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此処まで奥が深いとは思いもしなかった・・・

  • 2007/12/03(月) 21:35:18

<いかにも強そうな武士と典雅な服装の老人、表紙絵からしてこれは面白いぞ>
本sawaadajigokuno

澤田ふじ子著『地獄の始末』、副題が「真贋控帳」。
前回読んだ『霧の罠』にも、副題が「真贋控帳」となっていたので、続き物かなとは思ったのですが違っていました。話の筋も違っているし、主人公も異なるので関係ない話ではないかなとは思いましたが、根底にある“古筆見(古書図画骨董鑑定)”に関する話である点では、副題が当てはまる。

本の帯には、当たり前の紹介文が記されている。

美術品に秘められた魔性と人間の飽くなき欲望
寺社奉行の支配下にあって、古書画鑑定を家職とする古筆見がまきこまれた事件の連作集。


古筆見の大家である古筆了意は、ふとした花見の宴で浪人・岩佐惣九郎と知り合う。この浪人の気位の高い、孤高とした生き方に感嘆した古筆了意は彼をそれとなく自分の友として、そして用心棒として心を通わせ始める。

この二人と、古筆了意の門人たちによって巻き込まれる事件を、次々と片付けていく短編集であります。

第一話 雪村(せっそん)の絵
第二話 利休の判形
第三話 二天の鵙(もず)
第四話 暗がりの土地
第五話 世間の罠
第六話 地獄の始末


どれをとっても面白い。
もっとも澤田ふじ子さんの本には、膨大なる知識の大波が溢れかえっているのですが、今回はそれに加えて、古書、図画、焼き物、骨董全般の該博な知識がありとあらゆるところに書き込まれている。
参考にされている資料の数々とその読破力にも感心しながら、読ませていただいた。

今回は前回の『霧の罠』と違って、京都弁が豊富に出てくる。前回、“京都弁が出てこない、京都の小説”と書いたように、澤田ふじ子さんには珍しく京都弁が出てこなかった。
今度は舞台も京都に戻って、懐かしの京都弁で語られている。
やっぱりこの感じが、よく雰囲気が出ているし、話が面白い。

それにしても紳助とか言うお笑いタレントが司会してしゃべっている言葉は、何弁なの?京都生まれって聞くけれど、品位にかけるよ。
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