせき)】鴨川筋の新堤築造が行われた際に、石垣で築いた堤。
【鴨東(おうとう)】鴨川の東の地区。
【雑色(ぞうしき)】戦国末期から江戸時代にかけて、京都所司代の下で京都の行政・裁判・警察を助けた町役人。
【矢筈(やはず)】竹や棒の先が二股になった、掛け物を掛ける道具。
【叺(かます)】わらむしろを二つ折りにし、縁を縫いとじた袋。穀類・塩・石炭・肥料などの貯蔵・運搬に用いる。
【沛然(はいぜん)】雨が勢いよく降るさま。
【襤褸(らんる)】着古して破れた衣服。また、つぎだらけの衣服。
【膾(なます】古くは、魚・貝・獣などの生肉を細かく刻んだもの。のちに、魚・貝や野菜などを刻んで生のまま調味酢であえた料理をさす。
【羮(あつもの)】野菜や魚肉などを入れて作った熱い吸い物。
【晦渋(かいじゅう)】言葉や文章がむずかしく意味がわかりにくいこと。


難しい漢字や、言葉を使うことは、文章表現として重みも出てきますし、また全体の格調・ムードを盛り上げる効果が大であります。上記の雑色、矢筈などには別の意味もありますが、この本の中ではこのような意味合いで使われていると思います。
膾、羮に関しては、『羹(あつもの)に懲(こ)りて膾(なます)を吹く』という諺もあります。
まだ他にも、時代小説によく出て来る『桂庵(けいあん)』についても、詳細なる記述があります。

桂庵(けいあん)とは、口入屋のこと。奉公口の紹介や賃貸などの世話をして周旋料をとる口入業は、当時、公認の商いであった。
これを桂庵と呼称するのは、承応年間頃、江戸京橋で医業を営んでいた大和慶庵(桂庵)という人物が、縁談の口利きをしたことに基づいた。


また、本文の中には、
“六道の衆生を教化救済(きょうかぐさい)、大悲代受苦(だいひだいじゅく)の仏として”(後略)といった、有り難いような表現まで感心させられました。

【教化救済(きょうかぐさい)】人を教え導き、また、道徳的、思想的な影響を与えて望ましい方向に進ませることや、神や仏の側からさしのべられる救い。
【大悲(だいひ)】衆生(しゅじょう)の苦しみを救う仏・菩薩(ぼさつ)の大きな慈悲。
【代受苦(だいじゅく】身代わりとなって、苦しみを受けること。


普段、仏語のようなものは、なかなか出てこない。判ってはいいるつもりでも、何となく判っているような気になっているに過ぎないものが多い。
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